簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

毛の増える駅(JR乗り潰しの旅)

2014-09-29 | Weblog
  
 雑草の繁る広場の向こうを見ると、砂利を敷き詰めた広大な駐車場が有り、その
先に錆びた車止めが立ち上がり、そこから二本のレールが、生えた草に見え隠れ
しながら伸びている。
その脇に、ただただ短いだけの、何もないホームがジオラマのように佇んでいる。
この最果て感のある終着駅は、何とも良い雰囲気を醸し出していた。



 脇には駅舎とトイレが建ち、中には旧駅務室を利用したそば処や、地元の物産
を売る店、休憩所を備えている。

 アイヌ語で「かもめの多いところ」を意味する増毛駅の開業は大正10年、江戸の
時代からサケやニシンの漁で栄えた町の駅は、広い構内に旅客や貨車がひしめ
き合う活気ある駅であったらしい。
しかし今では、僅かに1面1線しかない完全な行き止まり駅で、到着した列車は、休
む間もなくすぐに折り返していく。



 増毛に来たからには、どうしても外せないものが有る。
それは「ぞうもう(増毛)」の霊験もあらたか(?)と、噂に高い入場券を購入する事。





 駅の前に「風待食堂」があり、観光案内所の看板を掲げているので訪ねてみる。
ここは昭和8年に建てられた建物で、駅と共に映画「駅・STATION」の舞台にもなっ
たところである。

 「二種類有りますが・・・どちらに?」と言うので、「どっちが良く効くの?」と聞くと、
苦笑を浮かべながら「どっちも」と言うものだから、「じゃぁ、両方貰う」と。



 二種類の入場券を買い込んで、髪の毛の増えることを念じつつポケットにしまい、
もらった地図を頼りに、町歩きに繰り出してみた。(続)

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思わぬ絶景 (JR乗り潰しの旅)

2014-09-26 | Weblog


 バスを待っていたら、「まだこんから、ここで座って待て」と、待合にいた男性が声
をかけてくれた。同じ増毛行のバスに乗ると言う。

 「生活が苦しかったから、若いころは漁師やりながら、百姓もした、必死で仕事を
覚えたものだ」と、昔語りをする男性の顔は赤銅色に輝き、深い皺が刻まれていて、
人生の苦悩を物語っているようでもあった。



 定刻到着したバスは、町中をめまぐるしく回りながら、停留所で発停を繰り返し、
そのたびに大勢の乗客が慌ただしく入れ替わる。
鉄道が不便なだけに、生活の足としてすっかり定着しているように見受けられる。



 待合で一緒になった男性も、留萌の町外れの停留所で降りてしまうと、バスの乗
客は僅か二三人となってしまった。



 バスは町中を外れ礼受牧場辺りで海岸に出ると、その先は殆ど海に沿って進む。
冬の厳しさを避けるものなのか、道路の海側にはところどころ風雪除けが建てられ
ている。浜辺に建つ民家の庭先にも、板を打ち付けたような風雪除けも見受けられる。



 そんな海辺の集落の風景に加え、海越しには、まだ雪が残る暑寒別岳(だと思う)
が見え隠れし、車窓を楽しませてくれる。
並行するJR線よりも、海に近いところを走る車窓は、海岸線の変化も楽しく、中々
の絶景を見せてくれる。



 留萌からは35分ほど、観光をするならここで降りると良い、と運転手に勧められた
留萌駅前でバスを降りる。「えっ、どこが駅?」バス停の前には、雑草の生えた広場
が広がっていた。(続)






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大判焼きと豚ちゃん焼(JR乗り潰しの旅)

2014-09-24 | Weblog



 駅を出て町を少し歩いてみる。
駅前通りの左角に「駅前市場」が有ったが、生憎と日曜日でシャッターが下りている。



 そこから5分ほど歩くと「お勝手屋萌」と言う物産店があり、その内部には観光案
内所も併設されていた。
3時間も待ち時間があるので、徒歩圏内で見て回るところを訪ねたが、近くには見
るべきものもないとのこと。
郊外には展望台や礼受牧場があるが、ここまでは徒歩では無理だと言う。



 冷房の効いた店内で、「萌っ子グッズ」を手に、四方山話で時間つぶしをしている
と、「もうすぐ増毛行のバスがある。バスで行ったら」と言うので、教えられた駅前に
あるバス停に向かう。

