rt-PA静注療法が発症後4.5時間まで延長されましたが、それに伴い、適正治療指針も変更になりました。
実際の治療経験に基づき、いくつかの重要な変更点があり、それがまとめられています。
上の図はちょっと見にくいと思いますので、ピックアップして説明します。
1)治療の適応において、初回版では「3ヶ月以内の脳梗塞は禁忌」とされていましたが、「最終発症から1ヵ月以内の脳梗塞は適応外」に変更になっています。ただし「直近の脳梗塞出血性変化が CT 上で高吸収域所見として残っている場合は、1ヶ月を過ぎていても適応外」と追記されています。
2)初回版では記載のなかった大動脈解離と大動脈瘤に関して、「胸部大動脈解離が強く疑われる場合は適応外、胸部大動脈瘤の存在が判明している場合は慎重投与」が追加されています。
3)新たな抗凝固薬の認可に伴い、初回版における「ワーファリン内服中 INR>1.7、ヘパリン投与中APTTの延長、は禁忌」が「抗凝固療法中ないし異常症において、PT-INRが1.71を超える場合や aPTTが前値の 1.5倍を超える場合は、適 応外」に変更されています。
4)初回版で禁忌であった「痙攣」「脳動脈瘤・頭蓋内腫瘍・脳動静脈奇形・もやもや病」が慎重投与に変更されています。
以上のように全体として大きく緩和されていますが、大動脈解離のように追加事項もあります。
また、「禁忌」が「適応外」という言葉に変更されている点にも注目です。
これまでの7年間の経験と臨床研究をもとに、このような変更が行われたと記述されています。
上記以外にも変更がありますので、ぜひ一度確認してみてください。
実際の治療経験に基づき、いくつかの重要な変更点があり、それがまとめられています。
上の図はちょっと見にくいと思いますので、ピックアップして説明します。
1)治療の適応において、初回版では「3ヶ月以内の脳梗塞は禁忌」とされていましたが、「最終発症から1ヵ月以内の脳梗塞は適応外」に変更になっています。ただし「直近の脳梗塞出血性変化が CT 上で高吸収域所見として残っている場合は、1ヶ月を過ぎていても適応外」と追記されています。
2)初回版では記載のなかった大動脈解離と大動脈瘤に関して、「胸部大動脈解離が強く疑われる場合は適応外、胸部大動脈瘤の存在が判明している場合は慎重投与」が追加されています。
3)新たな抗凝固薬の認可に伴い、初回版における「ワーファリン内服中 INR>1.7、ヘパリン投与中APTTの延長、は禁忌」が「抗凝固療法中ないし異常症において、PT-INRが1.71を超える場合や aPTTが前値の 1.5倍を超える場合は、適 応外」に変更されています。
4)初回版で禁忌であった「痙攣」「脳動脈瘤・頭蓋内腫瘍・脳動静脈奇形・もやもや病」が慎重投与に変更されています。
以上のように全体として大きく緩和されていますが、大動脈解離のように追加事項もあります。
また、「禁忌」が「適応外」という言葉に変更されている点にも注目です。
これまでの7年間の経験と臨床研究をもとに、このような変更が行われたと記述されています。
上記以外にも変更がありますので、ぜひ一度確認してみてください。