かなり昔に「鳥」という映画があった。
温和しい鳥が、一斉に人を襲い始めるというストーリー。
ちょっと不気味な映画だったが、そのシーンを思い出してしまった。
(電線のカラス)
電線がたわむほど沢山のカラスが密集していた。
写真は電柱のほんの1スパーンで、実際はもっと延々と続いている。
人を襲う気はサラサラなくて、のんびりとしたもので、時々カアーなどと連絡を取り合っている。
ただ、ボウ~っと油断して下を通ると、糞をお見舞いされたりするので要注意。
(カラス脅し)
麦を植えた田んぼには、黒いビニールの旗状のものが突き刺してあって、カラスを威嚇している。
芽の出る前や、新芽が出た後でも鳥がほじってしまうからである。
延々と広がる、鳥脅しの黒旗もそれなりに異様な感じではある。
(トラクターに随伴するサギ)
かと思えば、耕耘機の後というより、もう完全に真横の辺りを白いサギが付いて回っている。
向こう側でトラクターがUターンすれば、それに合わせて鳥もUターンするという具合。
もう完全に、田んぼで飼っているニワトリ状態。
川の水鳥や、カラス・サギなどの大型の鳥は比較的見かけるが、小型の鳥が少ない気がする。
家の周りでスズメの鳴声が少ないし、ヒヨもメジロもやってこない。
(ピラカンサスの実)
例年だと、年が明ける頃にはピラカンサスの赤い実が、ほとんど無くなっていた。
それが今年は、2月になるのにまだ山のように残ったままである。
鳥が来て2・3度啄むのを見たことはあるが、その後お見限りである。
野山にまだ沢山食べ物が残っていて、住宅地まで来る必要がないのか。
それとも鳥自体が少なくなっているのか判らない。
金柑を突きに来るヒヨに文句を言っていたが、今年は文句を言う相手が来ない。
「ウソ」という嘘のような名前の鳥が赤い実が好きで例年食べ尽くしていた。
早く処分しに来て欲しい昨今なのである。
「急かせるな鳥にもちゃんとある予定」・・・しろ猫