小岱山麓の「トキワマンサク」を見に行く予定にしていたが、相方が風邪気味とか言うので中止した。
午前中に買い物に行き、市販の風邪薬も買ってきたので相方はそれを服用した。
昼ご飯を食べた後、なんだか調子が良くなったのか、トキワマンサクを見に行く気になったらしい。
いきなり出掛けることになった。(急な予定変更はいつものこと・・)
玉名市から荒尾市に広がる小岱山系の南麓が目的地である。
途中高速を使って1時間ほどで到着した。
(小岱山南麓から有明海~雲仙を望む)
小岱山南麓の丘陵地帯には蜜柑畑が連なる。
逆光でよく見えないが、手前の暗い部分が蜜柑畑で、その向こうに長洲の町と有明海を挟んで雲仙が見える。
この私有地の蜜柑畑の取り付け道路を通って「トキワマンサク」の自生地に向かう。
(自生のトキワマンサク)
トキワマンサクが自然のままで自生しているのは、日本でも3箇所しかないらしい。
例年、満開の状態を新聞などで紹介されて出掛けると、もう時期が遅すぎることが多かった。
それでも去年とほぼ同じ時期に出掛けたのだが、今年はまだ蕾だった。
(1~2枝だけ咲いたトキワマンサク)
それでも、特定の1~2本の枝だけは開花していた。
園芸種の赤いマンサク等に比べると、自然のものは薄い黄緑の花。
新緑とほぼ同じ色なので目立たない。
近くの藪の中には山ツツジも咲いていた。
(山ツツジ)
この山麓に、初めてトキワマンサクを見に訪れたのはもう10年くらい前だったと思う。
蜜柑農家の人と立ち話になり、とうとう農家の庭先にお邪魔してお茶をご馳走になった。
もう時期が遅いがデコポンなら有るという話で、1袋頂いて帰った。
実は、今回もそれを当てにして譲って貰おうと思ったのだが留守だった。
しかし小さな台の上にデコポンが3袋乗せられていて、1袋200円と表示されていた。
代金は傍に設置された、竹製の筒の中に入れることになるらしい。
説明書きも一切無いので、竹の筒を振ってみたらコインの音がした。
(デコポン)
安いなと思ったら、傍に「わけあり」と書いた紙が置いてあった。
さて、まだ食べていないのでどんな訳があるのかは不明である。
多分見かけ上の問題だと思うのだが・・。
帰りは時間があったので、玉名の「蛇ヶ谷公園」の桜を覗いてみた。
(蛇ヶ谷公園の桜と滑り台)
桜は満開で、少しの風にもハラハラと花びらを零していた。
駐車場からけっこうな登り坂を上ると遊具のある小さな広場に出た。
登り道でジャージャーという音が聞こえていたが、ローラー式の滑り台を滑る音だった。
曲がりくねってとても長い滑り台で、写真の3倍以上は続いていると思う。
子供が小さかった頃に、一度滑った記憶がある。
トキワマンサクと桜で、それなりに歩いたと思ったが、それほど歩数は伸びていなかった。
さて、町内でも一回りして稼いでみて、帳尻だけは合わせることする。
「時々は顎も鍛える大あくび」・・・しろ猫