節電の夏・再生可能エネルギー固定価格買取制度スタートしました。
北海道の節電目標7%は楽々達成できますが、冬の節電はかなり厳しいものになるかもしれません。また、再生可能エネルギー固定価格買取制度の開始により、買い取費用が「再生可能エネルギー発電促進賦課金」として電気料金に上乗せされる。北電の上乗せ額は、標準家庭(30アンペア契約、260キロワット時使用)で8月分から57円になるという。今回決まった上乗せ額の対象期間は、7月1日から来年3月末までだ。今年北海道でも多くのメガソラーが運転すると予想される。これらの買い取費用が上乗せされるのは来年4月からで、相当高額になると想像できる。
「この夏も、冬も計画停電させない」「生活防衛」しながら脱原発を目標に、一過性でない「持続可能な省エネ・節電」生活術を身に着けようと思う。
昨年6月頃から少しずつ取り組んできた結果、11か月平均32%節電できていいる。具体的取組内容をまとめてみた。
1.炊飯器の使用停止
1日1回炊飯器で炊き、10時間ほど保温していました。 炊飯器の使用をやめガスでご飯を炊いている。但しガスの使用量を増やさないために保温調理カバーを使い「保温調理」を行っている。 炊飯なら沸騰後5分で火を止め「保温調理カバー」にいれて約15分蒸らせば出来上がり。 ご飯以外にも、カレー・シチュー・ボルシチなどの煮込み料理、おでん、うま煮などコトコト煮るものはすべて「保温調理カバー」を使いガス使用時間を短くできるので、8%ほどガス代も節約できた。来年は電気料金がさらに上がります。 「保温調理」は、電磁調理器をお使いの方にもお奨めします。
※継続のヒント:バスタオルなど間に合せではなく、使い易い「保温調理カバー」などの道具を使う事。
2.テレビの節電(メーカー:シャープ)
① クイックスタートをしない設定(省エネ設定)推定月間12Kwh節電
電気屋さんの設定は「スイッチONでぱっと映る設定(クイック起動する)」になっていた。「クイック起動しない」設定に変更した。
待機電力:「クイック起動しない設定 0.1W」・「クイック起動する設定23W」。
月30日=720H(時間)見ていなくても16KWh/月全く無駄に消費しています。 我家ではこれだけで約8%になる。
② 明るさを抑える設定(不明だがかなり大きい)
シャープのTVには「明るさセンサー」が付いており、周囲の明るさに合わせて自動的に明るさが変わる機能がある。「明るさセンサー」を「入り」にして、周囲が明るい状態で「最大設定値」を下げ、「この程度なら許せる」ところまで下げる。この範囲でコントロールされる事になる。
工場出荷状態より30%節電できた。ワットチェッカー(消費電力計)を咬ませる事で確認できた。カーテンを閉じると「明るさセンサー」が作動し50%迄下がった。「暗い所でテレビを見ると目に良くない」というのは昔の話だ。テレビのすぐ横に窓があるので直接外の光が目に入らない様少しカーテンを引くと明るく見える。他の事はせずにテレビを見る時は、照明を暗くすると照明の電気も節電できる。早い時期に居間の照明を蛍光灯から調光可能なLED照明に取替えしようと考えている。多分我が家にとって、色合いを変化できる「調色」機能は、設置した時に面白がって何度か操作するだけで殆ど使用しない無駄な機能だ。
明るさセンサーは各社のTVに付いているようだ。
3.録画機(メーカー:シャープ)月間最大約17Kwh節電
エコモード設定に変え、24Wから0.2Wに。月間最大約17Kwhの節電 (録画・再生時間を考えると削減量は少し減る。)
4.灯油給湯器・風呂釜の待機電力(推定節電量 月間24Kwh)※待機電力は冬季にはもっと大きいはずだ。
ワットチェッカー(消費電力計)で調べたところ、コンセントにプラグを差しているだけで10W消費している事が分かった。制御系に電気が流れているらしい。
① スイッチ付きコンセントを取り付けて10W節電
② 押しボタンをONにし、蛇口をひねれば何時でもお湯が出る状態にしておくと、190W(設置場所の気温18℃にて)の電力を使用していることが分かった。
ガスとは違い、灯油は瞬時に点火できません。多分電気ヒーターで常時灯油を温めガス化しているのだろうと思います。朝昼晩使用を終えた後少し待ち、排気ファンが止まったら押しボタンスイッチをOFFにし、スイッチ付きコンセントもOFFにする事にした。「1時間使用しないとOFFになる設定」にしてあったので、1日4時間程度の無駄で済んでいました。推定月間24Kwh節電。「一定時間使用しないとOFFになる機能」も無く「常時スタンバイ」しているとすると、月間130Kwhほど無駄にしている事になります。灯油給湯器などを使用している方は確認されると良いでしょう。
5.冷蔵庫(426Lパナソニック)の冷凍室の温度設定変更(節電量不明)
訳あって冷凍室の温度設定を「強」にしてあった。→「中」に変更し「エコナビ運転」。節電量は今更元に戻して測定していないので不明ですが、冷蔵庫の設定「強→中」で年1360円節約!(日刊SPA)だそうです。因みに2日間の消費電力積算量は、2.3Kwhでした。69Kwh/月(我が家の電気使用量の1/3を越えます)。冷気をなるべく逃がさないカーテンなども使用しています。冷蔵庫は元気を食う事を実感。 ※低にしてみたが「エコナビ運転」と電気消費量は同じでしで魚が早く腐ってしまいました。「自動運転」効果絶大。
6.温水洗浄トイレ
① 洗浄温水 2時間実測値 0.01Kw/1時間(室温21℃) 月間7.2Kwh。 冬季にはもっと大きいはずだ。洗浄機能は使いたいので スイッチ付きコンセントを取り付けて使用時のみスイッチをON。 慣れれば年中OK!
② 便座の保温 便座カバーを使用して年中OFF。これは数年前から実施していた。
7.電子レンジ(節電量不明) スイッチ付きコンセントを使用し、待機電力 約0.5W節電
8.すすぎ1回洗濯用洗剤の使用(洗濯物の量により変わる。節電量は調べていないが水道水も減らせる)
9.パソコンの節電
① Windows PC 節電策 http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/gg715287
② 省エネタップの使用 一括スイッチ&個別スイッチ付を使い分けて使用していない機器をOFF。
③ 中間スイッチの使用 コンセントが機器の裏に隠れていて操作出来ない場合
10.石油ストーブ 待機電力 0.5W プラグを抜く。
11.トースタ・コーヒーメーカー・ラジオは待機電力はZEROのようだ。
待機電力をカットするために、その度にコンセントからプラグを抜いたり入れたり、継続できる訳がない。
待機電力ZEROの機器のプラグを抜くのも無駄だ。
省エネ・節電は、一過性でなく継続的に行えるよう賢い生活術として身に着ける事が大切だと思う。
その道具(手段)として、ワットチェッカー(消費電力計)、 スイッチ付きコンセント、省エネタップ、中間スイッチなどの道具、機器の機能を有効に使うためには取扱い説明書が必要だ。何をすればどれだけ節電できるかが分かる。やる気にもなり継続できる。どうすれば節電できるかが分かる。
近くの方、ワットチェッカー(消費電力計)、 をお貸しします。