1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

夏期音楽講習会 4日目

2005年08月02日 | Weblog
今日が最終日。もう大学に行くこともないと思うと、ちょっとさみしくなりました。

授業は、昨日をさらに発展させた四声部のバス課題。
とにかくこれが和声の基本だそうです。
そして、課題の量をこなすしか道はないとのことでした。
ただ本で勉強するだけではなく、自分で考えて、書いて、聴いて(ピアノで音を出して)訓練する。
和声学を学べば、素晴らしい音楽を自分のものにできるんですよ、と先生。

先生はとにかく話が上手で、しかも一人一人の顔を満遍なく見ながら語りかけてくれるんです。
今日もおもしろい話をたくさんしてくれました。

・ 実技(技術)はゴムを伸ばしているのと同じ。伸ばしてる手を離せば(練習を休めば)すぐに元に戻ってしまう。やり続けなければいけない

・ 勉強したい、うまくなりたいと思っているだけではなく、行動に移さなければ先に進まない

・ 忙しいときほど集中できる。限られた時間を有効活用して、自己責任でトレーニングする意志が必要

講義の合間に、ピアノを弾きながら学生時代のバイト(ピアノの演奏)の話もしてくれました。
7つの和音の流れ(I Ⅳ Ⅶ Ⅲ Ⅳ Ⅱ Ⅴ Ⅰ)はとてもたいせつで、とにかくこの順番に弾いていればいくらでも演奏が続けられるそうです。
これを使いながら、お葬式バージョン、結婚式バージョンなどを演奏。こんなふうに自由自在に楽器が弾けたらどんなに楽しいことでしょう。

講義が終わって、先生が最後の挨拶をしたら、受講生から自然に拍手がおきました。
それだけ充実した内容で、みんなが満足していたんだと思います。

いつもと違う場所に身を置いて、知らなかったことを知ろうとした4日間でした。
自分がやる気にさえなれば、ある程度のこと(残念ながら、何でも、は無理でしょう)はできるんだと思います。

実は3日間楽器を弾いていません。
ゴムはすっかり元に戻ってしまったことでしょう。
今から、また伸ばさないと。
コメント (2)
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