 バス停近くで「大判焼き」の看板を掲げた店を見つけ、バスが来るまでまだ少し
時間も有るので訪ねてみた。



 お腹もすいていたので、取りあえず「大判焼き」を注文し、出してくれた熱いお茶と
共に味わってみる。美味しかったので、調子に乗ってさらに「たい焼き」も注文する。
その時メニューに書かれていた「豚ちゃん焼」が気に成ったので、「これは?と聞くと、
「食べてみてください」と言うので、「じゃぁ」と、頂いてみる。



 夫婦で営む店は、昔から留萌では一寸した有名店で、ここの一番人気はこの「豚
ちゃん焼」らしい。豚の形をした生地皮を割ると、中身は細切れ野菜と豚のひき肉が
カレー風味に味付けされ詰められている。
カレーパンのような、ギョーザのような不思議な食感と、微妙な味わいが絶妙で、
それがまた美味しくて、不思議な食べ物だ。
地元では昔から手軽なおやつとして親しまれているらしい。



 ただ、あんこを食べた後より、やはり先に食べた方が良かったようだ。
留萌の隠れた名物に出会え、満足してバス停に向かった。(続)




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これでも本線(JR乗り潰しの旅)

2014-09-22 | Weblog
 留萌本線は、深川から留萌を経て、増毛に至る66.8Kmのれっきとした“本線”で
あるが、運行されている列車本数からはそんな様子は感じられないローカル線そ
のものである。
 函館本線の深川から留萌までは、比較的本数も有って・・・と言っても凡そ2時間
に1本程度ではあるが、それが留萌から終点の増毛までとなると、日に数本とさら
に減ってしまう。



 深川発8時5分の列車は、キハ54系1両のワンマン運転である。
日曜日のせいか、通勤通学客の姿はなく、乗り込んだのはたったの4人と言う寂し
さだ。この車両、窓ガラスが二重になっているのがいかにも北海道らしい。



 左手遥か前方には僅かに雪を残す山並みが見える。
地図を見ると暑寒別岳(1,491m)のようにも思えるが定かではない。
右手は低い山並みが穏やかに続いている。



 列車は20分ほどで恵比島に到着する。
ここはかつての炭鉱に向かう鉄道の分岐駅でもあった。
駅前にパラパラと僅かばかりの人家が散在する山間の地だが、最近では観光スポ
ットとして知られた駅だ。
NHK朝の連続テレビ小説「すずらん」で使われたロケ用の駅舎「明日萌駅」が残され、
人気を集めているらしい。



 その先でかつて蒸気機関車が悪戦苦闘した峠を越え、留萌川を渡ると河口に広
がる留萌の町に到着する。
ここまで1時間足らず、この間、停車駅での乗客の乗り降りは殆どなかった。



 終点の増毛にはこの駅で乗り換えることに成るが、次の増毛行には3時間以上
も待ち時間が有る。(続)




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車内のマナー(JR乗り潰しの旅)

2014-09-19 | Weblog


 出来ることなら、新得で宿を取りたかった。
駅前にも、この近くにもトムラウシ温泉が有り、サホロにはリゾートホテルも有る。
しかし、今回の旅行で使用している「北海道フリーパス」(25,500円)の有効は7日し
かなく、勢いこの間に未乗車区間を潰そうと思うと、どうしても一部で無理が生じる。
今日がその典型的な日で、朝早くから夜遅くまで乗り続けている。



 この日はその後、こんな時間から快速で富良野に戻り、滝川経由で旭川に向かう。
駅前の宿には、乗継が予定通り上手くいけば、10時半過ぎにはチェックイン出来る
筈だ。今朝、苫小牧の宿を出たのが7時過ぎだから、長い一日に成る。

 19時過ぎの快速は、富良野から富良野線に入り旭川まで行く。
そのまま乗って行きたいところだが、それだと富良野と滝川の間を乗り残してしまう
ので、富良野で連絡している滝川行の快速に乗り換え、根室本線の未乗車区間を
乗り潰した後、函館本線で旭川に向かう。



 新得から十数人の団体が一緒に乗り込んだ。車内には二十名ほどが席について
いる。この団体、サホロリゾートにでも行っていたのであろうか。
大きなトランクや荷物を持ち、お土産なのか、はち切れそうな程大きなレジ袋を幾つ
も手に提げている。
パックの牛乳、カップ麺、洗剤、ティッシュなどの日用品らしいものが透けて見える。





 実に賑やかである。どうやら中国語のようだ。
離れた席に座った彼らの会話が、頭の上を飛び交っている。
まるで他の乗客にはお構いなし、と言った感じで声高に話しまくっている。



