白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ホッチャレも卵も稚魚も食べる?ウグイ(サケのその後8)

2012-02-13 09:33:14 | サケのその後

 

ウヨロ川のウグイの産卵6月)から3カ月余り、

今年生まれたウグイだろうか、ホッチヤレの周りに群がっています。

 

 

 

 

道総研を知る「サケ」によると、ウグイはサケの稚魚を食べるそうですが、

カメラを用意する前にはホッチヤレを食べているように見えました。

 

NHK自然北上川には

番組でもご紹介したように、このペアが産卵にいたるまでには、

他のライバル達との熾烈な争いがありました。

撮影を開始して10時間ほどたってようやく見ることが出来た

産卵のシーンにはスタッフ一同感激でした。

しかしこのあとウグイが卵を狙って現れ、気の毒な感じもしました。

メスがいつまでも卵を守って砂利をかけ、ウグイを追い払おうと

するようすから「生きていくこと」、「命を次の世代につなぐこと」に

かけるサケの『思い』が感じられました。

と書かれており、ウグイはサケの卵も食べることがわかった。

 

ただ、ウグイがホッチャレを直接食べているのか、

ホッチャレを食べに集まった虫を食べているのか確認が必要かもしれない。

 

 


ホッチャレも食べるカモメ(サケのその後9)

2012-02-13 09:32:10 | サケのその後

産卵の最盛期が過ぎる頃から、主に卵を食べていたカモメはホッチャレを主に食べるようになり、

ホッチャレが無くなるまで川へやって来ます。 

 2007/02/12

 

 

カモメがジャンプし潜水して何かを食べていました。

 2007/02/12

 

細かくちぎれたサケの皮のようです。

 

ホッチャレはカモメにとっても真冬の貴重な食料のようです。

今年2012年は厳冬で流れが緩やかな所は結氷したのでこんな様子は見られませんでした。

今年は本来の棲息場所である海岸付近で生活しているのだろう。 

 


ミヤマカケスもホッチャレを食べる(サケのその後10)

2012-02-13 09:30:10 | サケのその後

サケが遡上する晩秋のウヨロ川フットパスを歩いていると、ミヤマカケスにしばしば出会います。

社団法人 日本水産資源保護協会II章 サケ属魚類とは

抜粋

ワシントン州オリンピック半島ではサケの死体を食べた動物は、確認された哺乳動物20種と鳥類23種のうち、

哺乳類15 種および鳥類7 種に及ぶことが報告されている(Cederholumet al., 1989)。

これまでサケを摂餌することが確認されている主な鳥類は、ミソサザイ、ハクトウワシ、カワガラス、

カケス、カラス類の他にカモメ類があげられる。

 ブウベツ川のヨシの陰からミヤマカケスが飛立ちました。

その場所にはホッチャレが、哺乳類が水から引揚げたものを、ミヤマカケスが食べていたと思われます。

2009/11/25 ブウベツ川

 

 


河原に散乱するホッチャレ(サケのその後11)

2012-02-13 09:20:25 | サケのその後

浅い所で産卵するので、産卵を終えた死骸は、雨が降らなければ河原の水際に留まる事が多い。

 

10月を過ぎると川原にはホッチヤレが散乱します。

気温や水温が低下するので、分解されにくくなるからだろうと思われます。2009/11/23

どうも、タヌキ(やキツネ?)には食料確保のため、取りあえず河原やヨシ原に引揚げる習性があるのではないかと思われる。

2011/12/09

河畔林に置いてあるホッチャレ。2011/12/09

 

続く