気になるコメントを頂きました。
「頭痛に苦しむ24歳です。私は顔とほほのあたりがすごく痛くなります。歯を磨いたりすると一発です。しばらく動けなくなるぐらい(おおげさとよく言われますけど本当に痛い)です。うずくまって痛みが過ぎ去るのを待つしかありません。薬を病院でもらいましたが、冷たい水を飲むことでも痛みがくることがあるのでやめています。最近、やせてきてしまい、家族が心配するので、一度先生の診察を受けたいと思っていますがどうしたらいいでしょうか。」
まず、このコメントを書かれたKimさんに最初にお伝えしたいのは、ぜひかかりつけ医に再度受診して、早めに専門医に相談なさってください、ということです。
というのも、ここに記載された症状は三叉神経痛の症状に酷似しているからです。
三叉神経痛では頭痛というよりも、主に顔に痛みが出ます。特に三叉神経の支配領域であるおでこ、頬、顎に痛みが起きます。おでこと頬、頬と顎という組み合わせが多いとされています。
さてこの病気の痛みは非常に短くて強いのが特徴です。「電気が走るような痛み」とか「針で刺されたような痛み」と表現されることが多く、数秒間のものがほとんどです。5分以上、あるいは何時間以上といったような長く続くような痛みは通常は三叉神経痛ではありません。
また歯磨き、冷水、洗顔、ひげそりなどが痛みの誘因となりやすく、食事がまともにとれなくなってしまうこともあります。
この病気にはテグレトール(薬品名:カルバマゼピン)という薬が有効です。冷水で痛みが誘発される方は、ぬるま湯で規則的に内服することをお勧めします。この薬で痛みが抑えられることがかなりあるからです。
ただしこのテグレトールという薬で、ふらつきや湿疹等の副作用が出ることがあります。その場合には、すぐに中止して処方をした医師を受診してください。
三叉神経痛を直すもう一つの方法に手術があります。主に、薬が効かない、または飲めない患者さんに行われます。手術は耳の後ろ辺りから行います。三叉神経に血管が当たって刺激していることが多いので、これを外してずらすと劇的に良くなることが多いのです。
手術は比較的年齢が若い方に行われますが、ある程度ご高齢でも痛みが強い場合には考慮されても良いと思います。
以上、参考となれば幸いです。
「頭痛に苦しむ24歳です。私は顔とほほのあたりがすごく痛くなります。歯を磨いたりすると一発です。しばらく動けなくなるぐらい(おおげさとよく言われますけど本当に痛い)です。うずくまって痛みが過ぎ去るのを待つしかありません。薬を病院でもらいましたが、冷たい水を飲むことでも痛みがくることがあるのでやめています。最近、やせてきてしまい、家族が心配するので、一度先生の診察を受けたいと思っていますがどうしたらいいでしょうか。」
まず、このコメントを書かれたKimさんに最初にお伝えしたいのは、ぜひかかりつけ医に再度受診して、早めに専門医に相談なさってください、ということです。
というのも、ここに記載された症状は三叉神経痛の症状に酷似しているからです。
三叉神経痛では頭痛というよりも、主に顔に痛みが出ます。特に三叉神経の支配領域であるおでこ、頬、顎に痛みが起きます。おでこと頬、頬と顎という組み合わせが多いとされています。
さてこの病気の痛みは非常に短くて強いのが特徴です。「電気が走るような痛み」とか「針で刺されたような痛み」と表現されることが多く、数秒間のものがほとんどです。5分以上、あるいは何時間以上といったような長く続くような痛みは通常は三叉神経痛ではありません。
また歯磨き、冷水、洗顔、ひげそりなどが痛みの誘因となりやすく、食事がまともにとれなくなってしまうこともあります。
この病気にはテグレトール(薬品名:カルバマゼピン)という薬が有効です。冷水で痛みが誘発される方は、ぬるま湯で規則的に内服することをお勧めします。この薬で痛みが抑えられることがかなりあるからです。
ただしこのテグレトールという薬で、ふらつきや湿疹等の副作用が出ることがあります。その場合には、すぐに中止して処方をした医師を受診してください。
三叉神経痛を直すもう一つの方法に手術があります。主に、薬が効かない、または飲めない患者さんに行われます。手術は耳の後ろ辺りから行います。三叉神経に血管が当たって刺激していることが多いので、これを外してずらすと劇的に良くなることが多いのです。
手術は比較的年齢が若い方に行われますが、ある程度ご高齢でも痛みが強い場合には考慮されても良いと思います。
以上、参考となれば幸いです。