簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

ゆうゆうあぶくまライン(JR乗り潰しの旅)

2011-01-31 | Weblog


 “ゆうゆうあぶくまライン”の愛称で呼ばれる磐越東線は、郡山からいわきまでを85.6Kmで結ぶ。
阿武隈高地と呼ばれる地帯を、ほぼ磐越自動車道と並ぶように走っている。
 郡山を出る列車の多くは、途中の小野新町止まりとなる。
また、いわきを出る列車も、この途中駅止まりとなるものが多いので、郡山といわきの全線を結ぶ列車は、
一日に数本しか走らない。



 郡山を13時18分に出た列車は、10分程走ると二つ目の三春駅に到着する。
この地は、梅と桜と桃の花がほぼ時を同じくして咲き始め、三つの春が同時にやってくる事から「三春」と
呼ばれるようになったとか。
樹齢千年と言われる「三春のしだれ桜(滝桜)」が知られている。
春に成ると大勢の花見客で賑わい、臨時列車の運行も有ると言う駅も、今は線路わきには薄らと雪が積もり、
ひっそりと静まりかえっていた。
この地に伝わる郷土玩具「三春駒」も、伝統工芸品として知られている。



 「ふたつの宇宙にあえるまち」神俣までは、1時間足らずで到着する。
福島県内では最大級の反射式天体望遠鏡を有する「星の村天文台」と、日本の鍾乳洞では初めてと言われる、
舞台用の調光照明でファンタジーな演出が見られる「あぶくま洞」がある。
これを二つの宇宙と称し、人気を呼んでいるらしい。



 小野新町は小野小町縁の町。
嘗て、秋田を旅した時も、幾度となく目にしたように、全国には小野小町の縁を売る町が幾つかあるようだ。
ここを過ぎると、夏井川渓谷を車窓に見ながら、40分余りで終着駅のいわきに到着する。(続)



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水郡線(JR乗り潰しの旅)

2011-01-28 | Weblog
 水郡線は、水戸から147.0Km先の安積永盛を45駅で結んでいる。
ここを行く全ての列車は、ここから東北本線に乗り入れ、その一つ先の郡山が終点に成る。
これが「本線」で、先ほど乗った上菅谷から分岐するのがその「支線」。





 上菅谷から15分ほどで、常陸大宮に到着する。
この駅の近くには農水省の珍しい施設「ガンマーフィールド」がある。
興味があったので調べてみると、『半径100mほどの円形の圃場に農作物や材木を植え、中央にコバルト60を納め、
そこから常時γ線を照射し、その影響を調べたり、その影響を利用する大規模な屋外研究をする施設』らしい。



 日本三名瀑の一つ「袋田の滝」へのハイキング最寄り駅、袋田を過ぎると常陸大子。
水郡線の中では比較的大きな駅である。
ここで後1両を切り離すため5分間停車し、乗務員が交代した。
外が少し冷えてきたような感じがする。
田畑に薄っすらと雪が積もっている。

 ここからは、少しずつ上りにかかり、磐城淺川で水郡線の最高地点(306m)を迎える。
と言ってもそんなに大層な峠を越えている印象はしない。

 これを下ると母畑・石川温泉郷の玄関、磐城石川だ。
線路脇に立て看板があり“猫啼温泉”とある。
なんて読むのだろうと思い、前に座っている高校生に尋ねると「ねこなきおんせんです」と教えてくれた。
二軒の温泉宿がある、小さな温泉地のようだ。



 郡山の通学、通勤圏らしく、川辺沖辺りからは乗客が増えてくる。
つぎの泉郷からは、福島空港が近いので低く飛ぶ飛行機が車窓から見える。
やがて目の前の東北新幹線の高架を大きく曲がりながら潜り、東北本線に入ると安積永盛。
ここから終着の郡山には5分ほどで到着する。(続)




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西山荘(JR乗り潰しの旅)

2011-01-26 | Weblog
 駅前では、助さん格さんを従えた旅姿の黄門さんが、優しい眼差しで迎えてくれる。
ここはテレビでお馴染みの、「この印籠が目に入らぬか・・」と悪を懲らしめる、「水戸の黄門さま」の縁の地。





