私たちが脳の治療をした後、「上手くいきましたよ!」と外来で説明すると、ほとんどの患者さんは、
「ありがとうございます!これで安心です。」
と喜んでいただけます。しかし、何割かの方はその後に
「動脈瘤が治ったのはいいのですけど、私は認知症になりそうですか?」
と質問されます。いかに多くの方が将来の認知症を心配されているのが分かるエピソードだと思います。
しかし、現在既に症状が出ているのであれば診断できますが、「未来に認知症になる確率まではわからない」というのが定説でした。
しかしそれを覆す新しい検査法が出てきました。
その名も「ERISA(エリーサ)」
認知症予測ができるMRI検査です。
この検査法ができるクリニックが兵庫医大の近く、阪神尼崎駅前にあります。
(まごころ脳神経クリニック https://magokoro-brain.com/ )
このクリニックでは最新の3テスラMRIでERISA検査が可能で、先日、ウェークアップというテレビ番組で紹介されました。
検査を受けると、3年後の認知症リスクがパーセントで表示されます。しかもこのパーセントは予防の治療を受けることで低下するようです。
このクリニックの松本 強院長は認知症予防学会の専門医ですので、ERISA以外にもさまざまな検査や治療が受けられます。
とても優しい先生で、丁寧な診察と治療をされると患者さんに評判です。
「認知症が心配!」という方はぜひこのクリニックを受診されてみてはいかがでしょうか。
今も私の希望で年1回のMRIを受けています。
今年は造影CTを8〜9年ぶり位に受けたのですが、
今まで動脈瘤だと思っていたものが、
血管がループしているだけだった事がわかったんです。
画質とか画像解析なんかが良くなったそうで、
前回のものと見比べると全然違うのです。
ここへ来てこんな事もあるんですね。
医療機器は年々良くなっていますので、これまで動脈瘤に見えたものが違っていたり、その逆もあります。
ご経過が良いことを祈っています。