カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

田植えの頃には半夏生

2017-06-19 09:47:30 | 日常あれこれ
 去年は水路の崩壊で荒れたままになっていた、田んぼに田植えがなされていた。

 心が和むのは瑞穂の国に生まれた者のDNAのなせる技か。

 
 田植えと言えば、一昨年に阿蘇産山村の「扇田」を訪ねたことを思い出した。

 
 扇型の棚田はいくつも見かけるが、祖母・傾山系を遠望しながらの風情は独特のものがあって、写真家の撮影スポットにもなっている。

 その日に訪れた別の棚田で「半夏生」の説明板があって、足元にはその植物が自生していた。

 半夏生という名前が面白くて、調べたりもした。

 田植えが済んだばかりの田んぼに揺れる早苗を見ると、あの独特の名前と姿が思い浮かぶ。

 実は田んぼコースのウオーキング帰りに、町中の解体されてしまった家の庭の隅に何やら白い葉っぱが目についた。

 
 それが半夏生だったのには驚いた。

 半夏生は夏至から11日目、今では黄経100度を太陽が通過する日だそうで、概ね7月2日頃だという話だから、まだ2週間くらい先の話だ。

 七十二候の一つだというから、一年を5日毎に区切って季候を表現するという繊細な区分によれば、まだ3つも先の季候ということになる。

 半夏生の時期に咲くから「半夏生」なのか、半夏生の咲く時期だから「半夏生」というのか詳細は不明。

 葉っぱが部分的に白くなって、半分化粧をしたようになるという植物の特徴を表す命名だとすれば半化粧の方がピッタリ。

 私的には季候は「半夏生」花の名は「半化粧」がいいと思うが、半分化粧などというのでは女性には受けないかも。

 
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「美ら海水族館」がやって来た!

2017-06-18 11:45:12 | 日常あれこれ
 図書館に借りていた本を返しに行ったら何やら楽しげな催しが・・。

 隣の体育館の駐車場を利用して、ゲーム的な運動をやっていた。

 図書館が併設されている交流会館の玄関を入ると催し物のスペースでは「観音絵馬巡礼の旅展」が7月いっぱい行われている。

 その手前のロビーの真ん中に円形の水槽が設置されていた。

 
 見れば沖縄の「美ら海水族館」とある。

 なんとも嬉しくも懐かしい水槽の展示物である。

 
 
 
 「沖縄海洋博覧会」が行われたとき、超特大の水槽が出来て人々をビックリさせた。

 その後、博覧会の会場は公園化して綺麗なエメラルドビーチが広がり、大型の水槽やイルカのショーは沖縄の人達や沖縄を訪れた旅行者を喜ばせ続けてきた。

 子供が小さい頃沖縄で勤務したので、沖縄の海には特別の思いがある。

 今回は沖縄から小型の水槽を運んで、被災地を元気づけようということらしいが、この美しい海の出前は最高だ。

 本物の美ら海水族館の様子を3D映像でも放映していた。

 もっとも伝えたい、あるいはアピールしたいと思うことを、こうした得意分野で端的に伝えられるものを創り出すということは本当に素晴らしいことだと思う。

 つい子供と石垣島の海に潜って眺めた、あのどこまでも透き通った海と沢山集まってきた色とりどりの魚たちを思い出した。

 25年も前の話だが、沖縄の海は今も変わりなく綺麗だろう。

 
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久しぶりに咲いた白いサツキ

2017-06-17 09:28:25 | 日常あれこれ
 鉢から庭の隅に植え替えてすっかり忘れ去られていた「サツキ」が久しぶりに花を咲かせた。

 
 (白いサツキ)

 20数年前には鉢の中で綺麗な花を咲かせていたのだが、だんだんと衰えてきたので15年くらい前に地面に植え替えて置いたもの。

 その後も樹勢は落ちていくばかりでヒョロヒョロと一本だけ枝を伸ばしていたのだが、その枝の先に真っ白な花を咲かせた。

 白が主体で所々に赤い斑点が交じるものもあるが、珍しい部類ではないだろうか。

 よくよく見ると根元付近には新しい芽がいくつか出てきているので今後は再生してくれるかも知れない。

 反対に去年までは毎年今の時期に咲いていたアジサイは鉢植えの「ガクアジサイ」が一輪だけ咲いて後は地植えのものは一つも花をつけていない。

 
 (一輪だけのアジサイ)

