1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

プロ目線2

2007年08月23日 | Weblog
8月10日、私が大いに興奮した、大野さん指揮の東京フィル公演の評が、読売新聞に出ていました。

・・・これが結構辛辣なんです。
奏者側だったら、こんな風に書かれたらショックだなぁ。

見出しは

「大野の激情的解釈 明と暗」

記事の一部

「アンサンブルの乱れが散見され、ヴァイオリンの声部内の響きは時にバラバラ。
金管・打楽器の圧倒的な音量が精密なスコアを塗りつぶす」

「彼(大野)の要求に応えるだけの能力や余裕が、当夜の東京フィルに欠落していることが最大の問題点であった。楽員には、さらに集中力が欲しかった」

小山さんのショパンについても

「ミス・タッチが多いだけでなく、音色の変化にも乏しく、終楽章のコーダになるまで調子は上がってこなかった」

だそうです。

客席もブラボーの嵐だったんですけどねー。
プロの批評家はこんな風に感じたのか。

記事を切り抜いて持ってきてくれた友人曰く、読売新聞の音楽評はわりと厳しいことが多いらしいです。

マンドリンの演奏会の評に関しては、全国紙に載ることもないし(私の知る限り)、だいたい「音楽評論家」という肩書きを持つような人が足を運ぶこともない(私の知る限り)。

もし、こういう人がマンドリンの演奏会(この場合、たとえば、プロを名乗って高い入場料をとっているようなオケ)を聴いたら、いったいどんな感想を持つことでしょう。
コメント (6)
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