必要であることを知ってほしい!(トラフィック イーストアジア ジャパン)
野生生物取引をモニタリングする団体であるトラフィックと国際的自然保護NGOであるWWFは、
ロシア政府が報告する漁獲量より50%―90%も上回って、東アジア諸国がベニザケを輸入して
いる実態を報告書にまとめた。
日本は世界でもっともサケの輸入量の多い国であり、ベニザケの冷凍品の半分をロシアから直接輸入している。
トラフィック イーストアジア ジャパンの石原明子は「この報告書から、カムチャッカにおけるベニザケの
IUU漁業が強く示唆された。消費者は、購入時に、どこでどう獲られたものなのか確認することが
必要であることを知ってほしい」と語る。
※IUU漁業とは:ルールを破り、規制を無視し、無制限に魚を獲る違法、無報告、無規制の漁業
トラフィック イーストアジア ジャパン
魚種別に見る水産資源の現状と問題/サケ(WWF)
絶滅の危機に瀕しているベニザケ
北海道RDB 絶滅危惧種(Cr):絶滅の危機に直面している種または亜種
世界の漁業は今 井田徹治氏(共同通信社科学部)
いろいろ調べて考えました。
1.以前漁協で放流していた(試験的?)ものの子孫
×→(海からの途中に沼・湖などが無いので子孫は育たない)
2.独立行政法人水産総合研究センター さけますセンター千歳事業所から、
イレスナイ川の漁協の放流施設に送られてきたシロザケの稚魚に混ざって来た。
それが大きくなって戻ってきた。
×→(海からの途中に沼・湖などが無いので育たない)
3.美々川か安平川へ遡上するところを間違えウヨロ川へ遡上した迷い鮭
○→(サケ属の仲間の中では最も母川回帰性が強く、的確に母川を認識するが、
迷うこともあるのでしょう)
結論 迷い鮭
2007/10/14 白老町のウヨロ川へ迷い込んだベニザケの写真を撮影することが出来ました。
撮影にいたる事情はこちら
発見者から知らせていただいたものです。
降海型のベニザケは自然には日本には分布しておらず、婚姻色の自然の川などでの
写真はほとんど見当たりません。
詳しい方からの情報によりますと、この年(2007年)は、いるはずの無い、
上ノ国町天の川の支流でも確認されたとか。
自分のパソコンの中に置くだけでは何の役にも立つ事はありません。
皆さんに利用していただければ、あのベニザケにとっても良いことかもしれません。
動画も写真も無料でサーバーを使わせてもらっているので、画質が低くなっています。
デジカメで撮影した動画なので高画質とはいきませんが、必要な方は連絡をいただければ
何とか方法があるでしょう。
ウヨロ川のベニザケの記録
2007/10/15 写真1 ←クリック
写真2 シロザケより小型です。
写真
鮮やかな赤い体をくねらせ砂利を掘ろうとしています。
2007/10/20 写真 前日雨が降り増水のため良く見えませんが確かにいます。
2007/10/22 写真 やはり砂利を掘っています。
シロザケの雄がかわるがわる近づきますが無視しているように見えます。
2007/10/25 写真 相変わらず同じところにいます。
動画はこれが最後です。 ←ベニザケは孤独でした。
2007/10/26 写真 相変わらず孤独です。
発見時から10日以上経ちますが体は美しいままでした。
2007/10/27 観察のみ 所要のため家を空け観察できず。
11/06 帰宅して川へ行くが確認できず。 その後はもう見ることは出来ませんでした。
ベニザケの産卵に適した場所は分かりませんが、シロザケと同じだとすると
湧水がある川で川底が砂利で、深さは10~30㎝位のところです。
この場所が気に入ったとしても産卵は出来そうな場所ではありません。
雄もいませんし、下流に湖沼もありません。
10/14~27まで同じ場所にいました。彼女はどうなったのだろう。
死期を感じて、やむなく一匹で産卵したのだろうか?
10:00 おじさんの今日の話は何かな?
ウヨロ小屋周辺の森で、”かくれんぼ”をして遊び仲良くなりました。
裏方の仕事をしていたので写真はありません。
森の手入れ体験は、ホダ木に雑菌が入らない正しい採り方を習い
シイタケの収穫を体験しました。うまく取れたかな?
次に、節のないカラマツに育つようにと「枝打ち」を体験しました。
みんながんばりました。
ごほうびに木の実をいただきました。今年はコクワが豊作でした。
交代でツルをゆすったら、熟した甘い実がたくさん落ちてきました。
おいしかったナー
もっとたくさんなっていましたが、小鳥たちのために残しました。
お昼は持ってきたおにぎりと、収穫したシイタケとうどん入り特製ジンギスカンで
す。
煙いよネー おきになっていない木が残っていました。ゴメン!
となりの農園のおじさんからとうきびの差し入れがあり美味しくいただきました。
みんな満腹になったようでうす。
昼休みに鹿を探しに行ったけれど見つからなかった。残念でした。
午後からは、ウヨロ川でサケの遡上を観察しました。
このサケは雌だよ。しっぽで砂利を掘りくぼみを作り産卵して、また砂利をかけます。
しっぽが擦り切れ骨も見えています。一生懸命卵を産んで、それを守りながら死んだんだ。
ちょっと木登りも 彼がつけているのは「偏光サングラス」です。
イレスナイ川に上ろうとするサケに声援しました。
今日のウヨロ川はにぎやかでした。
今日は何が楽しかったかな? 何を感じたのかな?
里山や川や海のめぐみを体験した1日でした。
いつも子供たちの元気に脱帽です!
自然ウォッチングセンターの皆さんありがとうございました。
冬のデイ・キャンプは、9009年/2月22日の予定です。