白老の自然情報

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登別漁港の白老のアフンルパロはどうなる? 続き

2009-04-12 18:20:38 | 団塊ジジイの寝言
なぜアフンルパロにこだわるのか、書いてみます。

以下が、”私が人づてに聞いた”「アフンルパロの伝承」です。

「昔、フシコベツの近くに、仲の良いお爺さんとお婆さんの夫婦が住んでいました。いつも一緒に浜に出ては、漁をしたり、昆布を採ったりしていましたが、あるときお婆さんが突然亡くなってしまいました。ある日の朝、お爺さんが浜へ出てみると、朝もまだ早いのに、先に来て昆布を拾っている人がいます。そこで近づいてみると、なんとそれは亡くなったはずのお婆さんでした。声をかけようとしたのですが、お婆さんはお爺さんに見られていることに気付いたのか、浜辺の岩に開いている大きな穴へ、慌てて入ってしまいました。それで、お爺さんはこの岩穴が、あの世への入口のアフンルパロだとわかりました。」

下は、北海道新聞の記事「今日の話題」のはじめと最後の部分です。
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聞こえるのは波の音とカモメの声だけ。静かだ。胆振管内白老町虎杖浜のアヨロ海岸。アイヌ民族伝承の洞穴「アフンルパロ(あの世への入口)」がある。たまっていた大量の土砂が取除かれ、半世紀ぶりに復元されたことを聞き、先日、ここを訪れた。……「アイヌ民族は<あの世>を確信しており、入口はきわめて大事。30年前にフッチ(おばあさん)は胸の奥の秘密を打明かすように話してくれた。その真剣な目を忘れない」岡田教授はこうはなした※。 にぎわうのは悪くないが、聖地にたいする配慮も欠かせない。
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※記事は<話す>となっているが、誰が話したのか分らなくなるので、変えさせていただいた。

前に紹介しましたが、これは登別市内にある「アフンルパル」です。すり鉢形の竪穴で、非常にめずらしいかたちだといいます。半分がなくなりました。国道を直線化するときであろうと思います。(写真はさらにその右半分です)





時代の象徴というか、アイヌ民族の近代史(現在かもしれない)の象徴といえるかもしれません。

私はアイヌではありません。アフンルパロが、より少しでも伝承に相応しいかたちで、後世に伝えられることを一人の白老の町民として望んでいるだけです。

かつて、私たちは物質的な豊かさを求め、それ以外の多くのものを捨ててきました。
団塊世代もそうです。しばしば批判も受けます。一部は真摯に受けようと思います。

団塊の世代の弱さ(生方史郎の「古典派からのメッセージ」)

私(たち)も何も考えず生きてきたわけではありません。
したがって、これからも自分の頭で考え、黙っているのではなく発言しょうと思います。
ここからは、「団塊世代」ではなく、その世代の私個人です。ご批判は受けようと思います。
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