梅雨明けを思わせるような日差しの朝だった。
今日は朝から柳誌の編集で吟社の事務所へ向かう。
いつもの江津湖の公園駐車場へ車を駐めて歩く。
(江津湖)
エアコンを効かせていた車から降りた途端にムッとする暑さと圧倒的なセミ時雨。
(一斉に鳴くセミ)
もの凄い数のセミが、公園の木という木で一斉に鳴いている。
子供の頃は、セミにも鳴く順番というものがあって、一番はミンミンゼミ次いでアブラゼミとクマゼミ。
夏休みも終わりに近づくと、ツクツクボウシやヒグラシとちゃんと鳴き順が決まっていた。
ところが、最近はいきなりのクマゼミのど迫力で圧倒されてしまう。
田舎の境内などでは、ミンミンゼミも鳴いているのだろうが、なにしろ私は耳にセミを飼っていて年中鳴いている。
ミンミンゼミの周波数帯が、この耳のセミと同調していて聞えないのかも・・。
てなことを考えながら歩いていたらホテイアオイが目に付いた。
(ホテイアオイ)
外来の駆除対象の水草の中で、そこだけ鮮やかな緑で薄紫の花が楚々と咲いている。
ふと目を横に移動すると、水草の上に亀が見えた。
(ウオーターレタスと亀)
外来の水草の上に光るものが見えたので、よく見たら亀である。
普通は岩の上や、朽ち果てたボートの上などで甲羅干しをするのだが・・。
(ヒラモの中で甲羅干しの亀たち)
連日の雨で増水して、ヒラモの抜けた葉っぱ等が風波で岸に寄せられている。
そのヒラモの葉っぱの中で、甲羅と首だけを水中から出した亀が何匹も居る。
ざっと数えても、30匹以上は居たから今日は亀の甲羅干しの日なのだろう。
(吟社の窓から見た北の空)
夏雲というには、チト早いが梅雨末期特有の雲がモクモクと・・。
吟社のエアコンの温度調整も、個人差があってなかなか適温が定まらない。
それでも、今日はトントンと作業が終わり、15時半には解散となった。
外へ出ると、来るときに増してその暑さは半端じゃなくなっていた。
(ウインドサーフィン)
若者がウインドサーフィンの練習をしていたが、とても気持ち良さそうに見えた。
セミの合唱~ホテイアオイの花~亀の甲羅干し~ウインドサーフィンときたら、もう梅雨も明けるしかあるまい。
このブログを書いている最中に、雷鳴が轟き辺りが暗くなってきた。
あの中途半端な梅雨明け前の雲が、モクモクと入道雲になってしまったのだろうか。
今日の歩きは、もし雨が降るのなら止んで涼しくなった頃からにしよう。
「梅雨明けは近いとセミと亀が言う」・・・しろ猫