脳と脳の間を少しずつ進んでいくと、上の図のように動脈瘤が見えてきます。
赤い部分は壁の薄い部分です。
この部分をクリップでつまんで、破裂を防ぎたいのですが、注意すべきことがあります。
それは動脈瘤の裏から、とても細いながら重要な枝が分かれていることです。
この「前脈絡叢(ぜんみゃくらくそう)動脈」という血管は、手足の運動に関係する部分に栄養を送っているので、つまると麻痺が出てしまいます。
ですからこの部分のクリッピング術では、この血管をしっかりと温存することが重要なのです。
脳動脈瘤の場所によって安全度が違うのは、周辺に重要な血管があるかどうかが影響するからです。
今回紹介した前脈絡叢動脈分岐部の動脈瘤は治療のリスクが高いことで知られています。
それではどのようにクリップをすればいいのでしょうか?
次回紹介します。
赤い部分は壁の薄い部分です。
この部分をクリップでつまんで、破裂を防ぎたいのですが、注意すべきことがあります。
それは動脈瘤の裏から、とても細いながら重要な枝が分かれていることです。
この「前脈絡叢(ぜんみゃくらくそう)動脈」という血管は、手足の運動に関係する部分に栄養を送っているので、つまると麻痺が出てしまいます。
ですからこの部分のクリッピング術では、この血管をしっかりと温存することが重要なのです。
脳動脈瘤の場所によって安全度が違うのは、周辺に重要な血管があるかどうかが影響するからです。
今回紹介した前脈絡叢動脈分岐部の動脈瘤は治療のリスクが高いことで知られています。
それではどのようにクリップをすればいいのでしょうか?
次回紹介します。
4ミリ弱の脳動脈瘤がみつかって、病気について調べるうちに吉村先生のブログをみつける事ができました。
今後、治療を受けるべきか悩んでいる中、わかりやすい図と説明でとても勉強になります。これからもお願い致します。
去年の脳ドックで見られた、左内頸動脈-後交通分岐分で所見があり、二次検診で造影検査、漏斗型と診断され、念のため1年後のMRIを先日受けました。そちらは問題なかったのですが、新たにその手前の部分(分岐部ではありません)で前回の造影検査では見られなかった、ぷくっとした部分があり、カルテには3mm、血豆のような。と書かれていて、3ヶ月後に同じMRIで見て、変化がある様ならうちでは無理なので大きな病院へ紹介状を書きます。とのことでした。
「3ヶ月先で大丈夫ですか?造影じゃなくて大丈夫ですか?」と聞いた所、
そんなに直ぐに大きくならないから、直ぐ見ても分からないし、同じ検査で比較しないと分からないからね。との事でした。
色々検索した所、ある場所も、動脈瘤の形もあまり良くなく、破裂率も他より高いとの情報が多く、診断前ですが、大きな恐怖となりました。
何か他に情報は?と毎日検索していて、先生のブログにたどり着き、動脈瘤の説明を一気に拝見させていただき、とても丁寧で分かりやすい内容で、少しは気持ちが落ち着きましたが、やはり恐怖はぬぐえません。
見ていただいた先生が、3ヶ月先というのであれば、確実ではないものの、大丈夫なのでしょうか?
3年前に、筋腫で子宮摘出した後血圧が上がりはじめ、今は135〜150/85〜100を推移しています。
そこは改善しないと破裂のリスクとなるので、ストレッチや塩分を控えたりしています。ただ、このことを考えると、どうしても上がってしまうのでどうしたら良いものか悩んでいます。
考えないようにしようと思えば思うほど、、、
正直このコメントを書くのも怖い返事が来たら。と躊躇しています。
胸のしこりも発見して(以前から嚢胞はあるとの診断でした)、近日中に診察に行く予定です。
ダブルパンチで生きた心地がしない毎日です。
長々と申し訳ありませんでした。聞いていただき、ありがとうございます。
新たに形成された動脈瘤は破裂率が高いので話が変わってきますが、検査法が違うために見えただけなのか、新たにできているのかが重要です。これ以上はコメントだけではわかりませんので、さらに詳細な検討をご希望ならstroke_buster@mail.goo.ne.jp
にご連絡ください。
とても嬉しいです。
もう少しお聞きしたいことがありますので、記載のアドレスへ、メールをお送りさせて頂きました。
どうぞよろしくお願いいたします。