INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

たかすますますま

2006年05月15日 |    ┣ 近い遺産
1月29日に取り上げた「高須磨町」のバス停は、国道3号から脇に入ったところにあるものだった。
写真は国道3号上にある「高須磨町」バス停の現在の様子。
小さな字でびっしりと行先が書いてあるが、内容は次の通りである。

21
雁ノ巣レクレシーションセンター 久保 
国民休暇村 国民宿舎 勝馬 和白(営)
養護学校

22
こもの 青柳四ツ角 立花口

23
城浜団地 香椎花園 みどりヶ丘団地
高美台 下原 西鉄三苫駅

24
八田団地経由土井(営)

26
赤間営業所

29
三苫駅経由和白(営) 和白(営)
城浜団地 高美台
雁ノ巣レクレーションセンター

これらはほとんど実態を反映しておらず、おそらく15年以上前の情報であり、なぜか更新されずに放置されたままである。
当時は、城浜団地方面も、みどりが丘方面もすべて23番であったが、現在はそれぞれ22番、27番に分割されている。
23番以外にも、1番、62番など、行先がたくさんある路線は、近年分割される傾向にある
当時走っていた22番は廃止され、現在はローカル線の2番となり風前の灯状態である。
また、26番の赤間営業所行きは、当時10分に一本の頻度で走っていたが、現在は朝4本のみである(深夜バスを含めると計5本)。

この頃からみると3号線経由の路線は減ってしまったようにも見えるが、一方で、当時はまだ「飾り」程度にしか走っていなかった都市高速経由の路線が現在は全盛を極めているので、東部地区全体でみると必ずしも「衰退」とは言えない。
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高架の効果

2006年05月14日 | 交通
5月13日をもって西鉄宮地岳線の香椎宮前~西鉄香椎間の5つの踏切が廃止され、高架に切り替わる。
写真の香椎参道の踏切もこの日で役目を終え、翌日からは後ろに見える高架線の上を黄色い2両の電車が走ることになる。
高架事業は、踏切遮断による渋滞の緩和と地域の分断の解消を目的として進められてきた。
しかし、香椎参道付近には、この踏切以外にも、香椎参道口交差点、JR鹿児島本線の踏切、香椎宮の鳥居、JR香椎線の踏切と、立て続けに「難所」が存在し、かつ、踏切東部の住宅団地の開発が進んでいることも考え合わせれば、渋滞の緩和には程遠い気がする。
もちろん、この予想が外れてくれたら嬉しいのだが…。

このところ何かと話題の多い宮地岳線。
高架というどちらかといえば前向きな話題の一方で、末端部(西鉄新宮~津屋崎間)は来年には廃止されてしまうという、なんだか激動の時代を生きている感じだ。
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コーヒー1杯の価値

2006年05月13日 | 日記など
金曜日、天神の某カフェで隣りに座った女性二人はハングルの個人レッスンをしていた。
スタバで英会話のレッスンをしたり、ミスドで高校生の家庭教師をしているのを見たこともある。
いずれも善意や奉仕ではなく、しっかりと月謝が発生しているようだ。
こういうのって別に法的に問題ないのだろうか?
カフェで教える行為自体は私個人にとっては別に不快なことでもないので、やってもらって全然構わない。
ただ、雇用契約を結んだ教師と生徒が居て、個人事業者たる教師が「教室」としてカフェを使用しているわけで、飲食店で商談をするという行為や、一人で試験勉強をするのとは少し意味合いが違う気がする。
それに今後、個人レッスンをみんなカフェでやられたら、店側としても困るだろう。
コーヒー1杯の値段には原価や人件費、空間を一定時間占有する対価が含まれているとしても、事業を行うための「家賃」の性格を持つ経費まで含まれるのだろうか?
月謝という直接的な報酬を得るための投資額が含まれていると考えるのは、店側に立つとややかわいそうな気がする。

ただ、私もコーヒー1杯で長時間店で仕事することがあるので、店側にとっては同じことなのかもしれないけど…。

かなりどうでもいいことを考えている週末である。
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どうでもいいですよ(8)

2006年05月12日 |   ┗ どうでもいいですよ
(つづき)
ふと思いついたので、昨年9月27日以来の西鉄バスの「かなりどうでもいいけど気になること」…

13.香椎浜海岸通
「海岸通り」という名前は、いかにもよい響きだ。
でも実際は「香椎浜海岸通」のバス停付近に海岸は見当たらない。
ただ、このバス停ができた頃には、確かに海岸線が広がっていた。
香椎パークポートとして埋め立てられたため、海岸通りではなくなってしまったのだ。
現在は、バス停が「歴史を物語る証人」となってしまっている。

14.中洲
「中洲」のバス停は、どちらかといえば中洲のはずれにある。
むしろ、「東中洲」や「南新地」のバス停のほうが、一般の人が「中洲」に対して抱くイメージにより近い気がする。
だからといって、今さら変えるのもややこしいのだが…。
(つづく)
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もうひとつの華丸マーケット