 去年の地震以来植物の動勢に変化があったとしか思えない。

 去年駄目だったのは竹類だったが、今年は「黒竹」も「カンノン竹」も盛り返しつつある。

 
 (例年と変わらないグラジオラスと薔薇)

 グラジオラスはバラは例年通り花を咲かせ、キバナコスモスや百日草は去年落ちた種が発芽して大きく育っている。

 ところが隣との境界ブロックの付近にあった、「ユキヤナギ」が枯れ始めた。

 同じように葉っぱの似ている「キョウガノコ」も花を咲かせた後葉が枯れ始めている。

 もう何年も同じ場所で育っている「アベリア」は元気なのだから、原因がよく分からない。

 去年駄目になってしまった竹と同じように復活もあるかもしれないので、しばらく放置して様子を見ることにする。

 地面にヒビが入るほど揺れたり、周りの家が解体されて日照が変わったり、境界ブロックの再建に伴って隙間に大量の砂が入れられたりして、変化の多い一年だったので、植物の勢力図も影響を受けたのかも知れない。

 
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被災地の田んぼ

2017-06-16 11:20:55 | 熊本地震
 去年は水路が壊れて田植えも出来なかった地域の田んぼに今年は代掻きがなされている。

 梅雨には入ったが雨が少なく晴天が続いているがやがて田植えも始まるだろう。

 
 
 サギも季節の到来を待ちかねていたように、田んぼの中に何羽も佇んでいる。

 工事のため秋津川に流されていた木山川の水で増水し、餌取りもままならなかったアオサギも、田んぼへの水の導入で水量が例年ほどになり、やっと川で餌が取れると秋津川に集まってきた。

 農家でも早苗を田植機にセット出来るように最終的な苗の手入れに余念がない。

 自宅が壊れている農家も多いが、田を耕し稲を作るということが即ち生きるということなのだ。

 一枚でも多く田んぼに水を張ることが、再生復興への意思表示なのだ。

 
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阿蘇を訪ねてみた

2017-06-15 10:44:15 | おでかけ
 阿蘇の西原村にある「萌の里」という物産館がフルオープンしたので久々に出かけてみた。

 途中の道路が不通になっているので、少し迂回路を通ってたどり着いたら定休日。

 折角来たので少し脚を伸ばして南阿蘇村の「あそ望の郷・くぎの」へ、此方も橋梁工事などで迂回路を進む。

 
 (あそ望の郷・くぎのから阿蘇の山々を望む)
 
 (無料ドッグラン)
 下界はエアコン無しでは暑かった車の中も、途中からエアコンを切って窓を開けたら気持ちいい風が・・・。

 店の外のウッドデッキの方が断然気分が良い。

 根子岳・高岳・中岳と阿蘇の山々を一望でき、目の前には犬などを連れた人のためのテーブルやドッグランの施設もあるのでただ眺めているだけで楽しさが伝わってくる。

 帰りは阿蘇谷の方に廻って赤水を経由するコースをとった。

 
 途中で国道57号線と325号線を結んでいた「阿蘇大橋」の崩落現場を通った。

 地震で崩落した外輪山の一角は今もそのままに剥き出しの岩肌を見せている。

 崩落の現場から約600mほど下流に新しい橋を架ける予定らしいが、その更に下流にある「阿蘇長陽大橋」は崩落を免れたので、橋や道路を修復して今年の夏場には開通することになっている。

 国道325号線のルートが開通すれば南阿蘇~宮崎方面はかなり元の状態に近くなる。

 一方阿蘇谷を通る国道57号線は大津町からミルクロード方向に迂回を余儀なくされて交通量はかなり多い。

 崩落現場を避けた新しいルートのトンネル工事も既に始まった。

 復旧と新設が同時に進行することになる。

 災害列島での自然との共生という悩ましい問題がここにもある。

 
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仮設役場への移転

2017-06-14 08:46:54 | 熊本地震
 震災で使用不能となって、彼方こちらの町の施設に分散していた町役場の仮設の庁舎が完成し移転が完了した。

 教育委員会、生涯学習課などは一部交流センターなどに設置されたままの部署もあるが、概ね一箇所で業務が行われるようになった。

 
 町の東北端の台地に位置しているので、場所的には少し不便になるが部署を探してウロウロすることはなくなる。

 新庁舎はこの仮設庁舎が建てられている辺りにを候補地として考えられたこともあったが、結局現庁舎を解体して元の位置に再建することになったため、移転をすることになった。

