昨日の第51回高松宮記念。
抜群の加速でモズスーパーフレアが瞬く間にハナへ。2番手はレッドアンシェル,ダノンファンタジー,ラウダシオン,セイウンコウセイの4頭。この後ろもライトオンキュー,カツジ,レシステンシアの集団。サウンドキアラが単独で続き,インディチャンプとダノンスマッシュ。トゥラヴェスーラを挟んでミッキーブリランテとマルターズディオサ。以下はダイメイフジ,エイティーンガール,アストラエンブレム,アウィルアウェイと続きました。前半の600mは34秒1のミドルペース。
直線に入ったところでモズスーパーフレアのリードは2馬身くらい。ダノンファンタジーとセイウンコウセイが続きましたが,この2頭はモズスーパーフレアには追いつけず。大外からレシステンシアが追ってきて,セイウンコウセイとレシステンシアの間からダノンスマッシュ。モズスーパーフレアから離れたところで2頭の競り合いとなり,内から制したダノンスマッシュの優勝。レシステンシアがクビ差で2着。馬群を捌いてモズスーパーフレアの外,優勝争いをした2頭とは離れたところから追い込んできたインディチャンプがクビ差で3着。
優勝したダノンスマッシュは香港スプリントからの連勝で大レース2勝目。このレースは能力の高い馬が揃っていましたが,1200mならこの馬に一日の長があるのではないかと思っていました。昨年のこのレースを重馬場で大敗していたので,コースに対する適性と馬場状態には不安が残りましたが,ここは能力を出し切ることに成功。2着と3着に大レースの勝ち馬が入っていますから,やはり距離の適性の差でそれらに優ったとみるのが妥当なところではないかと思います。父は第43回の覇者であるロードカナロアで父仔制覇。
騎乗した川田将雅騎手はホープフルステークス以来の大レース25勝目。第48回以来3年ぶりとなる高松宮記念2勝目。管理している安田隆行調教師もホープフルステークス以来の大レース制覇で大レース18勝目。第42回,43回に続く8年ぶりの高松宮記念3勝目。
第二部定理八は,現実的に存在しない個物res singularisの形相的本性essentia formalisが,神Deusの属性attributumの中に含まれていることを前提としています。そこでそのXが現実的に存在するようになると仮定します。すると現実的に存在するXの本性は,神の属性の中に含まれているXの形相的本性とは異なります。少なくともその形相的本性だけで説明することはできません。
僕はこのことは第二部定理八備考から読解することができると考えています。ただしそのことについては以前に別の考察においてこの備考Scholiumを検討したときに詳しく説明したことですので,ここでは簡潔に次のことだけをいっておきます。
第二部定理八系は,個物が神の属性の中に包容されているだけであれば,その個物の観念ideaは神の無限な観念が存在する限りにおいて存在し,もしその個物が現実的に存在するようになると,その個物の観念も現実的に存在するといわれる存在existentiaを含むといっています。したがって,現実的に存在する個物,上述の例でいえば現実的に存在するXの観念は,Xが現実的に存在するということを含んでいる観念でなければなりません。いい換えればXの現実的本性actualis essentiaを含むような観念でなければなりません。したがってそれは神の属性の中に含まれているXの形相的本性ではないか,あるいは少なくともそれだけで説明することができるわけではないのです。いい換えればXの現実的本性と,神の属性の中に含まれているXの形相的本性を同一視することはできないのです。
このことを考慮に入れるのであれば,神の属性の中に含まれている形相的本性,無限に多くのinfinitaものの形相的本性のすべてが現実的に存在するかしないかということとは関係なく,標準的解釈,いい換えれば神の無限な観念を無限知性intellectus infinitusと同一視することはできる,それが正しい解釈であるか否かということはまた別の話ですが,論理的に成立させ得ると僕は考えます。いい換えれば,形相的本性と現実的本性は異なるということを注視すれば,現実的に存在しないとされているもののすべてが現実的に存在することが可能か不可能かということは,考慮の外においても構わないと僕は考えるのです。なので僕はこの点はこれ以上は深掘りしません。