 昨今世界的に中国人旅行者のマナーが、云々言われているようだが、こんなこと
なのか・・とつい思ってしまう。(続)




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新得の町(JR乗り潰しの旅)

2014-09-17 | Weblog
 新得には駅員がいた。広い構内に何本もの留置線も有る。
ここには石狩本線と石勝線が乗り入れている。立ち食いの駅そばも有る。
キヨスクも有る。ここは、特急の停まるそんな大きな駅である。



 駅を出ると前の広場には「希望」と名付けられた裸婦の像と、「北海道の重心地」
のモニュメントが建っている。
何もこんなに寒いところに裸で・・・と思わぬでもないが、誰かの寄付でここに建てら
れたものらしい。



 もう一つのモニュメントは、新得町の北にあるトムラウシ温泉付近に「北海道の
重心が有る」と国土地理院が発表した(平成5年)ことに因み建てられたものだ。

 そのトムラウシから、毎日温泉をローリーで運んでいると言う、町営の温泉施設
が駅の近くに有る。



 新得は「そばの町」でもある。駅近くの通りにも何軒か「そば」が自慢の店が並ん
でいる。そんな一軒で「豚丼」の幟旗を立てている店に入ってみる。



 「そば」にしようか「豚丼」にしようか、散々に迷った挙句、レトロな感じのテーブル
に置かれたカラー写真に引かれ「豚丼」を注文する。





 香ばしく焼き上がったその匂いだけで食欲がそそられる。
たっぷりとたれを潜った豚肉は柔らかくジューシーで、甘辛いたれの風味が口一杯
に広がり、喉に落とし込んだ後には、濃厚なしょうゆタレが後を引く。
味噌汁と漬物が付いて、おまけに安くて、ボリュームも有って大満足だ。



 もう少し時間が有るならば、それに「そば」も食べて、更にトムラウシの湯に浸かれ
たら言う事もなかったのだが・・・残念ながら時間がない。(続)




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狩勝峠の絶景(JR乗り潰しの旅)

2014-09-15 | Weblog
 幾寅を出ると車窓に取り巻いていた山々がより近くなり、やがて落合に到着する。
雪の多い所らしい。周りにあまり人家は見当たらない。
ここらあたりで標高は400mを超えていて、明治34年竣工と言う赤いトタン屋根の無
人駅舎が残されている。



 駅を出てその先で石勝線と合流し、長い新狩勝トンネルを抜ける。
角を曲がるような大きなカーブで進路を南寄りにとり、その先でヘアピンのような
カーブで北に向き直り、幾つかのトンネルや信号所をやり過ごし、もう一度大きく
南に進路を変えて、複雑な動きをしながら終点の新得に到着する。





 この間車窓は、雄大な山々、緑濃い森や原野、切り開かれた広大な畑、遥か下の
十勝平野の町並みがめまぐるしく移り変わり、スケールのでかい北海道らしい景色
が展開し、見るものを飽きさせない。



 ものの本によると以前この区間は、厳しい勾配を登り、狩勝トンネルを抜けるとそ
の先には、日本三大車窓の一つと言われた十勝平野の大パノラマが広がる人気の
絶景区間で有ったらしい。



 「石狩十勝の国境を越えて、五分を要する大トンネルを抜けると、右の方一望幾
百里、真に譬(たと)ふるに辞(ことば)なき大景である」

 かの石川啄木もこの地方を旅してこう書き残している。



 しかし、こんな絶景も列車の高速化の波には抗しがたく、長い新トンネルで、厳し
い勾配を避けた現在のルートに付け替えられた。昭和41年のことだそうだ。(続)




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「鉄道員」の駅(JR乗り潰しの旅)

2014-09-12 | Weblog
 駅前に「レンタサイクル」の店が有った。
駅頭に降り立った時、焦っていたのか見付けられず、歩いて回るつもりで観光案
内所を訪ねた。
その折、こちらも聞きはしなかったが、「レンタサイクルも有りますよ」と教えてはく
れなかった案内所に、恨み言の一つも言ってみたくなるほどに汗をかいてしまった。



 自転車ならもう少し余裕をもって回れたものを・・暑い日差しの中、歩き回った。
富良野にはご当地グルメの「富良野オムカレー」も有るので、時間が有ればどこか
のお店に立ち寄りたいと思っていたが、結局時間が無くなってしまった。



