湖西線の高架と合流した近江塩津駅のホームは高台にある。
敦賀行が来るまでの30分ほどの待ち時間だが、奥琵琶湖を吹き抜ける風は冷たく、
寒くてとてもホームでは待っていられない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/1e/cde240466868a41cf4c97a42c9ef3271.jpg)
奈落の底に落ち込むような長い階段を下り、地下通路を通って駅を出る。
この通路が地上と同じ高さであるから、ホームは随分と高いところにあることが解る。
駅舎には「海道 あぢかまの宿」と言う施設が併設されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/1e/b803be0845c8817920596501945d5736.jpg)
改札横はうどん屋が有るが店を閉めているようで、その店内が暖房され待合室と
して使われている。
借り手がいないのか、レンタサイクルが何台もそこに押し込められていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/af/89ddd7b1dce934dee264075097540ba1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/30/1b8f5fc05f26bf273411cc5f510abfa1.jpg)
近江塩津を出るとその先で、厳しい地勢を幾つかの長いトンネルで切り抜ける。
地図で路線を追ってみると良く解るが、この付近では、上下線が分離され、その
一方が大きな輪を描いている。
昭和に入って本線の複線化が計画された折、検討され、建設されたループ線だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/09/f45caf7b471524df13007f991f3a61a0.jpg)
野坂山地と言われるこの辺りから、敦賀に向かう区間は、昔から25‰と言う急勾
配の難路として知られていた。琵琶湖の平均水面が標高85mと言われているから、
この辺りからは相当な勾配の下りになることはうなずける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/dc/4285e9e80e8e6e3bb5ca0451822adde3.jpg)
一般的には勾配を緩和する場合、長いトンネルを掘削するということに成るのだが、
ここでは標高181mの衣掛山を一周することで勾配を緩和させている。
距離は3キロほど長くなるが、当時は、貨物列車の重量制限や補助機関車のことな
どを考慮して、距離よりも勾配を緩める方が得策と判断されたようだ。
この北陸本線の鳩原ループ線は、上り専用のループ線となっていて、下り線と複雑
に交わるロケーションは鉄道ファンにはお馴染みの撮影スポットとなっている。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3a/d16715ea58a5b0b741c4cbc41f734086.jpg)
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敦賀行が来るまでの30分ほどの待ち時間だが、奥琵琶湖を吹き抜ける風は冷たく、
寒くてとてもホームでは待っていられない。
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奈落の底に落ち込むような長い階段を下り、地下通路を通って駅を出る。
この通路が地上と同じ高さであるから、ホームは随分と高いところにあることが解る。
駅舎には「海道 あぢかまの宿」と言う施設が併設されている。
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改札横はうどん屋が有るが店を閉めているようで、その店内が暖房され待合室と
して使われている。
借り手がいないのか、レンタサイクルが何台もそこに押し込められていた。
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近江塩津を出るとその先で、厳しい地勢を幾つかの長いトンネルで切り抜ける。
地図で路線を追ってみると良く解るが、この付近では、上下線が分離され、その
一方が大きな輪を描いている。
昭和に入って本線の複線化が計画された折、検討され、建設されたループ線だ。
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野坂山地と言われるこの辺りから、敦賀に向かう区間は、昔から25‰と言う急勾
配の難路として知られていた。琵琶湖の平均水面が標高85mと言われているから、
この辺りからは相当な勾配の下りになることはうなずける。
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一般的には勾配を緩和する場合、長いトンネルを掘削するということに成るのだが、
ここでは標高181mの衣掛山を一周することで勾配を緩和させている。
距離は3キロほど長くなるが、当時は、貨物列車の重量制限や補助機関車のことな
どを考慮して、距離よりも勾配を緩める方が得策と判断されたようだ。
この北陸本線の鳩原ループ線は、上り専用のループ線となっていて、下り線と複雑
に交わるロケーションは鉄道ファンにはお馴染みの撮影スポットとなっている。(続)
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