(つづき)
「大野城(おおのじょう)市役所前」のバス停。
西鉄とコミュニティバス「まどか号」のバス停が並んで建っている。
かつては下大利地区の「21番」の一部がここを終点としていたが、現在はひとつ先の「大野城サティ」まで延長されている。
またかつては、現在「二日市~朝倉街道~甘木~杷木」を走っている「40番」も、このバス停前の道路(県道福岡日田線、旧国道3号)を通って、博多駅、天神方面に向かっていた。
「40番」が二日市までの運行となった際、その代替として、現在の「41番」の一部が朝倉街道まで延長されたが、それもすぐに廃止となった。
この廃止により、太宰府市の水城・国分地区が「バス空白地帯」となったことで、コミュニティバス「まほろば号」の出現へとつながっていく訳だが、もし仮に「41番 朝倉街道行き」が細々とでも運行を継続していたとしたら、こういった展開にはならなかった可能性もある。
今から振り返ってみると、「41番 朝倉街道行き」の廃止が、その後の県内のコミュニティバス発展に与えた影響は実に大きかったと言えるかもしれない。
話は変わって、市役所前の西鉄のバス停の英字表記は「OHNOJYO CITY OFFICE」となっている。
「OHNOJYO」という表記に違和感があったので、公式にはどういう表記なのかを調べてみたところ、公式には「ONOJO」が用いられている。
県内の他の自治体の正式な英字表記を調べてみると、
北九州市(きたきゅうしゅう) …KITAKYUSHU
中央区(ちゅうおう) …CHUO
城南区(じょうなん) …JONAN
大川市(おおかわ) …OKAWA
大牟田市(おおむた) …OMUTA
大木町(おおき) …OKI
大任町(おおとう) …OTO
築上町(ちくじょう) …CHIKUJO
上毛町(こうげ) …KOGE
となっている。
カナをそのままローマ字にしたときに、
「~UU」となるときの2文字目の「U」
「~OU」となるときの2文字目の「U」
「~OO」となるときの2文字目の「O」
については、いずれも省略することになっているようだ。
一方で、飯塚市(いいづか)は「IIZUKA」であり、「~II」となるときの2文字目の「I」は省略しないようだ。
考えてみれば「東京」を「TOUKYOU」と書いたらやはりヘンなので、上記のような決まりはある意味合理的なのかもしれない。
「23番」の「大蔵(おおぞう)」行きが、幕式の行先表示で「OZO」と表示されているのを見て「違和感がある」と書いたことがあるが、実は「正しい」表示だったということになる(おそらく製作者はそこまで意識してなさそうだが)。
でも大任が「OTO」、大木が「OKI」…など、文字数が少なくなるにつれ、「違和感」が増してくる気がする。
もし大町(おお・まち)という自治体があったとすると、「O TOWN」となる訳で、それはちょっとかわいそうだ。
「大野城市」の「ONOJO」についても、単純に読むと「おのじょ」だし、もし仮に「王野助尾市」(おうのじょおし)という市があったとしても、「ONOJO」が使われることになる…。
まあ、仮定の話をしてもしょうがないのだけど。
私もたまに、小倉北区の「到津」が、「いとうず」か「いとおず」か「いとおづ」か「いとうづ」かわからなくなるときがある。
日本語は難しい(こんな結論でいいのか?)。
(つづく)
「大野城(おおのじょう)市役所前」のバス停。
西鉄とコミュニティバス「まどか号」のバス停が並んで建っている。
かつては下大利地区の「21番」の一部がここを終点としていたが、現在はひとつ先の「大野城サティ」まで延長されている。
またかつては、現在「二日市~朝倉街道~甘木~杷木」を走っている「40番」も、このバス停前の道路(県道福岡日田線、旧国道3号)を通って、博多駅、天神方面に向かっていた。
「40番」が二日市までの運行となった際、その代替として、現在の「41番」の一部が朝倉街道まで延長されたが、それもすぐに廃止となった。
この廃止により、太宰府市の水城・国分地区が「バス空白地帯」となったことで、コミュニティバス「まほろば号」の出現へとつながっていく訳だが、もし仮に「41番 朝倉街道行き」が細々とでも運行を継続していたとしたら、こういった展開にはならなかった可能性もある。
今から振り返ってみると、「41番 朝倉街道行き」の廃止が、その後の県内のコミュニティバス発展に与えた影響は実に大きかったと言えるかもしれない。
話は変わって、市役所前の西鉄のバス停の英字表記は「OHNOJYO CITY OFFICE」となっている。
「OHNOJYO」という表記に違和感があったので、公式にはどういう表記なのかを調べてみたところ、公式には「ONOJO」が用いられている。
県内の他の自治体の正式な英字表記を調べてみると、
北九州市(きたきゅうしゅう) …KITAKYUSHU
中央区(ちゅうおう) …CHUO
城南区(じょうなん) …JONAN
大川市(おおかわ) …OKAWA
大牟田市(おおむた) …OMUTA
大木町(おおき) …OKI
大任町(おおとう) …OTO
築上町(ちくじょう) …CHIKUJO
上毛町(こうげ) …KOGE
となっている。
カナをそのままローマ字にしたときに、
「~UU」となるときの2文字目の「U」
「~OU」となるときの2文字目の「U」
「~OO」となるときの2文字目の「O」
については、いずれも省略することになっているようだ。
一方で、飯塚市(いいづか)は「IIZUKA」であり、「~II」となるときの2文字目の「I」は省略しないようだ。
考えてみれば「東京」を「TOUKYOU」と書いたらやはりヘンなので、上記のような決まりはある意味合理的なのかもしれない。
「23番」の「大蔵(おおぞう)」行きが、幕式の行先表示で「OZO」と表示されているのを見て「違和感がある」と書いたことがあるが、実は「正しい」表示だったということになる(おそらく製作者はそこまで意識してなさそうだが)。
でも大任が「OTO」、大木が「OKI」…など、文字数が少なくなるにつれ、「違和感」が増してくる気がする。
もし大町(おお・まち)という自治体があったとすると、「O TOWN」となる訳で、それはちょっとかわいそうだ。
「大野城市」の「ONOJO」についても、単純に読むと「おのじょ」だし、もし仮に「王野助尾市」(おうのじょおし)という市があったとしても、「ONOJO」が使われることになる…。
まあ、仮定の話をしてもしょうがないのだけど。
私もたまに、小倉北区の「到津」が、「いとうず」か「いとおず」か「いとおづ」か「いとうづ」かわからなくなるときがある。
日本語は難しい(こんな結論でいいのか?)。
(つづく)