 2両編制のワンマンカーキハ123は、8時17分に水戸駅を出発すると、大きくカーブしながら水戸城址を抜け、
那珂川を渡る。
沿線は、何の変哲も無い町並み、田畑の中を進む。
 何と言う山だろうか、左手はるかに雪を頂いた山が見える。
20分ほどで上菅谷に到着、ここで本線から別れると、更に15分ほどで終着駅に到着する。





 折角ここまで遣ってきたのだから是非立ち寄って見たいところが有る。
しかし、今日はこのあと郡山に行き、そこから磐越東線で再び太平洋側のいわきを経て、仙台から石巻まで
行く予定にしているので、ここをゆっくり見学する時間が無い。

 駅中の観光案内所を訪ねると、掃除の手を休め、係の女性が対応してくれた。
「歩くと25分くらい。貸し自転車もありますよ」との事。
駅からは北へ3キロ程、バスも有るようだが、タクシーなら5分程の距離だ。

 多くの木々に囲まれて、静かなところだが、春の新緑、秋の紅葉が美しく、このころが特に賑わうとか。
事情を説明すると「残念ですね。せめてパンフレットでも」と言って何種類も渡してくれた。

 「いい所ですからもう一度是非ユックリお越し下さいね」との声に送られて、慌ただしく折り返しの
9時16分発の列車に乗り込んだ。
上菅谷で「本線」に乗り換え、頂いたパンフレットをみながら郡山に向う。

 そのパンフレットには、「隠居した光圀公が、領民と親交を重ねながら、その晩年「大日本史」の
編纂に心血を注がれ、73歳で亡くなるまで、過ごされた」とある。
テレビの水戸黄門、前シリーズのオープニングの背景で知られる「西山荘」のことだ。(続)




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水戸線の沿線(JR乗り潰しの旅)

2011-01-24 | Weblog
 東北本線の小山から太平洋側の常磐線の主要駅に向う水戸線は、友部までの50.2Kmを16駅で結ぶ。
多くの列車は友部で止まるが、そこから先常磐線に乗り入れ、水戸や勝田、中にはいわきまで運行される
列車も少なくは無い。



 小山発17時09分に乗車する。
冬の日没は早く、辺りはすっかり暗くなってしまった。
4両編成の列車が到着すると乗客の乗り降りも多く、車内は結構込み合っている。
ローカル線と言うよりは、通勤、通学の近郊路線的色彩が濃いようだ。
外は暗くて何も見ることは出来ないので、しょう事も無く、乗り降りする乗客を見るとも無く、ぼんやりと眺めている。

 紬で有名な結城を過ぎ、下館には17時31分に到着する。
ここからは、SLが走る真岡鐡道が茂木まで延び、途中には焼き物で有名な益子の町がある。

 笠間に到着した。
ここは日本三大稲荷を名乗る笠間稲荷の門前町。
三大稲荷を調べて見ると、全国にこれを名乗る寺社は結構多い。
京都にある稲荷神社の総本社とされる伏見稲荷と、愛知県の豊川稲荷は揺るぎの無いところらしいが、
問題は残る一社。
 佐賀県の祐徳稲荷、茨城県の笠間稲荷、岡山県の最上稲荷、岐阜県の千代保稲荷などなどが
それぞれに名乗って競っているようだ。
全国に名を知らしめるためには、どうしても欲しいい肩書らしい。





 友部で乗り換えると、15分ほどで水戸に着く。
真新しい駅舎に多くの乗降客が行きかっている。
水戸の駅前も、思っていた以上に賑やかで、活気があった。
今日の宿は、そんな駅前のビジネスホテルだ。(続)



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クロスシート (JR乗り潰しの旅)

2011-01-21 | Weblog
 クロスシートには、二人掛けシートと、二人が向かい合う四人掛けのボックスシート、一人が向かい合う
二人掛けボックスシートが有る。



 二人掛けシートは運転方向に向きを変えられるものが多い。
その方式からシートをクルット回すタイプを回転クロスシート、背もたれをバタンと倒すのを転換
クロスシートと言うらしい。
色々なシートタイプが有るようだが、列車の旅では、ボックスシートタイプの車両が好きだ。





