10月15日に対局があった第35期女流王将戦三番勝負第二局は,23日に放映がありました。
里見香奈女流王将が先手で7筋の位を確保した上で向飛車から手損をして四間飛車。香川愛生女流二段は居飛車を選択し,二枚銀から5筋位取りという,対抗形としては力戦形になりました。少し戦った後でまた陣形を整えたのですが,それに対する先手の揺さぶりで,後手の角が使いにくくなりました。その分だけ中盤では先手が指しやすくなっていたように思えます。

先手が歩を垂らした局面。ここで△8五桂は勝負手だったかもしれませんが,余計にまずくしてしまったように感じられます。先手は取らずに▲6六銀。△同銀▲同飛は仕方がなさそう。そこで今度は△7七桂成といきました。これは無視して歩が成ってしまう手もあったでしょうが先手は▲同歩△同歩成▲同桂と丁寧に応接。△7五銀と打ち▲6九飛に△6六歩で飛車の侵入こそ防げましたが▲8五桂が気分のよい跳躍。△8六銀に▲7三桂成と進んでは,先手が優勢を確実なものにしました。

先手はこの後,ゆっくりとしかし確実にという攻め方をしたので,一手違いまではいきましたが,これは先手快勝の部類だと思います。後手の中盤の構想の拙さが祟ってしまった将棋であったというのが,全体を通しての印象でした。
里見女流王将が勝ったのでタイに。第三局の放映は今週の土曜日です。
法要が終ったので次は墓参りです。祖父と祖母の骨が納められている墓は大和市内ですから,そちらに移動するということになるのですが,ちょっと意外なことが起こりました。それは住職も墓に行くということでした。昨年の12月に祖母の一周忌の法要を営んだときには,住職は寺で読経しただけで,墓までは来ませんでした。ですからこの日も同じようになるのだろうと僕は思っていたのです。なのでこれが僕にはとても意外に思えたのです。今回は祖父の三三回忌の法要も兼ねていたから住職が墓まで来ることになったのかもしれませんし,あるいは昨年は一周忌の法要の後にも住職には用事があったために来られなかったということだったのかもしれません。いずれにしてもどうして来るのかとはまさか尋ねるわけにもいきませんから,このようになったはっきりとした理由というのは不明です。
もっとも,意外に思ったのは僕だけでなく,それは母も伯母も従妹も同様でした。そして住職のこの行動は,喪主である叔父にとっても予定外であったようです。それでも来るというものを拒むわけにはいきませんから,来てもらうということにはなりました。ただし,住職は僕たちとは別に,自家用車を運転して墓に向かうとのこと。納骨のときには墓まで来ていますし,何しろ三三回忌を迎えた祖父の時代から付き合いがある住職,といっても現在の住職は二代目ではあるのですが,それでもその当時から付き合いがあったことは事実で,墓にも何度かは来ています。ですからこちらの方でとくに道案内をするような必要はありませんでした。
この日に借りていたレンタカーは,大型ワゴンでした。ですから住職が同乗するだけの余裕はあったのです。ただ,同乗して墓まで来るならば,今度はまた寺まで送ってこなければならないことになります。住職にとって墓まで行くということが予定の行動であったのかどうかは分かりませんが,叔父が来ないものと思っていたのですから,おそらくはこの日になって急に告げられたものなのでしょう。住職が自分で運転することになったのは,おそらく住職からのこちらへの配慮であったのではないかと思います。
里見香奈女流王将が先手で7筋の位を確保した上で向飛車から手損をして四間飛車。香川愛生女流二段は居飛車を選択し,二枚銀から5筋位取りという,対抗形としては力戦形になりました。少し戦った後でまた陣形を整えたのですが,それに対する先手の揺さぶりで,後手の角が使いにくくなりました。その分だけ中盤では先手が指しやすくなっていたように思えます。

先手が歩を垂らした局面。ここで△8五桂は勝負手だったかもしれませんが,余計にまずくしてしまったように感じられます。先手は取らずに▲6六銀。△同銀▲同飛は仕方がなさそう。そこで今度は△7七桂成といきました。これは無視して歩が成ってしまう手もあったでしょうが先手は▲同歩△同歩成▲同桂と丁寧に応接。△7五銀と打ち▲6九飛に△6六歩で飛車の侵入こそ防げましたが▲8五桂が気分のよい跳躍。△8六銀に▲7三桂成と進んでは,先手が優勢を確実なものにしました。

先手はこの後,ゆっくりとしかし確実にという攻め方をしたので,一手違いまではいきましたが,これは先手快勝の部類だと思います。後手の中盤の構想の拙さが祟ってしまった将棋であったというのが,全体を通しての印象でした。
里見女流王将が勝ったのでタイに。第三局の放映は今週の土曜日です。
法要が終ったので次は墓参りです。祖父と祖母の骨が納められている墓は大和市内ですから,そちらに移動するということになるのですが,ちょっと意外なことが起こりました。それは住職も墓に行くということでした。昨年の12月に祖母の一周忌の法要を営んだときには,住職は寺で読経しただけで,墓までは来ませんでした。ですからこの日も同じようになるのだろうと僕は思っていたのです。なのでこれが僕にはとても意外に思えたのです。今回は祖父の三三回忌の法要も兼ねていたから住職が墓まで来ることになったのかもしれませんし,あるいは昨年は一周忌の法要の後にも住職には用事があったために来られなかったということだったのかもしれません。いずれにしてもどうして来るのかとはまさか尋ねるわけにもいきませんから,このようになったはっきりとした理由というのは不明です。
もっとも,意外に思ったのは僕だけでなく,それは母も伯母も従妹も同様でした。そして住職のこの行動は,喪主である叔父にとっても予定外であったようです。それでも来るというものを拒むわけにはいきませんから,来てもらうということにはなりました。ただし,住職は僕たちとは別に,自家用車を運転して墓に向かうとのこと。納骨のときには墓まで来ていますし,何しろ三三回忌を迎えた祖父の時代から付き合いがある住職,といっても現在の住職は二代目ではあるのですが,それでもその当時から付き合いがあったことは事実で,墓にも何度かは来ています。ですからこちらの方でとくに道案内をするような必要はありませんでした。
この日に借りていたレンタカーは,大型ワゴンでした。ですから住職が同乗するだけの余裕はあったのです。ただ,同乗して墓まで来るならば,今度はまた寺まで送ってこなければならないことになります。住職にとって墓まで行くということが予定の行動であったのかどうかは分かりませんが,叔父が来ないものと思っていたのですから,おそらくはこの日になって急に告げられたものなのでしょう。住職が自分で運転することになったのは,おそらく住職からのこちらへの配慮であったのではないかと思います。