福島原発事故は、「津波ではなく地震で起きた。」東京電力は、ごく早い時点で「炉心溶融」も知っていたのではないだろうか?
3月11日午後2時46分 地震発生から非常用ジーゼル発電機がダウンした、午後3時41分に何があったのか? 何らかの記録は残っているはずである。
「東京電力が、14日に福島原発からの全員退避を打診していた」との報道が、ずっと頭の中に残っていました。さらに、原子力安全・保安院が「炉心溶融を震災当日予測」していたという。小西克哉 国際教養大学客員教授は、「1号機は地震で配管が破損していたのではないか」と話しています。
地震発生の翌朝には、通常大気圧程度の格納容器の圧力が8キロにも上昇していた。
なぜか?
圧力容器内の配管が壊れ圧力容器から格納容器へ冷却材が漏れていた、(冷却材喪失)可能性がある。短時間に水が無くなったのはそのためではないか。津波で電源がなくなり崩壊熱を徐熱できなくなったとされている。しかし、直接的原因は津波による「全電源喪失」が原因ではなく、地震による損傷の可能性がある。地震直後からのデーターが全く公表されていない。
原子炉冷却材喪失事故(LOCA)とは
http://www.weblio.jp/content/LOCA
地震時レベル2PSA手法の整備(BWR)平成19年3月 独立行政法人 原子力安全基盤機構
http://www.jnes.go.jp/content/000011169.pdf
80/287 頁
圧力容器破損事象(RVR)を高圧炉心注水系(HPCF)配管の破断によるLOCA 時注水失敗(AE)及び未臨界確保失敗(C)の事象に、地震時に発生する可能性が高い電源喪失が重畳した複合事象(ABCE)と仮定した。この事故進展解析結果を図3.9-1 から図3.9-5 に示す。この事象が発生すると、高圧炉心注水系(HPCF)配管の破断によるLOCA 発生後、原子炉未臨界確保に失敗するとともに、高圧・低圧系による注水に失敗する。そのため炉心冷却手段が確保できず、約0.6 時間後に燃料落下開始、約1.8 時間後に原子炉圧力容器破損、約16.7 時間後に格納容器の過温破損に至った。
想定されるケースをシュミレーションした結果だろうと思います。
今回のケースと似ているのではないだろうか?
うがった見方をすると、「異常に巨大な天災地変」を装うことで、賠償を逃れようとしたのではないか。
東電、福島原発からの全員退避を打診 首相は拒否
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2791012/6969863
最悪の事態へ向かう直前だった 東電が14日に職員全員退避を申請
http://aggregator.jp/archives/7129
炉心溶融を震災当日予測 応急措置まで半日も
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032701000673.html
保安院 炉心溶融 震災当日に予測
http://sociologio.at.webry.info/201103/article_96.html
「福島原発事故 隠された真実を暴く!」1/2 小西克哉(国際教養大学客員教授)
http://www.youtube.com/watch?v=PqVsvaNVNYg&feature=related
「福島原発事故 隠された真実を暴く!」2/2
http://www.youtube.com/watch?v=9ECoEl-OQEg
燃料の大量溶融、東電認める 福島第一1号機 http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2011051207510.html との事です。 大量の注水は何処へいってしまったのだろう? 「圧力容器も格納容器も破損」、この先どうなるのだろう? 事故終息をめざし過酷な条件で働く人々はどうなるのだろう? 今回の事故対策に限って国が認めた250ミリシーベルトを超える人も出てくるはずだ。 交代要員はいるのだろうか? 福島第一原子力発電所事故の経緯