白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾亦紅)バラ科ワレモコウ属

2016-09-01 16:41:32 | 植物(草本)の観察

先月28日 ヨコスト海岸の清掃作業の後、時間があったので海岸や湿原を歩いてみた。

ちょうど、ナガボノシロワレモコウが咲いていました。

 

 

 

ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾亦紅)バラ科ワレモコウ属

低地や山地の湿原・湿った草地に生える高さ0.85~1.4mになる多年草。

葉は奇数羽状複葉。長さ3~8㎝の広線形で鋸歯がある小葉が5~7対ある。

枝分れした枝先に円柱状の花序が垂れ下がる。花序は長さ2~8㎝の円柱形。

花に花弁は無く、長い雄しべが4枚の萼片の中心から突き出る。 

花期:8~9月 分布:北海道・本州(中部・北部)

2010/09/09 ヨコスト湿原 ナガボノシロワレモコウ群落 

 

2004/08/14 萩の里自然公園 オロフレ山と夕日の丘

 

 

ナガボノシロワレモコウは、ゴマシジミ[絶滅危惧II類(VU)]の 幼虫の食草だという。

「札幌の昆虫」によると、ゴマシジミの幼虫は、3齢までナガボノシロワレモコウの花やつぼみ食べ、以後はアリの幼虫に擬態することでクシケアリの仲間に巣へと運ばれ、アリの幼虫を食べて成長するという。詳しくはこちら⇒ゴマシジミ

ヨコスト湿原のナガボノシロワレモコウ群落は、近年水がジャブジャブの事が多い。

こんな場所に棲めるアリがいるのだろうか?

 ヨコスト海岸清掃

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それでもまだやる?原発 | トップ | ジイソブとバアソブ(ツルニ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

植物(草本)の観察」カテゴリの最新記事