近頃、着付けボディーのナナちゃんの着替えが頻繁である。
相方が何やら夜半にゴソゴソやっているので覗くと、もう着替えの真っ最中。
(黄八丈をお召しのナナちゃん)
帯は、着付け仲間からの頂き物で、私が見てもオヤいいじゃない・・である。
ところが、先日句仲間で大会などでは時々お会いする方から、写真添付のメールを頂いた。
(ヨヨちゃん!!)
留め袖を、Tブラウスとワイドパンツにリメイクしたという写真が送られて来た。
これを眺めた相方も、う~ん凄い!それに細くてスタイルが良い!・・などと。
私はそれよりも、着付けボディーのヨヨちゃんという命名に興味があった。
相方の友人は、それぞれ自分のボディーに名前をつけているようだ。
幾つかの名前を聞かされたが、ミミちゃんだの何だのと似たような名前で覚えられなかった。
ついに、ヨヨちゃんまで登場してしまった。
さてさて、コロナがなければ今頃はナナちゃんもヨヨちゃんも春の花を求めて表に出たいのだろう。
町内から木山城趾辺りまで、私が代行して歩いてみる。
(紅梅と白梅)
地震の翌年の春、家が全壊し更地になったお宅の庭に、この紅梅・白梅が咲き誇っていた。
家の無い庭に避難先から帰ってきて、梅の花を見上げていた老夫婦が印象に残っている。
もう、自宅もすっかり再建されて庭の梅も落ち着いて咲いていた。
さて、木山城趾で花を咲かせている木々は・・。
(サンシュユ)
蕾が多いが所々に開花したものがある。
とても小さな花で、去年からの赤い実がまだ残ったままの枝もある。
確かに句碑の如く、花はとても小さく疎らに咲いている。
「庭のサンシュユの木に鳴る鈴かけて・・・」稗つき節が聞こえそう・・。
(馬酔木)
私の故郷の山に馬酔木の群生するところがあって、まさにこんもりした感じに見える。
ここの馬酔木はもう咲き始めたが、故郷の馬酔木は3月の終わりから4月にかけて咲く。
(紅梅)
最近はマスクをかけているので、梅が香もなかなかどうして香ってこない。
マスク外して鼻を近づけたら、やっと梅の香りがした。
香りにつられて太陽まで出てきたとは、まさに春は曙。
ナナちゃんもヨヨちゃんも、きっと脚があれば外に出て一句詠んでいたかも・・。
「山も野も眠りの下で春うごく」・・・しろ猫