 なかなか正解は見いだせないが、新しく発見された断層がある地域や、明らかに地盤が沈下したり液状化が見られた地域の活用などについては、地震或いはその他の関連災害も考慮しながら、復興の先にある安心・安全な新しい町づくりを進めなければならない。

 進んでいる部分もあれば、取り残された部分も多い。

 
 (回りは解体され更地になっている所に一軒残された倒壊家屋)
 
 (被災者のテントや車中泊の車でギッシリだったグラウンドも立ち入り禁止のまま)

 グラウンドの向こうには解体の廃材等の一時集積場所があり、毎日沢山の車が出入りしている。

 復旧・復興・再建・解体待ちなどなど、被災者の置かれた立場が大きく変化しつつある一年後である。

 
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間違えた靴を巡る小さなドラマ

2017-06-13 09:17:58 | 日常あれこれ
 今日はちょっと愉快な気分にさせられた。

 履き間違えていた靴が自分の推理通りの筋書きで見つかったからである。

 ただ、犯人は相手ではなく私自身である可能性は五分五分というところがミソであるが。

 

 問題の靴は、今もまだ我が家の靴箱に違和感なく収まっている。

 来週の謡曲の練習の時に相互に持参して物々交換ということで事件は決着をみる運びとなっている。

 靴の間違いを確信したのは、謡曲の発表会の翌日の川柳大会から帰った後だった。

 川柳大会に出かけるために履こうとして、靴が何となく窮屈だったのだが気のせいにしてそのまま出かけた。

 帰宅後靴を脱ぎながらよくよく見ると、サイズが少し小さい感じだしヒモの結び方が微妙に違う。

 そこで2~3週間前の、謡曲の練習会場の靴箱での記憶が蘇ってきた。

 私は歩いて練習場に向かうので、いつも運動靴を履いている。

 同時に靴箱に入れようとしている同好の士の靴が、私も持っている靴とメーカーも色もデザインもまったく同じ物であることに気がついた。

 そして一昨日の発表会であるが、発表会の会場と懇親会の宴席は場所を移動するので二度靴を脱ぐことになった。

 

 たまたま同じメーカーの靴がその日はぶつかってしまい、私が間違えたか相手が間違えたか不明のままに入れ替わった。

 昨日電話で事情を説明したら、相手は何だか靴が緩い感じがしたが気のせいだと思っていたという。

 そこでやっと、お互いに間違えて履いて帰っていたことを確認し合った。

 電話口に先方の奥さんの「あなた間違えてるよ、こっちの方が手入れが良い、あなたのは少し汚れていたから」という声が聞こえてきた。

 先方は間違えてすみませんと謝ったが、実は私が間違えたのかも知れませんということで、お互い共犯ということで決着。

 意外に早く、相手に当たりをつけられたのは、以前に同じ靴を持っている人がいるという靴箱でのちょっとした驚きが、頭の中にある程度印象的に残っていたからだった。

 靴を間違えたことは相当の惚けっぷりだが、記憶から判断に至るあたりはまだ惚けていないなとちょっと嬉しくなった。

 自分を褒めてやる材料は自分で探すしかないのが現実なのだが・・・。

 
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夏草や・・・。

2017-06-12 13:40:59 | 熊本地震
 
 ナイター設備もすっかり撤去され、誰も使わなくなった野球専用の町民グランドは地震以来荒れ放題になっている。

 
  
「夏草や兵どもが夢の跡」という芭蕉の句を直ぐに思い出してしまった。

 殆ど毎日誰かがいるのが普通だったし、今のシーズンは早起き野球だのナイターだので元気な声が響いていたので、その落差の大きさは古戦場を見る思いがする。

 直ぐ横を流れる「秋津川」も夏草が茫々と茂って、川を覆い尽くさんばかり。

 