 これから新得に向かう。
富良野からのこの間も決して便利の良い路線とは言い難いローカル線で、16時45
分を乗り過ごすと次は19時過ぎの便までない。
 そんな事情も有ってか、キハ40系の1両・ワンマン運転の車内は、通勤通学客に
観光客らしき姿も混じり、ほぼ満席の込み様だ。



 車窓右手に展開する芦別岳はますます近くなり、中々の絶景で有る。
芦別岳が背後に去り、金山を出て、大きくカーブし、空知トンネルを抜けると、いき
なり車窓が開け、金山湖が見えて来る。





 暫くの間、木立に見え隠れしていた金山湖が遠ざかると幾寅に到着する。
ここで乗っていた乗客のほとんどが下りて行った。
そのホームの一段低いところに青い屋根の駅舎が有り、「幌舞駅」と書いてある。



 ここは、映画「鉄道員」で使われた駅だ。
浅田次郎の原作を、高倉健が主演を演じた映画で、ここでは廃線間近い「幌舞線の
終着駅・幌舞駅」と言う設定で有ったが、ここは根室本線の途中駅である。(続)




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北の国から資料館(JR乗り潰しの旅)

2014-09-10 | Weblog
 次の列車が来るまでに3時間ほどの待ち時間が有るので、少し富良野の町歩き
を楽しむことにする。
駅前の観光案内所に立ち寄って、地図を貰い、歩いて回るコースを教えてもらう。





 歩いて5分ほどのところに「北の国から資料館」が有る。
煉瓦造りの大きな建物は地元農協の元駅前倉庫として使われていたもので、その
内部を改装し、実際の撮影で使われた大道具・小道具や衣装、作家の直筆原稿や
ドラマの台本などがシリーズごとに分けて展示されている。



 ドラマに余り思い入れが無くても、、一度でもドラマを見ていれば懐かしい思いは
感じられる。
増してドラマに熱中したファンなら堪らない展示物が多いのかもしれない。

 「3時間ほどなら、もう一箇所行くとするとここくらいですね」と勧められた「ふらの
マルシェ」を訪ねてみる。
日差しの戻った町中を、汗を流しながら10分以上かけての移動となった。



 ここは富良野の食をイメージしたモール街のような商業施設で、2,000坪と言う広
大な場所に、地元産の物品を売るマーケットやテイクアウトの店、カフェやスイーツ
の店、お土産屋さんなどが軒を連ねている。



 中央の広場では、コンサートやフリーマーケットなどのイベントも行われるらしい。
観光バスの立ち寄りスポットになっているらしく、この日は駐車場に入りきれない大
型バスが前の路に何台も連なって客を下ろしていた。



 施設横の五条通を真っ直ぐ10分ほど歩くと駅に戻ってくる。
駅まえから、今来た道を振り返ると、正面にはどっかと座る芦別岳が、山頂付近を
少し雲に隠し、その雄姿を見せていた。(続)




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富良野・美瑛ノロッコ号(JR乗り潰しの旅)

2014-09-08 | Weblog
 13時少し前、明るくカラフルに特別塗装されたディーゼル機関車に牽引された
ノロッコ号が、15周年特別仕様のヘッドマークも誇らしげに入線した。
するとホーム上は、どこからともなく集まった人々で溢れ、あちこちでカメラのシャッ
ター音が聞かれるほど賑やかになった。



 トロッコ仕様に改造した客車は3両編成で、機関車のすぐ後ろが指定席(300円)、
他は自由席だ。夏のシーズンにはもう一両、最後尾に自由席車が増結される。



 車内の片側は、木製シートが窓に向けて、反対側は木製のテーブルを挟んで向
かい合うように配置されていて、窓は大きくて開放出来るガラス窓となっている。
 車内には売店が有り、客室の一部にはストーブも置かれている。





 富良野に向け発車すると、途中美馬牛や中富良野辺りでは徐行運転も有る。
車窓には、大きな丘が緩やかにうねりながら、いくつも重なりあうこの地らしい風景
が展開するが、残念ながらこの時期畑を彩る花の群落は見ることが出来ない。
それでも、車窓に展開するいかにもらしい風景に目が吸い寄せられ、立ち上がって
景色に見入る人も多い。





 上富良野や臨時駅のラベンダー畑では乗り降りする人も多い。
車窓左手には晴れていれば富良野岳の向こうに、噴煙を上げる十勝岳を望むこと
も出来るらしいが、生憎とそれは低い雲の中に隠れたままだ。
 しかしその代わり、前方には芦別岳の雄姿が見え隠れしている。(続)






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