1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

眠る楽器

2005年08月13日 | Weblog
仕事の(しごとの、と打ち込んで変換したら、「死後との」になって、結構焦った・・・さっき心霊番組を見てたので)帰り道、横浜駅で、ものすごい雷鳴と共に激しい雨が降り始めました。
今日はレッスン後のお茶の時間に、つい長居をしてしまい、帰りが遅かったんです。いつも通り帰っていれば雨に降られずに済んだんですが・・・。
でも、緊張が解けたあとの休息時間というのは楽しいものです。みなさんリラックスしているし、話もはずみます。

今日は楽器の話題になりました。
やはりいい音で演奏するには、いい楽器が必要不可欠かどうか、と。

私は、楽器さえよければ素晴らしい演奏ができるとは思わないけれど、演奏における楽器そのもののウェイトはかなり高いと思っています。
そうでなければ、ストラディバリウス等にあんなに高値がつくはずがありません。

そんな話をしていたら、「実はここには持ってきてないけれど、ヴィナッチャを持っています」と言う生徒さんが・・・。
値段は聞きませんでしたが、せっかく音色が気に入って買ったその楽器を、なぜ使わないんでしょう。
ご本人曰く、合奏だと他の人と音色が合わないと感じるらしいんです。
だからといって、自宅で弾いているわけでも、ソロをしているわけでもなく、つまりお蔵入り状態だそうで。

なんてもったいないんでしょう。
楽器は飾り物ではなく、音を出すものなのに。

そんな風に、日本全国、いや外国も含めて、使われずに眠っている素晴らしい楽器ってたくさんあるのかもしれません。

もったいない。

コメント (8)
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