朝から良い天気で、気温は37度の予報。
本の返却期限だったので、図書館へ出かける。
(図書館併設の交流情報センター)
その際、本の絆コーナーに立寄って、読んでしまった本を2冊返却することにした。
本の持ち込み・持ち帰り自由コーナーはどうやら「本の絆コーナー」と呼ぶらしい。
(読了後返却の2冊)
「境界」(笹沢周)は意表をついた書き出しに惹かれ、「だしぬけに余白」(箭川修)は表題に惹かれただけという単純な動機から持ち帰って読んだ。
ところが、内容はとても似ていた。
「境界」は、会社の思惑から医療機関でカウンセリングを受けることになった、会社員と担当医との物語が会社員の目線で語られる。
ちょっと精神的に追い詰められた主人公からの目線なので、奇妙な人間関係が展開していく。
「だしぬけに余白」は、これまた少し精神を病んだようなフランス留学中の若者を取り巻く人間関係が、若者目線で語られて、中盤までは「境界」と非常に似た感じだが、終わりはむしろ安易な着地で裏切られた感じ。
更に、物語が終わった後に白紙のページが30ページばかり続き、だしぬけではなくて「おしまいは余白」と表題をつけるのが妥当と茶々を入れてみる。
図書館は涼しいので、むやみと選ぶ振りをして長居をしてしまった。
4冊返却して、4冊借りてきた。
(本の絆コーナーから持ち帰った本)
図書館から借りた本を優先して読むので、持ち帰りの本は後回しになり現在30冊ほどが棚で待機中。
猛暑対策として、家籠もりで本を読んで過すというのもよろしいかも。
さて、昼食を終わろうとする頃から窓の外が暗くなり始め東寄りの風が強くなった。
(南西の空)
外を見ると確かに暗いが、太陽のある南西の空に雲が集中して光を遮っていることがわかった。
(北の空)
北の空は青空に白い雲が、雨は降らすつもりはないとポッカリと浮かんでいた。
気圧配置と、2つの台風の影響なのか通常は吹かない脊梁を越えた東寄りの風が、弱いフェーン現象を起こしているのではないかと思う。
やがて、空が明るくなってきて先ほどまでの暗さが嘘のよう。
しかし、急に明るくなるということは、今後急に暗くなることも有り得るわけで・・。
雲行きを相方に通報し、洗濯物の取り込みに協力するのが私の役目でもあるので油断は出来ない。
まあ、水分補給でもしながら読書と空の監視を継続することにする。
「読了もスカッとしない読後感」・・・しろ猫