 進行方向に向って腰を下ろす。
多少行儀は悪いが、前席が空いていれば靴を脱いで、足を思いっきり投げ出してみる。
窓枠に、お気に入りの缶ビールを置いて、僅かばかりの乗換時間に、あれやこれやと散々に迷った末に
買い求めた駅弁の紐を解く。
何よりの肴は、車窓に広がる見慣れない風景と、乗客の訛り言葉。



 時には持参した文庫本に目を落とす事も有るが、これは殆ど読むことは無い。
鉄路を刻む響き、小刻みに揺れる線路の軋みは、正に大人の子守唄、ついつい睡魔に負けて眠ってしまうから。
クロスシートでは、背中も、側面も支えられるから、こんな居眠りは本当に心地よい。

 東海道線の茅ヶ崎から相模線で橋本へ、八王子、高麗川で乗り継いで高崎には、2時半過ぎに到着した。
ここから(正確にはこの先の新前橋から)小山まで、84.4Kmが両毛線。
高崎で遅い昼食を摂り、お腹が満たされた事もあり、赤木山を眺めているうちに、いつの間にか寝込んでしまった。(続)



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ロングシート (JR乗り潰しの旅)

2011-01-19 | Weblog
 こうして地方に来て乗り込んだ車両が、ロングシートでは行き成り興味をそがれてしまう。
これはいけない。通勤電車じゃないのだから。



 ロングシートとは、都会の通勤電車でよく見る、長いベンチの、窓に背を向けて座るあのタイプのことだが、
この車両は、どうしても好きになれない。
JR東の路線には、このタイプの車両が意外と多く使われている。

 何せ、このシートで駅弁を食べるのは可也の勇気を必要とする。
正面に並んだ乗客の、多くの視線を感じながらでは喉を通る筈が無い。
たとえ乗客が居なくても、このシートでは落ち着いて食べる気にはなれない。
缶ビールだって飲めやしない。
第一、 飲みかけの缶は一体何処におけば良いと言うのか。
とても鉄道の旅を楽しめる雰囲気ではない。



 しかし、ロングシートにもそれなりに良さは有る。
目の前に立ち客が居なければ、多少の見辛さはあるが、車窓を流れる遠くの景色はクロスシートより
はるかにワイドに広がって流れていく。
しかし、反対側の景色を見ようとすると、不自然に身体を捻ることになるが、これは辛い。

 それに狭いクロスシートで足を折り曲げるのは、長旅には辛いが、ロングシートなら、多少行儀は悪いが、
足を思い切り投げ出せるので、楽で有りがたい。

 それでもやはり進行方向に向かい、クロスシートに座る方が旅の風景を堪能出来るような気がするから、
列車の旅はロングシートよりクロスシートに限る。(続)



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ただひたすら電車に乗って (JR乗り潰しの旅)

2011-01-17 | Weblog




 昨夜、沼津の駅前に宿をとった。
今朝から、御殿場線に乗るためだ。
この路線は、かつては東京と京阪神を結ぶ日本の大動脈、東海道本線の一部だった。
 それが熱海・函南間に丹那トンネルが開通すると、これが本線となったことで、御殿場線として再スタートする事に成ってしまう。
今では、沼津から箱根の山を一回りする、国府津までの60Km余りのローカル線だ。



 今日は、ここから国府津に向かい、そこから東海道線で茅ヶ崎へ、そこから相模線、八高線を経て高崎へ、更に両毛線、
水戸線を乗り継ぎ水戸を目指す。
この間、400Km近い長丁場、ただひたすら電車を乗り継ぐだけの旅である。

 沼津からは、暫く雄大な富士山を見ながら、御殿場目指してひたすら急坂を上り続ける。



 御殿場には30分ほどで到着する。
次の国府津行きまでは、40分余り有るので、少し町中を歩くことにする。
駅舎を出ると、正面により一層大きくなった富士山が居座っている。
緩やかな上りこう配の道路が、それに向かって延びているので、暫く富士山に向かって歩いてみる。





