簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

奥羽山脈越え(JR全線乗潰しの旅)

2012-09-26 | Weblog
 大館からは花輪線で今晩の宿、湯瀬温泉に向かう。
この線は、ここを起点に奥羽山脈を越え、岩手県を走るいわて銀河鉄道の
好摩まで106.9キロを27駅で結んでいる。


  
 ここも決して便利の良い路線では無い。
一日一往復の快速が、大館と盛岡間で運行されているが、それ以外は全て
普通列車で、凡そ二~三時間に一本程度しかない。
殆どの列車は、ここ大舘と好摩の先の盛岡の間で運行されている。




 大滝温泉には、15分ほどで到着する。
ここは路線と並行する米代川の河畔に開けた温泉で、旧藩時代には秋田
藩主の湯治場にも利用され、秋田県内では一番古い温泉地らしい。
 


 一時は今晩の宿候補として検討したが、なんとなく廃れた印象に興を
そがれ、その先の湯瀬温泉に宿を決めた。 

 ホームの脇に温泉組合の看板が立っている。
その看板には、7軒ほどの旅館名が記されていた。



 東に向かっていた列車が、大きく北に進路を変えたその先が十和田南。
ここは途中駅としては珍しい行き止まり駅と成っている。



 そのわけは、その昔鉄道路線を更に北に伸ばし、東北本線の三戸と結ぶ
計画が有り、その名残らしい。
乗務員の移動もあり、6分ほど停車しここからは進行方向を変えて出発する。




 ホーム脇には、この近くに有る縄文後期の遺跡“大湯環状列石”の模型が
作られている。
その周りの花壇では、ボランティアであろうかご婦人方が花苗を植えていた。



 ここから南に進路を取り、きりたんぽ発祥の地・鹿角花輪、八幡平を過ぎる
と山間の小さな駅、湯瀬温泉に到着する。大館からは1時間10分ほどだ。



 今晩はここから歩いて3分ほどのところに有る“湯瀬温泉・姫の湯”に宿を
取った。(続)




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