カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

蜻蛉にも、そして猫にも物語

2023-07-19 10:41:42 | 日記

 今日は晴れて蝉の声が響く状態で始まった。

 しかし、朝食を摂る頃になると雨が降ってきて、暫くすると降り止んだ。

 「曇り時々晴れ、所により一時雨」という昔から使われた天気予報の流れだろう。

 仕方がないので、昨夕の田んぼコースを紹介。

 

 (夕日が沈む頃)

 

 (空の雲はまだ白い)

 

 (茜色の雲)

 やがて、雲も茜色になってくる。

 のんびり雲などを撮していたら、沢山のトンボが飛んでいるのに気がついた。

 

 (トンボ)

 沢山飛んでいるのだが、じっとしているトンボはいない。

 つまりカメラを一定方向に保って、闇雲にシャッターを押すという動作を繰り返した。

 ある程度の望遠も効かさないと小さい故に写らない、従って沢山のトンボが同時には映り込まない。

 

 

 

 夕方になると、田んぼの用水路沿いには沢山の蚊柱が出来る。

 小さな虫の群れに気付かず、歩いて不用意に頭を突っ込むと、目や口に小さな虫が飛び込む。

 この小さな虫などを餌にするため、沢山のトンボがこれまた飛び回る。

 ノンビリ羽根を休める等といった、悠長なトンボなど居やしない。

 今の時期だから、盆トンボとか精霊トンボとか呼ばれるトンボで、赤トンボでも秋茜の類いではない。

 調べたら「ウスバキトンボ」という種で、海を渡ってくるトンボらしい。

 「秋茜」は日本固有種でオスだけ山に移り、秋頃腹部を赤くして繁殖のため降りてくるという。

 かなりドラマチックだが、この「ウスバキトンボ」の方は更にドラマチックである。

 一般的にトンボは、産卵から幼虫~羽化まで期間が長いが、ウスバキトンボは極端に短いらしい。

 繁殖の北限は八重山諸島あたりまでらしく、海を越えて日本に渡って来たものは全て死ぬという。

 ただ、渡って来たあと温暖な期間だけ生き延び繁殖も2~3回は繰り返すという。

 帰還は叶わず、その地で死ぬことを前提とした渡りがあるというのは、少々ショック。

 トンボもなかなか奥が深い。

 ・・・・・・・

 さて、薄暗くなって来たので、方から反射材のタスキを掛ける。

 田んぼ地帯の中でビニールハウスが何棟かあるが、その一棟の横を通ったら猫が居た。

 

 (ビニールハウスの猫)

 このビニールハウスでは、ほぼ毎年夏から秋にかけて猫を見かける。

 一昨年・去年は茶色の縞模様の猫だったが、今年は三毛猫だった。

 薄暗いので鮮明には写らない。

 始めはちょっと警戒して逃げたが、畔の途中で止まるとじっと此方を見つめていた。

 田んぼ地帯のほぼ真ん中だから、野良猫でも生活圏にはしない場所。

 きっと、ハウスを管理する農家と猫との合意の上での生活なのだろう。

 一直線の田んぼ道を歩きながら、時々後を振り替えって見るとじっと佇んだまま此方を見ていた。

 沢山のトンボと、一匹の猫、妙な取り合わせの散歩の一時だった。

 「蜻蛉にもそして猫にも物語」・・・しろ猫

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コメント
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