今日は車の12ヶ月点検を10時に予約していたのディーラーまで一っ走り。
点検作業や無償の不具合箇所の修正に1時間半ほど掛かる予定だったので、上江津湖を歩くことにした。
毎度の事なので、ディーラーの方も心得ていて「今日も江津湖の方ですか?」と先手を打つ。
下江津湖の方は、柳誌の編集・校正などで月に2回は訪れるが、上江津湖の方まで脚を伸ばすことは少ないのでチャンス。
(上江津湖)
下江津湖の方が、湖も広いし緑地帯も広いが、どちらかと言えば単調。
上江津湖の方は、コンパクトで庭園的にいろいろ詰まっているおもちゃ箱的面白さがある。
いきなり足元に何かが飛んで来た。
(スズメ)
見れば足元をスズメがチュンチュンと・・。
逃げるなら判るが、わざわざ飛んで来るとは・・。
目的地は、芭蕉園のツクシなのでスズメに構ってはいられない。
(カワセミ撮影ポイント1)
大勢のカメラマンが、望遠レンズの砲列を敷いて一点を狙っているので覗いたらカワセミが石の上に。
カワセミ撮影用に、木の枝を水面に挿してあるのだが、石の上が好きだという。
何処に飛んで来ようとカワセミの勝手。
皆さんの立派なカメラに、馬鹿チョンで対抗したがズームもここまで・・。
せめてハートにトリミングして誤魔化すことにする。
実はカワセミ撮影ポイントは、此処より他に2箇所ほどある。
(カワセミ撮影ポイント2)
ポイント2に回ってみたら、カメラマンは誰も来ていなくて、カワセミも手持ちぶさた。
私の目の前で、水中ダイビングまで披露してくれたが、お粗末なカメラではハイここまで。
な~んだと言いながらカワセミも飛び去ったので、ツクシに向かって歩を進める。
(河津桜)
途中で見た河津桜も満開だった。
(芭蕉林)
湧水が縦横無尽に流れる場所に芭蕉林がある。
多分湧水故に暖かく自生するのに都合が良いのだろう。
虚子の句にも、漱石の句にも芭蕉林は出てくるから明治時代には自生していたのだろう。
その芭蕉林の端の芝生のある部分に例年だとツクシが顔を出す。
(顔を出したツクシたち)
何本も顔を出していたが、まだ出たばかりでわりと目立たない。
あ~でもない・こ~でもないと、カメラを地上すれすれに捻くり回していたら、散歩中の人達が寄って来た。
「あら!ツクシが出てるわ」などと、みなさん初めて気がついた様子。
目立たない枯れた草の地面から、これまた目立たない色合いのツクシだから無理もない。
まだまだ、その気になって春を探すつもりにならないと見えないのだ。
目的を達成したし、車も仕上がっている時間になってきたので、引き返す。
途中で、カワセミ撮影の3つのポイントとまったく違う場所でカワセミを見つけたが、カメラを出す前に逃げられた。
ポイント以外だと、愛想が悪いようだ。
今日は湖面や岸辺で、沢山の他の野鳥も見たが、カワセミに特化してみた。
「去年との温さ寒さを比べ春」・・・しろ猫