脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
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JSNET2009

2009年11月18日 | 学会/研究会
いよいよ明日から日本脳神経血管内治療学会(JSNET2009)が富山で開かれます。
今回は私が敬愛してやまない、富山大学の桑山先生が会長として開催されるので、とても楽しみです。
上の図を見てください。桑ちゃんマークというんですよ!
富山の久保先生がデザインされたこのマーク!素晴らしいの一言。師匠への愛情が感じられますよね。
久保先生も温かいお人柄の素晴らしい先生です。富山大学はいいですね!

さて今回、私はいくつかの発表の機会を頂き、頑張って準備してきました。
特に、「tPAの今」という特別企画を担当させて頂き、以前からこのブログでも紹介している「tPA静注療法後の救済療法」にスポットライトを当てることができそうです。
この企画のため、神戸の坂井信幸先生と桑山会長の協力を得て、JSNETの会員に全国アンケートを行わせて頂きました。
その結果、2000例近い症例のデータが集まり、大変興味深い結果が出てきています。
アンケートの解析は当科の江頭先生がやってくれましたが、明日は彼がその結果を発表してくれます。
私はその最後に、現在企画中の日本における急性期脳梗塞の前向き登録調査(RESCUE registry)を紹介します。
いよいよ迫ってきました。すでに取材の申し込みもあります。
頑張ります。
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医学と芸術の接点 (はまゆう)
2009-12-11 02:38:58
 本日(12月10日)の「日本経済新聞」に、次のような展覧会の
紹介記事が掲載されていました。

*********************************************************************

★「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る」
   森美術館
    (東京都港区六本木6の10の1
      六本木ヒルズ森タワー53階
    ハローダイヤル 03-5777-8600)

      2月28日まで、会期中無休

 レオナルド・ダ・ヴィンチによる解剖図から、骸骨を描いた丸山応挙の
水墨画、デミアン・ハーストらの現代美術作品まで、医学と芸術の接点に
注目して作品を見せる。

***********************************************************************


 既に11月23日付の記事でもお知らせいただいている、
日本脳神経血管内治療学会のご成功、素晴らしいご研究成果、
「本当におめでとうございます!」
遅ればせながら、心よりお祝い申し上げます。

突如として前掲のような新聞記事のご紹介をさせていただきましたのは、
「JSNET2009」のポスターと「桑ちゃんマーク」にとても魅かれていた
からなのです。本当に素敵ですね!

立山連峰と日本海の静謐で美しい<青の世界>、
桑山先生の瞳の<星の輝き>、
いずれのデザインからも「医学と芸術の接点」・・・>「医学と芸術の
一体化ないしは連環」を感得しないではいられません。

それから、11月21日(土)開催の市民講座「切らずに治す脳卒中」の
ポスターも、なんて素敵なんでしょう!
シンプルでありながら(・・・シンプルであるがゆえに)、
その象徴性に、衝撃に近い感銘を受けました。
脳が地球になぞらえられるなんて!
川が地球という生命体の血管であることも、改めて痛感させられます。

もともと吉村先生のブログ記事からは、
人体というミクロコスモスと宇宙というマクロコスモスの連環を
感じさせていただき、心の琴線が奏でられることが多々ありました。
今回拝見した記事/ポスターからも、その感動を深めさせていただいています。
「素敵な体験をさせていただき、本当にどうもありがとうございます。」


<宇宙とは、人間が知る世界のすべてである。だから観測が進むほど、
宇宙は広がってきた。宇宙のはてとは、広がり続ける人間の認識のはて
である。>
(海部宣男『星めぐり歳時記――宇宙吟遊 光とことば』
                 じゃこめてい出版 2009年7月)


脳外科の先生方のお仕事は、私には、想像を絶するたいへんな職業で
あるとともに、かぎりないロマンを感じさせられる<ライフワーク>です。
苦しんでいる患者さんを救済するとともに、無限大の可能性への挑戦!
多岐の分野にわたる大勢の医療従事者の方々とのチームワークでの偉業!

医学と芸術の接点に感銘を深めるとともに、宇宙に連なるお仕事に、
心よりのエールを送らないではいられません。
「日本脳神経血管内治療学会のますますのご発展を!
先生方おひとりおひとりのご健康とご活躍を!」
――一瞬一瞬、一日一日、いつの日も、心よりお祈りしています。


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