スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

再渡米&完全性

2008-10-04 19:00:17 | 海外競馬
 春にアメリカ遠征し,ピーターパンステークスを勝つという快挙を達成したものの,最大の目標であったベルモントステークスは直前の爪の怪我で出走を取り消したカジノドライヴ。怪我は軽症でしたのですぐに帰国,秋の目標を現地時間今月25日のブリーダーズカップクラシックに定め,1日に日本を旅立ちました
 本当は9月16日に出国という予定を組んでいたのですが,日本での調整が少し遅れてしまったようです。ブリーダーズカップは開催競馬場が持ち回りですが,今年は西海岸のサンタアニタパーク競馬場。ここはダートではなくポリトラックですので,慣れさせるという意味で,試走としてレースも使うようです。ただこれは重賞でなく一般レースになるようですから,ここでは取り上げません。
 ブリーダーズカップクラシックは,アメリカの有力馬はすべてが目標とするレースといっても過言ではなく,レースのレベルは格段に上がることになります。ただ,カジノドライヴはレースで底をみせていませんので,僕としては不安よりも期待の方が大きいです。少なくとも,まったくレースにならずに負けてしまうということはないのではないかと思います。鞍上は,アメリカのビクター・エスピノーザ騎手が務める予定となっています。

 明日はスプリンターズステークス。キンシャサノキセキ◎,スリープレスナイト○,カノヤザクラ▲,ファイングレイン△,スズカフェニックス△。順番つけましたけど拮抗してると思います。

 観音寺記念は決勝です。並びは吉川ー遠沢ー渡辺の南関東,石丸には山口で西日本,渡部ー香川ー室井の四国で手島は単騎。石丸選手を狙いますが,手島選手は無視できません。なお,このレースの回顧はかなり後になることをお断りしておきます。

 次に,ある人間の精神のうちにある排尿の観念の完全性ということを考えてみることにします。なるほど,ある事物について,それを完全とか不完全とかいうのは,ひとつの価値観に相違ないだろうと思われるからです。
 表象は混乱した観念です。だから,それがどんな人間の精神のうちにあったとしても,排尿の表象像というのはすべからく混乱した観念です。すでに何度か指摘していますように,混乱した観念と十全な観念の関係というのは,前者が無であるのに対して後者が有であるということにスピノザの哲学ではなっていますので,これを実在性の観点からみるならば,排尿の表象像は,それがどのように表象されるのかということには関係なく,すべて非実在的なものであるといえます。ところが,第二部定義六にあるように,事物の完全性とはその事物の実在性にほかならないのであって,要するに排尿の表象像は,表象のされ方には関係なしに不完全なものといえるでしょう。
 要するにもしも排尿の観念というものがあって,こうした観念が完全なものであるといわれるためには,その排尿の観念が表象つまり混乱した観念ではなくて,十全な観念ないしは真の観念としてあることが必要となるわけです。僕は僕自身の排尿の説明について,これはスピノザの哲学における定義ではないかといいました。この点については争いませんが,もしもそれが確かに排尿の定義であるのなら,そのように排尿が観念される場合に,それは始めて完全であるといい得るのであり,それ以外の排尿の観念は,すべて不完全であるということになるのです。
コメント
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