先日、女性のための脳卒中予防ガイドラインが発表されました。
http://newsroom.heart.org/news/new-guidelines-for-reducing-stroke-risks-unique-to-women
ここではホルモンや妊娠出産に関わる女性特有の脳卒中リスクに関して解説と治療勧告が呈示されています。
米国心臓協会(American Heart Association: AHA)のホームページでは以下のように記載されています。
1)妊娠前に高血圧の既往がある女性は、子癇前症リスクを下げるため、低用量アスピリンまたはカルシウム補充療法を考慮すべき
2)子癇前症を発症した女性では、その後の脳卒中リスクが2倍、高血圧リスクが4倍に増加する。従って子癇前症は妊娠後の危険因子であり、他の危険因子(喫煙、高脂血症、肥満)が併存する場合は早期に治療すべき
3)中程度高血圧(150-159 mm/100-109 mmHg)の妊婦には降圧療法を考慮し、重度高血圧(160/110 mmHg以上)の妊婦は治療すべき
4)経口避妊薬服用前に高血圧のスクリーニングを行うべき
5)前兆を伴う片頭痛を有する女性は禁煙すべき
6)75歳以上の女性には心房細動のスクリーニングを行うべき
男性と女性では脳卒中予防や治療に関して色々と違った点があることが指摘されてきましたが、これほど質が高く、網羅的な記載は初めてです。私も勉強しようと思います。
PDFはこちらからどうぞ。
http://newsroom.heart.org/news/new-guidelines-for-reducing-stroke-risks-unique-to-women
ここではホルモンや妊娠出産に関わる女性特有の脳卒中リスクに関して解説と治療勧告が呈示されています。
米国心臓協会(American Heart Association: AHA)のホームページでは以下のように記載されています。
1)妊娠前に高血圧の既往がある女性は、子癇前症リスクを下げるため、低用量アスピリンまたはカルシウム補充療法を考慮すべき
2)子癇前症を発症した女性では、その後の脳卒中リスクが2倍、高血圧リスクが4倍に増加する。従って子癇前症は妊娠後の危険因子であり、他の危険因子(喫煙、高脂血症、肥満)が併存する場合は早期に治療すべき
3)中程度高血圧(150-159 mm/100-109 mmHg)の妊婦には降圧療法を考慮し、重度高血圧(160/110 mmHg以上)の妊婦は治療すべき
4)経口避妊薬服用前に高血圧のスクリーニングを行うべき
5)前兆を伴う片頭痛を有する女性は禁煙すべき
6)75歳以上の女性には心房細動のスクリーニングを行うべき
男性と女性では脳卒中予防や治療に関して色々と違った点があることが指摘されてきましたが、これほど質が高く、網羅的な記載は初めてです。私も勉強しようと思います。
PDFはこちらからどうぞ。