2006年05月11日 | マスコミ
昨年11月4日11月25日にとりあげた博多華丸、ここのところ「ごきげんよう」「めざましテレビ」など、最近全国ネットのメジャーな番組に出まくっている。
そういえば彼は10年以上前、芸人をしながら天神の某居酒屋でバイトをしていて、何度か料理を運んでもらったこともあった。
このような一方的な親近感があるためか、ローカル番組で見慣れているからか、現在の活躍ぶりをいまいち客観視することができないのだが、彼のことを今まで知らなかった人たちにはどのように映っているのだろうか…。

彼の児玉清のものまねが引き金となったのか、児玉氏本人も最近メディアへの露出が増えた気がする。
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大きな藤棚の下で

2006年05月05日 | 日記など
きょうは八女郡黒木町で藤棚を見てきた。
黄昏どきに行ったのだが、少しだけライトアップされた藤の花たちが幻想的で見事であった。

ちなみにここ黒木町出身の女優 黒木瞳は、少し前までスズキ提供の「スズキ・ハッピーモーニング 黒木瞳のいってらっしゃい」というラジオ番組を担当していたが、現在はライバル会社であるダイハツ提供の「ダイハツシンプル・ビューティ 黒木瞳 ホッとGoing」というタイトルの語呂も内容もどこか似通った番組を担当している。
変わり身の早さと世渡りの上手さはさすが元宝塚である(?)。
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欠番を訪ねて(25)

2006年05月04日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
都市高速道路を利用する400番と620番を例にとり、呉服町から、ランプを降りてすぐの停留所までの運賃を比べてみると、400番は「洗出」まで250円、620番は「野多目ランプ入口」まで280円であり、距離的には「洗出」のほうが遠いものの、620番のほうが30円高い。
もともと400番は、甘木・夜須・三輪方面から博多駅へ行くのに、二日市まで出てJRに乗り換えるというパターンを切り崩して、バスでそのまま博多駅まで行く需要を開拓するために開設された路線であり、「運賃面での競争力」を持たせる必要があったことも、このような割安運賃の一因と考えられる。

一方で、都市高速路線の歴史が古い地区には「時間」の概念は取り入れられていないようで、ここでも「不公平」がみられる。
天神から香椎浜ランプを降りてすぐの「留学生会館前」までは、都市高速道路経由も一般道路経由も同じ360円である。
他の例からすると250円~300円くらいが妥当なような気がするが、あえて「運賃面での競争力」を付ける必要性は低そうなので、安くなることはないのかもしれない。
(つづく)
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欠番を訪ねて(24)

2006年05月03日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
運賃の「不公平」に関連して話を続ける(ここでいう「不公平」という言葉は、必ずしも悪い意味だけで使っている訳ではない)。
西鉄の路線バスの運賃は昔は距離で決まっていた。
しかし近年では、距離に加えて「時間」という概念も運賃決定の要素に加わっている。
つまり、都市高速道路を使うことで運行時間が短くなると、乗務員や車両の運用の効率化が図れるので、その分を政策的に安くするということが行われている。

たとえば 天神から西区の「野方」までは、一般道路経由なら440円だが(204番)、都市高速道路経由なら350円である(504番)。
「早くて安い」ということになるので、特に不公平感はないのかもしれないが、都市高速道路経由のバスが利用できないエリアの人にとってはある意味「不公平」と言えるのかもしれない。

また、同じ都市高速道路経由の路線の中でも、差がみられる。
(つづく)
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前略、石の上より

2006年05月02日 | 日記など
我が家の最寄駅の裏あたりで生活してる猫。
なんだかここのところ動物の画像が続いているが、決して良い人アピールではない(笑)。
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欠番を訪ねて(23)

2006年05月01日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
3月27日以来の「欠番を訪ねて」。

9.「79番 月見町線」

79番は、
【今川橋~赤坂門~天神~県庁~馬出~箱崎駅~前川町~月見町】
というルートを走っていた。

この79番以外でも、21番(志賀島線)、31番(篠栗線)など、かつては「今川橋行き」が存在したが、現在は今川橋を起終点とする路線はない。 

県庁が東公園に移転する前は、昭和通りから大学通り(九大病院の塀沿いの道)に至るルートを走っていたと思う。
現在でもJR九州バスはこの大学通りを通っているが、狭い道を人や車をよけながら走る様子は、一時的にタイムスリップした感じである。

月見町地区へ向かうバスは、79番から51番&52番→51番と移り変わり、現在は1番が乗り入れている。
終点の月見町は、地下鉄箱崎線と西鉄宮地岳線の貝塚駅の裏手の、駅まで歩いて3~4分程度のところにある。

貝塚駅はかつて西鉄の市内電車の終点であり、その名残りで、市内の均一運賃(180円と220円)区間に含まれていて、天神から貝塚駅前までは220円で行くことができる。
一方の月見町は、均一運賃区間外であり、天神からは280円かかる。
均一区間の境目付近では、このような「不公平」とも思える事態が起こりがちである。
(つづく)
コメント (3)
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