(つづき)
前回取り上げた、この春のダイヤ改正にて新設される「420番」「410番」のチラシである。
それぞれのルートは以下の通り。
「420番」
【雑餉隈営業所~麦野~麦野三丁目(新設)~麦野一丁目~板付七丁目~板付団地第一~板付~西月隈三丁目~(月隈ランプ~都市高速~千代ランプ)~蓮池~(都心向けは昭和通り、郊外向けは明治通り)~天神】
「410番」
【雑餉隈営業所~麦野~新屋~板付~半道橋~(榎田ランプ~都市高速~千代ランプ)~蓮池~(都心向けは昭和通り、郊外向けは明治通り)~天神】
平日の運行本数は、「420番」の雑餉隈→天神が27本、板付7丁目→天神が28本、天神→雑餉隈が28本となっている。
一方「410番」は、雑餉隈→天神が4本、天神→雑餉隈が3本、天神→新屋が1本となっており、都心向けは夕方のみ、郊外向けは朝のみの運行である。
「410番」は、夕方の都心向け、朝の郊外向けなど、乗客が少ない時間帯に「420番」のルートを「だらだらと」走るともったいないことから、その「節約」のための路線という位置づけのようだ。
また、下りの「新屋行き」というレアな系統は、終点到着後、そのまま板付7丁目から「420番 天神行き」となるということではないだろうか。
「420番」都心向けの、「27本」と「28本」の差がこれに相当するもようである。
「420番」「410番」ともに、都心向けは昭和通り経由、郊外向けは明治通り経由という、かなり珍しい運行形態である。
都心向けが天神郵便局前到着後、天神橋口交差点を左折、さらに天神交差点を左折して、天神大和証券前から郊外向けとなるようである。
「500番台」や「600番台」などの都市高速路線は、一般道路経由路線(「201番」「204番」や「49番」「61番」「62番」など)との組み合わせで都心部内ループを行っている。
「40番」「41番」「43番」など、板付方面から一般道路経由で都心に向かう路線は、以前は天神までやってきていた(「40番」は西公園、「41番」「43番」は大名二丁目や動物園などまで)が、現在はすべて博多駅止め(「40番」のタワー行きを除く)となっており、天神まで再延長しない限り都市高速路線とのループができないことから、「420番」「410番」は都市高速経由同士でループを行うことになったようだ(ただ、郵便局前→大和証券前と乗ることはできないだろうから、厳密には「ループ」ではないのかもしれないけど)。
かつての志免・宇美方面からの都市高速線や、現在の東部地区からの「直行」のように、都心向けは天神北ランプで降りるという選択肢もあったのではないかと思うのだが、どっちが集客力があっただろうか。
「410番」は、一般道路経由の「41番」の末尾に「0」を付けて「410」である。
一方の「420番」は、既存の「42番」は、大橋駅~井尻~昇町方面というまったく違うところを通っており、「42番」がベースではない。
板付団地を通る「40番」をベースとすれば「400番」が適当なのだろうが、杷木~甘木~二日市を走る「40番」をベースにした「400番」が既に福岡都心部を走っていて使えないという理由からか、「630番」のときと同様、「410」との「並び」を意識して「420」となったようだ。
これを機に、既存の「42番」のほうは、大橋ローカル(もしくは春日ローカル)の番号に変えてもよかったのではないだろうか?
(つづく)
前回取り上げた、この春のダイヤ改正にて新設される「420番」「410番」のチラシである。
それぞれのルートは以下の通り。
「420番」
【雑餉隈営業所~麦野~麦野三丁目(新設)~麦野一丁目~板付七丁目~板付団地第一~板付~西月隈三丁目~(月隈ランプ~都市高速~千代ランプ)~蓮池~(都心向けは昭和通り、郊外向けは明治通り)~天神】
「410番」
【雑餉隈営業所~麦野~新屋~板付~半道橋~(榎田ランプ~都市高速~千代ランプ)~蓮池~(都心向けは昭和通り、郊外向けは明治通り)~天神】
平日の運行本数は、「420番」の雑餉隈→天神が27本、板付7丁目→天神が28本、天神→雑餉隈が28本となっている。
一方「410番」は、雑餉隈→天神が4本、天神→雑餉隈が3本、天神→新屋が1本となっており、都心向けは夕方のみ、郊外向けは朝のみの運行である。
「410番」は、夕方の都心向け、朝の郊外向けなど、乗客が少ない時間帯に「420番」のルートを「だらだらと」走るともったいないことから、その「節約」のための路線という位置づけのようだ。
また、下りの「新屋行き」というレアな系統は、終点到着後、そのまま板付7丁目から「420番 天神行き」となるということではないだろうか。
「420番」都心向けの、「27本」と「28本」の差がこれに相当するもようである。
「420番」「410番」ともに、都心向けは昭和通り経由、郊外向けは明治通り経由という、かなり珍しい運行形態である。
都心向けが天神郵便局前到着後、天神橋口交差点を左折、さらに天神交差点を左折して、天神大和証券前から郊外向けとなるようである。
「500番台」や「600番台」などの都市高速路線は、一般道路経由路線(「201番」「204番」や「49番」「61番」「62番」など)との組み合わせで都心部内ループを行っている。
「40番」「41番」「43番」など、板付方面から一般道路経由で都心に向かう路線は、以前は天神までやってきていた(「40番」は西公園、「41番」「43番」は大名二丁目や動物園などまで)が、現在はすべて博多駅止め(「40番」のタワー行きを除く)となっており、天神まで再延長しない限り都市高速路線とのループができないことから、「420番」「410番」は都市高速経由同士でループを行うことになったようだ(ただ、郵便局前→大和証券前と乗ることはできないだろうから、厳密には「ループ」ではないのかもしれないけど)。
かつての志免・宇美方面からの都市高速線や、現在の東部地区からの「直行」のように、都心向けは天神北ランプで降りるという選択肢もあったのではないかと思うのだが、どっちが集客力があっただろうか。
「410番」は、一般道路経由の「41番」の末尾に「0」を付けて「410」である。
一方の「420番」は、既存の「42番」は、大橋駅~井尻~昇町方面というまったく違うところを通っており、「42番」がベースではない。
板付団地を通る「40番」をベースとすれば「400番」が適当なのだろうが、杷木~甘木~二日市を走る「40番」をベースにした「400番」が既に福岡都心部を走っていて使えないという理由からか、「630番」のときと同様、「410」との「並び」を意識して「420」となったようだ。
これを機に、既存の「42番」のほうは、大橋ローカル(もしくは春日ローカル)の番号に変えてもよかったのではないだろうか?
(つづく)