白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

白老の産業遺構 白老硫黄鉱山跡

2022-09-24 17:18:03 | 白老の山岳地帯

やがてパソコンと共にゴミになるで、故N氏に感謝しつつここに紹介しておきたいと思う。

 

白老大滝線涼橋を過ぎ、トドマツ林道沿いに行ったところで、ホロホロ山山頂の東約1.9km、白老駅から約24km地点にある。

鉱山は新第三紀末の変朽安山岩化した両輝石が、硫黄ガス又は鉱液の交代作用によって生じたものと思われる。

広田幸松(東京)らは、昭和11年、東京旭企業(㈱と提携、採掘を開始し、鉱員約30名で日産約100tの生産を行った。

12年、松岡清次郎が譲渡を受け、白老硫黄鉱山㈱を設立し、本格的な開発準備を進めたが、鉱区が御料林内にあるため、精錬所は許可されず敷設した軌道施設を撤去した。

15年北沢産業㈱がこれを譲り受け、戦時中、細々と生産を続け、鉱石をダンコ馬や馬橇で運搬した。

昭和26年には日本鉱業(㈱と提携し、共同出資で北新硫黄鉱業㈱を設立、精錬所を建設し経営にあたったが

昭和30年に閉山した。冬期間運搬用道路の除雪費がかさんだのと、鉱石が低品位となったためといわれている。

2005/11/02 調査

林道の南側に沢の方向へ道らしき跡。

トロッコの車輪か。

 

硫黄が散乱している

レンガの破片も。

 

トロッコのレールの一部か。

 

レンガ作りの遺構 

 

 

地面に溝が掘ってある。

 

溝に融けた硫黄を流し込むかの様に幾つか並んでいる。

煙突?? 鉱石の投入口??

 

「硫黄の出口?」の反対側に。硫黄鉱石を熔かすため火の焚口だろうか?

 

小さな沢があり

 

沢を渡ると、鉱石の採掘場らしい。

 

所謂ボタ山?

掘った鉱石を落とす木製のシューターか?

鉱石置き場か?

先は、溝状に掘れたところに木片が。

 

溝から更に上に詰める。

 

蝶番が付いた木片

 

更に登り詰めると、ここで鉱石らしき物は見えなくなった。

 

ボタ山の上からの景観

約1時間30分でトドマツ沢林道に戻る。

今でもそう変わらず痕跡は残っていると思われる。

 


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