抜群の加速でモズスーパーフレアが瞬く間にハナへ。2番手はレッドアンシェル,ダノンファンタジー,ラウダシオン,セイウンコウセイの4頭。この後ろもライトオンキュー,カツジ,レシステンシアの集団。サウンドキアラが単独で続き,インディチャンプとダノンスマッシュ。トゥラヴェスーラを挟んでミッキーブリランテとマルターズディオサ。以下はダイメイフジ,エイティーンガール,アストラエンブレム,アウィルアウェイと続きました。前半の600mは34秒1のミドルペース。
直線に入ったところでモズスーパーフレアのリードは2馬身くらい。ダノンファンタジーとセイウンコウセイが続きましたが,この2頭はモズスーパーフレアには追いつけず。大外からレシステンシアが追ってきて,セイウンコウセイとレシステンシアの間からダノンスマッシュ。モズスーパーフレアから離れたところで2頭の競り合いとなり,内から制したダノンスマッシュの優勝。レシステンシアがクビ差で2着。馬群を捌いてモズスーパーフレアの外,優勝争いをした2頭とは離れたところから追い込んできたインディチャンプがクビ差で3着。
優勝したダノンスマッシュは香港スプリントからの連勝で大レース2勝目。このレースは能力の高い馬が揃っていましたが,1200mならこの馬に一日の長があるのではないかと思っていました。昨年のこのレースを重馬場で大敗していたので,コースに対する適性と馬場状態には不安が残りましたが,ここは能力を出し切ることに成功。2着と3着に大レースの勝ち馬が入っていますから,やはり距離の適性の差でそれらに優ったとみるのが妥当なところではないかと思います。父は第43回の覇者であるロードカナロアで父仔制覇。
騎乗した川田将雅騎手はホープフルステークス以来の大レース25勝目。第48回以来3年ぶりとなる高松宮記念2勝目。管理している安田隆行調教師もホープフルステークス以来の大レース制覇で大レース18勝目。第42回,43回に続く8年ぶりの高松宮記念3勝目。
第二部定理八は,現実的に存在しない個物res singularisの形相的本性essentia formalisが,神Deusの属性attributumの中に含まれていることを前提としています。そこでそのXが現実的に存在するようになると仮定します。すると現実的に存在するXの本性は,神の属性の中に含まれているXの形相的本性とは異なります。少なくともその形相的本性だけで説明することはできません。
僕はこのことは第二部定理八備考から読解することができると考えています。ただしそのことについては以前に別の考察においてこの備考Scholiumを検討したときに詳しく説明したことですので,ここでは簡潔に次のことだけをいっておきます。
第二部定理八系は,個物が神の属性の中に包容されているだけであれば,その個物の観念ideaは神の無限な観念が存在する限りにおいて存在し,もしその個物が現実的に存在するようになると,その個物の観念も現実的に存在するといわれる存在existentiaを含むといっています。したがって,現実的に存在する個物,上述の例でいえば現実的に存在するXの観念は,Xが現実的に存在するということを含んでいる観念でなければなりません。いい換えればXの現実的本性actualis essentiaを含むような観念でなければなりません。したがってそれは神の属性の中に含まれているXの形相的本性ではないか,あるいは少なくともそれだけで説明することができるわけではないのです。いい換えればXの現実的本性と,神の属性の中に含まれているXの形相的本性を同一視することはできないのです。
このことを考慮に入れるのであれば,神の属性の中に含まれている形相的本性,無限に多くのinfinitaものの形相的本性のすべてが現実的に存在するかしないかということとは関係なく,標準的解釈,いい換えれば神の無限な観念を無限知性intellectus infinitusと同一視することはできる,それが正しい解釈であるか否かということはまた別の話ですが,論理的に成立させ得ると僕は考えます。いい換えれば,形相的本性と現実的本性は異なるということを注視すれば,現実的に存在しないとされているもののすべてが現実的に存在することが可能か不可能かということは,考慮の外においても構わないと僕は考えるのです。なので僕はこの点はこれ以上は深掘りしません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます