3日ほど前、フシコベツ川にオオハクチョウ3羽が飛来しているのを確認しました。
私が白老でオオハクチョウを見たのは、結氷する前のポロト湖(真冬はいない)、
敷生川の下流域、ヨコスト湿原(ヨコスト川)です。
何れも全面が氷で覆われる事の無い川です。
フシコベツ川では初めてです。
睡眠をとる 食事をする。
例年にない厳しい冷え込みで、越冬地としていた所が結氷したため
ここに移動してきたのではないかと想像します。
フシコベツ川はこの付近の洪水対策として掘られた人工の川です。
フシコベツ川水系河川整備基本方針(北海道)
温泉付き住宅地が沢山あり、普段は谷地水と温泉の排水が主に流れており
冬にも凍る事はありません。また普段は水が少なく湿原に近い状態です。
しかし、※今は水がたっぷりあります。
だからオオハクチョウが舞い降りる事を決めたのではないかと思われます。
オオハクチョウがいるフソコベツ川の風景
敷生川には今シーズン飛来していないそうです。
敷生川には、例年あるサケのホッチャレが晩秋から無いそうです。
「オオハクチョウもホッチャレを食べているのではないだろうか?」という人もいます。
ハクチョウの生活(NHK学校教育用)には
「ハクチョウが食べていた水草です。かり入れが終わった田んぼに落ちている
イネや小さな生き物なども食べます。」と書かれています。
この嘴ではサケの死骸を直接ついばむのは無理そうに思えます。
カモメや、バクテリアなどでバラバラに分解されたサケの死骸を食べることは不可能ではないかもしれません。
水中の餌を食べるのは得意だ。
敷生川のオオハクチョウ・カモメ・カラス 2008/12/20
敷生川のオオハクチョウ・カモメ 2008/11/22
敷生川のオオハクチョウ 氷の上は不慣れ? 滑って腰が引けています。 2005/02/22
遥々渡ってきて落ち着いたが、エサ不足や結氷など、越冬地に状況が途中で変わると
どのように対応するのだろうか?
3羽のオオハクチョウの家族は予めフシコベツ川を候補地として認識していたのだろうか?
ウヨロ川で越冬するオオワシやオジロワシは、どうなのだろうか?
ホソコベツ川には、今年ダイサギ※2羽、アオサギ1羽を見かけます。
フシコベツ川のダイサギとエゾシカ2009-02-19
※大きさがアオサギとほぼ同じに見えるのでダイサギと推定
話はかわります。
フシコベツ川はどうして水位が高いのだろうか?心当たりあるのでチョツと見てきました。
堆砂で河口が塞がり水が海へ流れていません。
河口閉塞に関ずる研究 太平洋と日本海の海浜特性と河口対策
上森千秋 (高知大学農学部農業工学教室)
洪水の時期までには除去する事が必要ではないかと思います。
除去した砂は何処へいくのでしょうか? 海砂なのでコンクリートの骨材には使用できません。
海砂の使用による鉄筋の腐食の図解。
除去した砂はこちらで「養浜」にお願いしたいのですが、
「海岸は国・フシコベツ川は北海道なので道(どお)にもなりません。」という事になるのでしょうか?
胆振海岸(北海道開発局)
浸食が進んだヨコスト海岸
こんな事は普通、どうでもよい事で、知っていても何の役にも立たない知識なのですが…
「知る楽しみ」というのもあるのです。
産業をつなぎ、知る楽しみを学ぶ新しい観光のある町(昭島まちづくり観光協会)
池田市観光協会/遊ぶ・知る(池田市内のみどころ)
NHKオンデマンド 知る楽
自分たちの「年金・医療・介護」、子供たちの近未来、不安なことばかり、小旅行にも行く気になれません。
「ぴんぴん-ころり」を願い、毎日体力の維持、健康管理、認知症予防、そして「知る楽」三昧、ある意味「豊かな生活」です。