I.TさんからINRについて質問がありましたのでお答えします。
INRとはInternational normalized ratioの略で、国際標準比または国際標準化比と呼ばれます。
どちらにしろ難しい名前なので、簡単に説明すると、「どのぐらい血液が固まりにくいかを示す値」ということです。
以前、私たちの血液を採血し、体の外に出すと数分でゼリーのように固まることを紹介しました。しかし実は血液が体の中で固まってしまうこともあります。不整脈や心臓弁膜症、血液疾患等が代表的なものです。
脳梗塞の原因の一つである心原性脳塞栓症と言われるものは不整脈のために心臓の中で血の固まりが出来て、それがはがれて脳に飛ぶことで起きます。
これを防ぐためにワルファリンを内服し、固まりにくくするのです。
ただしワルファリンは人によって効き具合が相当違うため、定期的に採血を行って、普通の人と比べてどのぐらい血液が固まりにくくなっているか、つまりワルファリンがどの程度効いているかをチェックする必要があります。これに使われる指標がINRです。
以前はプロトロンビン時間という採血項目でチェックしていたのですが、病院(測定機器)によって結果がかなり違うことが分かり、誤差を補正した値である国際標準比INRで評価することになりました。
INRの値はどこの病院で検査を受けても比較が出来るので安心なのです。
お分かり頂けたでしょうか?
INRとはInternational normalized ratioの略で、国際標準比または国際標準化比と呼ばれます。
どちらにしろ難しい名前なので、簡単に説明すると、「どのぐらい血液が固まりにくいかを示す値」ということです。
以前、私たちの血液を採血し、体の外に出すと数分でゼリーのように固まることを紹介しました。しかし実は血液が体の中で固まってしまうこともあります。不整脈や心臓弁膜症、血液疾患等が代表的なものです。
脳梗塞の原因の一つである心原性脳塞栓症と言われるものは不整脈のために心臓の中で血の固まりが出来て、それがはがれて脳に飛ぶことで起きます。
これを防ぐためにワルファリンを内服し、固まりにくくするのです。
ただしワルファリンは人によって効き具合が相当違うため、定期的に採血を行って、普通の人と比べてどのぐらい血液が固まりにくくなっているか、つまりワルファリンがどの程度効いているかをチェックする必要があります。これに使われる指標がINRです。
以前はプロトロンビン時間という採血項目でチェックしていたのですが、病院(測定機器)によって結果がかなり違うことが分かり、誤差を補正した値である国際標準比INRで評価することになりました。
INRの値はどこの病院で検査を受けても比較が出来るので安心なのです。
お分かり頂けたでしょうか?
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