 こちらも夏草の句がピッタリのような風景がつづいている。

 梅雨の型もいろいろあるようだが、集中豪雨的な降り方がいちばん困る。

 流域の距離は短いが市街地の水も合わせて一気に増水し、嘘のように収まる都市河川のパターンがそのまま当てはまる。

 例年だとシトシトだらだら長い梅雨は嫌だったが、今年は洪水よりましなのでシトシトも我慢したい。

 
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唸ったり捻ったり

2017-06-11 19:08:59 | 日常あれこれ
 趣味の発表会が2日も連なって充実しすぎるような週末だった。

 今日は川柳大会で会場の「県民交流会館(パレア)」には早朝から出かけた。

 
 早朝まで残っていた雨もあがって、阿蘇の山々もクッキリと見えていた。

 大会は10時からなのだが、会場の準備を手伝う要員は9時には集合完了ということで朝から少しバタバタした。

 身長が高そうだからと、大会の看板やら本日の「課題」を選者毎に張り出す作業をすることになった。

 
 噴煙吟社の同人や、各県から駆け付けた同好の士が集まってなかなか良い句を聞かせて貰った。

 前年度の作品全般から選ぶ「ふんえん賞」の二席に入賞して楯を頂いた。

 そのあと各課題を各選者が選考し披講が行われた。

 六つの課題にそれぞれ2句ずつ提出したのだが、そのうち7句が入賞し内2句は五客に入賞するという、私的には出来すぎの結果だった。

 不思議なもので本人が力作だの自信作だのと力んだ句は没句が多く、さらっと詠んだものがいい評価を得た。

 実は昨日は謡曲の発表会があって、その後は例の如く懇親会となってビール・酒・焼酎のミックストリプルとなって、かなり酔ってしまった。

 
 板の間で正座はけっこう堪えた。

 膝は痛いは、謡いすぎて喉は渇くはでついつい悪のりをしてしまったのだ。

 夜帰宅後に翌日の川柳をまとめたりしたので、頭の中は日中の謡曲と翌日の川柳が一緒になってしまった。

 いずれにしても「謡曲を唸り」さらに「川柳を捻る」という趣味は体力・気力に応じて縮小しながらでも続けたいと思っている。

 「はだしなら少し弱味も見せられる」は今日の大会「題:はだし」で五客の入賞句だが、「趣味仲間少し弱味も見せられる」と詠みかえてもいい。

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想定内と想定外の花たち

2017-06-09 10:12:55 | 日常あれこれ
 三ヶ月以上も咲き続けている胡蝶蘭に、つい先日3個目の花芽を見つけたが、まさか咲くことはあるまいと思っていた。

 ところがドンドン膨らみが大きくなるし、ひょっとするとと花の膨らみに合わせて期待の方も膨らんできた。

 
 (3個目の花芽が膨らんだ胡蝶蘭)

 5月の花の時期も終わって、いよいよ梅雨か等と思っていたらいろんな花が咲き始めた。

 
 (ツクシマツモト)

 この花は花が終わった後の花の実をそのまま鉢の土にこぼしているだけで、次の年にはちゃんと芽を出して花を咲かせる。

 寄せ植えにしたつもりもないのにいろんな花の種が混在して一つの鉢から芽を出し時期が来れば勝手に花を咲かせている。

 
 (モントブレチア)

 去年あたりからいきなり繁殖して庭の一角を圧倒するほどに勢力を拡大した。

 見慣れた花だが名前は知らなくて、子供の頃はお盆に近くなると咲くので「盆花」とか、見た目で「段々花」とか適当な名前でよんでいた。

 菜園の方に蔓延っていたものを何株かを持ってきて庭に植えたのだが、瞬く間の繁殖力に驚いて菜園の方も庭の方も半分以上は掘り起こして処分したが、多分直ぐさま増えるだろうと思う。

 季節に関係なくバラの花はまたまた咲き始めた。

 
 (バラ)

 剪定した枝の先を地面に挿し木しておくと今の時期なら梅雨だし水やりもさほど必要ないので着きやすい。

 3株ほどが別の場所で新生活を始めようとしいる。

 この花瓶のバラは1本の枝に咲いているもので、花が梅雨の雨に濡れて重くなり枝を傾げていたが、とうとう重さに耐えられず枝の分かれ目の部分が折れてぶら下がっていたので、切り取って花瓶に放り込んだもの。

 余分な花などを取り除いて管理すればいいのだろうが、せっかく花を付けているのにという気持ちと面倒だという気持ちで放置してしまう。

 バラ自身も自分で付けた花の重さは分かっているだろうにと思ってしまう。

 晴れは計算にはいっているが、雨は想定外だというのなら日本原子力研究機構の想像力とあまり変わらない。

 おっと花の話から、ハナハダ妙な方向に枝が伸びそうだから折れないうちに止めとこう。

 「物の危機心の危機に馴れの危機」

 

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