10月28日と29日に指された第26期竜王戦七番勝負第二局。
渡辺明竜王の先手で森内俊之名人の急戦矢倉。角頭を守るために浮いた後手の飛車が玉頭方面に転換されるという将棋に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/9a/4d5211476f8b3f89023bd5c7d258ffe8.png)
飛車が定位置からひとつ寄ったところで,これが封じ手。優劣は別ですが,先手としては面白くない展開になっているように僕は感じていました。
後手は△8四角と出ていますが,びっくりしたという先手の感想が残っています。不思議にも思えますが▲8五金と出るのはこの一手だそうで,△7六歩▲同銀△6六角と王手で逃げました。受けは▲7七歩。後手は△4五桂と玉側の桂馬を跳ねて攻めの継続を図りました。先手は▲4六角△6四銀と銀1枚を後手玉から遠ざけて▲1四歩。封じ手は端攻めの狙いですから,それを実行に移したわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a5/be885c7ca1140d44158135f496ba4690.png)
この歩は取るほかありませんが,取り方はふたつ。実戦は飛車で取って飛車交換となったのですが,飛車で取られるのをうっかりしていたという先手の感想があり,これはさすがに驚きました。
飛車交換になったから直ちに先手がまずくしたとは僕には思えません。ただ,4八の銀取りが残ったために先手は加速をつけて攻めていかざるを得ない局面になっています。その攻めを受けきった後手が鮮やかな反撃を決めて勝ちました。
端攻めの場合は仕方ありませんが,やはり右の銀が取り残されるような形で攻めることになった先手の構想に疑問の部分はあったかもしれません。後手は飛車交換になればチャンスは得られるだろうという大局観であったようで,このあたりは先勝して迎えた後手番ならではの余裕が垣間見えるような気がします。その余裕に先手が翻弄されたような一局であったというのが,この将棋全体を通じての僕の印象でした。
森内名人が連勝。第三局は7日と8日です。
それでは検査結果の方も簡単に記しておきましょう。
まずHbA1cですが,6.3%になっていました。6月の通院のときが6.5%で,それが久しぶりといえるくらいの良好な数値であったわけですが,それがさらに良化していたということになります。現行の国際標準では,正常値の上限が6.2%ですから,それを僅かながら上回っているとはいえ,僕にしては相当に良好な結果であったといえます。日々の生活において特段の変化があったわけではありませんから,どうしてこのような結果になったのか,はっきりとしたことは分かりません。ただひとつだけいえるのは,これは例年そうなのですが,僕の血糖値は,寒い時期よりは暑い時期の方が,よりコントロールできています。つまりそうした時期的なものが,この結果に一定の影響を及ぼしているものと思います。ただ,実際のところ僕の血糖値は同じような値で推移しているわけではなく,乱高下しています。ですからこのように正常値に近い結果が出るということは,瞬間的にみた場合には,低血糖を発症したケースが多かったということの現れであるともいえるのです。実際,このときに検査した血糖値も57㎎/㎗と,低血糖を示していました。もっとも,これは僕自身がおそらくそうであろうと分かっていたことではあります。
この日の検査項目の中で,これ以外に異常を示すマークが入っていたのはふたつ。ひとつはクレアチニンで,この値が若干ですが正常値の上限をオーバーしていました。ただ,これが検査の項目に入っているときに,異常を示したのはこの日だけです。正常といえる範囲の中だけでいえば,基本的に高めの結果,要するに下限値よりは上限値に近い方の数値が出ていますが,この日の結果はその中では突出して高かったです。ただ,この日だけのことなので,とくに心配はしていません。
もうひとつはLDLコレステロールですが,これは検査するとほとんど下限値を下回っていて,しかし心配は無用という話をU先生から聞いています。むしろこの日は67㎎/㎗で,下限は70㎎/㎗ですから,僕の検査結果としては,正常値に近い方の値でした。
渡辺明竜王の先手で森内俊之名人の急戦矢倉。角頭を守るために浮いた後手の飛車が玉頭方面に転換されるという将棋に。
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飛車が定位置からひとつ寄ったところで,これが封じ手。優劣は別ですが,先手としては面白くない展開になっているように僕は感じていました。
後手は△8四角と出ていますが,びっくりしたという先手の感想が残っています。不思議にも思えますが▲8五金と出るのはこの一手だそうで,△7六歩▲同銀△6六角と王手で逃げました。受けは▲7七歩。後手は△4五桂と玉側の桂馬を跳ねて攻めの継続を図りました。先手は▲4六角△6四銀と銀1枚を後手玉から遠ざけて▲1四歩。封じ手は端攻めの狙いですから,それを実行に移したわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a5/be885c7ca1140d44158135f496ba4690.png)
この歩は取るほかありませんが,取り方はふたつ。実戦は飛車で取って飛車交換となったのですが,飛車で取られるのをうっかりしていたという先手の感想があり,これはさすがに驚きました。
飛車交換になったから直ちに先手がまずくしたとは僕には思えません。ただ,4八の銀取りが残ったために先手は加速をつけて攻めていかざるを得ない局面になっています。その攻めを受けきった後手が鮮やかな反撃を決めて勝ちました。
端攻めの場合は仕方ありませんが,やはり右の銀が取り残されるような形で攻めることになった先手の構想に疑問の部分はあったかもしれません。後手は飛車交換になればチャンスは得られるだろうという大局観であったようで,このあたりは先勝して迎えた後手番ならではの余裕が垣間見えるような気がします。その余裕に先手が翻弄されたような一局であったというのが,この将棋全体を通じての僕の印象でした。
森内名人が連勝。第三局は7日と8日です。
それでは検査結果の方も簡単に記しておきましょう。
まずHbA1cですが,6.3%になっていました。6月の通院のときが6.5%で,それが久しぶりといえるくらいの良好な数値であったわけですが,それがさらに良化していたということになります。現行の国際標準では,正常値の上限が6.2%ですから,それを僅かながら上回っているとはいえ,僕にしては相当に良好な結果であったといえます。日々の生活において特段の変化があったわけではありませんから,どうしてこのような結果になったのか,はっきりとしたことは分かりません。ただひとつだけいえるのは,これは例年そうなのですが,僕の血糖値は,寒い時期よりは暑い時期の方が,よりコントロールできています。つまりそうした時期的なものが,この結果に一定の影響を及ぼしているものと思います。ただ,実際のところ僕の血糖値は同じような値で推移しているわけではなく,乱高下しています。ですからこのように正常値に近い結果が出るということは,瞬間的にみた場合には,低血糖を発症したケースが多かったということの現れであるともいえるのです。実際,このときに検査した血糖値も57㎎/㎗と,低血糖を示していました。もっとも,これは僕自身がおそらくそうであろうと分かっていたことではあります。
この日の検査項目の中で,これ以外に異常を示すマークが入っていたのはふたつ。ひとつはクレアチニンで,この値が若干ですが正常値の上限をオーバーしていました。ただ,これが検査の項目に入っているときに,異常を示したのはこの日だけです。正常といえる範囲の中だけでいえば,基本的に高めの結果,要するに下限値よりは上限値に近い方の数値が出ていますが,この日の結果はその中では突出して高かったです。ただ,この日だけのことなので,とくに心配はしていません。
もうひとつはLDLコレステロールですが,これは検査するとほとんど下限値を下回っていて,しかし心配は無用という話をU先生から聞いています。むしろこの日は67㎎/㎗で,下限は70㎎/㎗ですから,僕の検査結果としては,正常値に近い方の値でした。