人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

何かがリングに降りて来る!

2023-12-27 09:29:51 | 雑記
昨日のボクシング、井上尚哉の世界スーパーバンタム級王座統一戦の、某サイトの予想アンケートは、94%がモンスターのKO勝ちとしていました。
ボクシングには絶対というものは無いけれど、私は99%でもおかしくないと思いました。
それくらい両者の実力に開きがあると思っていた人は、私だけではなかったでしょう?
正直言ってこの試合は、昨年暮れのバンタム級王座統一を賭けたポール.バトラー戦同様、私的には、両者の手に汗を握る白熱した試合は、ほとんど期待出来ないな、と踏んでいたのでした。
私は4団体統一戦云々の看板より、モンスターを脅かす強豪との対戦を観たいのです。
んで、この相手のマーロン.タパレス。彼が王座戴冠した相手、ムロジョン.アフマダリエフと一度は話もあった、再戦したらきっと負けるだろう、というくらいの評価で、まあ、3ラウンドまでに決着が着くだろうと、予想していたのですが...
つおい!...これは私の完敗!...判定まで行くかと思いましたよ。すまない、タパレス!、あなたは本当に上手かった、強かった!...あんなにディフェンスが上手く、コンパクトに強いパンチが打てるとは!(もっと大振りで、スピードが無いと思った)
しかし、あのサウスポーの斜め構え、どっかで見覚えがある。そうだ、5年前のボクシング史に残るであろう、モンスターの1ラウンドの、あの電撃的ワンツー.フィニッシュの相手、ファン.カルロス.パヤノです。
敢えて、あのスタイルで来たとは!...本来は井上のパンチが当たりにくいもので、それをタパレスは実証して見せたのです。
パヤノ戦では、見事に踏み込んでワンツーを放ち、ツボにハマったという訳です。
あるテレビ番組で井上は、その試合を振り返って、「何かが降りて来て、相手の動きが一瞬分かった」と言ってました。
井上の段違いの快勝劇には、きっとこれがあるんだと思いました。人間離れした神がかったものを感じてなりません。
自分の思いを超えた何かが!(もっともその悦に浸っていたら、秒で夢見ですよ!)...
昨夜の試合では、どうもそういうものは見られませんでした。タパレスのガンバリかあったのも言うまでも無いですが...
モンスターももう30過ぎて、動体視力も体のキレも落ちて来るだろうし、階級を上げることによるパワーダウンも出て来るでしょう。
何か、そのようなことも感じさせられる、昨夜の一戦でした。
ただ、ある解説者はこの試合「苦戦)と言ってましたが、手こずりはしましたが、苦戦というほどではありませんでした。(唯一の苦戦は、ドネア戦1のみ)
やはり、普通に強かったタパレスよりも、超がつく強さはまだまだ井上にはあります。
これからは、あまり神った試合も期待出来ないのかもしれませんが、どうもここんとこ、試合の交互に降りて来るようだし...
次戦(悪童ネリーが相手か?)では、果たして?...
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする