本来は昨日行くべき墓参りだったが、事情があって行けず今日は朝からお墓へ。
当地では、7月のお盆と8月が半々くらいで、墓所のある故郷の集落は7月である。
JAの直売所で花を買った後、途中の蓮池を覗いた。
(古代蓮)
大賀蓮は、千葉で発見された古代蓮で全国の各所に贈られている。
我が町の蓮は、贈られてきたものの子孫である。
お盆のお墓参りに、蓮の花というのもなかなかタイミング的によろしい。
(墓所)
この墓所の近くというより、この墓所も「ワクド石遺跡」という古代遺跡に隣接し、墓所の名と遺跡の名は同じである。
ワクドとはガマガエルのこと、命名の由来は残念ながら承知していない。
古代ハスに古代遺跡と、なにやら今日は古代づいてきた。
この墓所の直ぐ南側は、畑地が広がっている。
この畑作地帯の台地上を国道が貫いていて、四車線化工事も進んでいる。
自動車会社が進出し、300ヘクタールの畑地が工場になったのは随分昔の話。
そしてまた、今度は台湾のTSMCが隣町に進出して工場は来年稼働に向けて建設が進んでいる。
第2工場も近傍に建設が決まって、この畑作地一帯は地価が急上昇している。
関連する企業や、輸送関連の施設が各所に土地を確保しようとしている。
墓所の南側で、国道に挟まれたこの写真一帯も既に物流会社の進出が決まっている。
ただし、この地域は遺跡があるので先ずは発掘調査から始めることになる。
墓所への取り付け道路も、別のルートへ変更を余儀なくされている。
古代ハスが千葉県で蘇ったように、この遺跡もそして墓所の先祖も黄泉帰りそうな雰囲気。
落ち着いたら、子供達にも場所の変わり様を教えておく必要がある。
多分、私も相方もこの墓所に入ることになる。
さてさて、毎日が盆踊りの賑やかさというのも如何なものか。
「草を取る誰も訪ねぬ無縁墓」・・・しろ猫