なぜ脳内出血だけを起こす動脈瘤があるのかとご質問がありました。
それは上の図を見て頂ければ分かると思います。
左の図のように、通常の動脈瘤は「脳の外」にあるため、破裂した時に血液は「脳の外」、つまり「くも膜下腔」に流れ出ます。ですから「くも膜下出血」になるのです。
これに対して、右の図の動脈瘤は先端が「脳の中」に潜り込んでいるため、ここが破裂すると「脳の中」だけに出血する、というわけです。
純粋に脳内出血だけの動脈瘤はそれほど頻度は高くありません。しかしくも膜下出血に脳内出血を合併するという程度ならかなり良く経験されます。
この場合、普通の脳内出血と間違われ、動脈瘤の治療が遅れることがあるので注意が必要です。
以上、ご参考となれば幸いです。
それは上の図を見て頂ければ分かると思います。
左の図のように、通常の動脈瘤は「脳の外」にあるため、破裂した時に血液は「脳の外」、つまり「くも膜下腔」に流れ出ます。ですから「くも膜下出血」になるのです。
これに対して、右の図の動脈瘤は先端が「脳の中」に潜り込んでいるため、ここが破裂すると「脳の中」だけに出血する、というわけです。
純粋に脳内出血だけの動脈瘤はそれほど頻度は高くありません。しかしくも膜下出血に脳内出血を合併するという程度ならかなり良く経験されます。
この場合、普通の脳内出血と間違われ、動脈瘤の治療が遅れることがあるので注意が必要です。
以上、ご参考となれば幸いです。