 この路線、ローカル線とは言え、意外と乗客が多い。
中学・高校生位の女の子が、何人かの友を連れだっているので車内がかしましい。
また、家族連れも多そうだ。
さながら、チョッとした通勤時間帯程の混みようである。

 そんな乗客の多くが、松田に到着すると、殆ど降りてしまった。
この町で何か、イベントでもあるのか。
それともここから、小田急に乗り換えて、新宿など都心に遊びに行くのであろうか。(続)


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BABY IN CAR

2011-01-14 | Weblog
 「BABY IN CAR」「CHILD IN CAR」「赤ちゃんが乗っています」「子供が乗っています」後部硝子に、
こんなステッカーを貼った車を、街で時々見かける。

  私の車には大事な、大切な子供が乗っていますから、ゆっくり、穏やかな運転をしています。
どうか後ろから車間を詰め、パッシングやクラクションを鳴らしたりして煽らないで下さい。
無理な追い越しや、急な割り込みも困ります。
後ろ窓に張られたシールは、後続のドライバーに無言でこんな訴えをしている。



  確かに、チャイルドシートを装着し、わが子を乗せ、安全運転をしているお母さんたちを見ると、
子育てを心から応援したい気持ちにもなる。
しかし、実際にはどうもこんな綺麗事だけでは無いらしい。



  先日近所の道路でとんでもない光景を目にした。
朝早く、近くの保育園にでも行くつもりなのか、若いお母さんの運転する車と遭遇した。
すれ違いざまの一瞬の事だったが、目を疑った。
自分の膝の上に幼子を乗せ、両手で包み込むようにしながら運転しているのだ。
自身のシートベルトもしていなかったように見えた。
子供にせがまれでもしたのか、それとも子供の喜ぶ顔を見たいからか知れないが、とんでもない”バカ親”だ。

  何事も無ければ良いが、何か有った時、あの体勢では、緊急な対応は先ず無理であろう。
事故が起こらないと言う保証は全く無い。
万が一、事故が起きた時、どうなるか・・・考えが及ばないのだろうか。
子供をクッションに、自分だけが助かろうとでも考えているのか。
自身のシートベルトさえ出来ていないのだから、自分自身も無傷ではいられまい。

  この車の後部に、こんなステッカーが貼ってあったので思わず笑ってしまった。
あのステッカーは、一体何のためだろう? (写真と本文は無関係)
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懐かしい人

2011-01-12 | Weblog
 「こんばんわ~っ」と声が響いた。
強い北風の吹く寒い冬の夜、近くのスーパーに出かけたその玄関先での出来事。
周りに居た数名のお客が、声のする方に振り返った。

 どうやら知らない人のようだ。
そう思った私は、風除室に置かれている買い物籠を手に店内に入ろうとした。
「いゃぁ~ン!無視しないで~・・」と再び声がする。
振返ってみると同時に、周りを見回すと他には誰も居ない。
どうやら、その声は私に向けて発せられたようだ。



 二三歩後戻りして、正面から声の主を見る。
「ほらぁ、私、私よっ、私、解らない?」
誰だろう?思い出せない。
何処かで見たことがある様な、無いような・・・・。誰だろう?
首を傾げる私に、「思い出して・・・、私、解らない・・・?」と畳み掛けてきた。



 思い出せない。
誰だろう・・・誰だろう・・・?少し焦り始めた。
声の主は、暫く私の顔を覗き込んだあと、人差し指を鼻に当て、
「ほら、私。××(姓)の、T子よっ、T子、T子よっ」

「えっ、Tチャン?Tチャン・・・か?」
「そう、T子、T子よっ」

 昔、所属する職場こそ違え、同じ事業所で働いていた。
直接の付き合いは無かったものの、スポーツや、色々な集まりを通じて彼女の事は良く知っていたし、
顔を合わせば立ち話をする程度の知り合いでもあった。
その後転勤で事業所を離れ、何年かして彼女が退職した事を知った。

 「今、如何しているの?何処にいるの?」
「うン、いろいろと・・・・」と言葉を濁す彼女は、随分と変わっていた。

  身体が、少し大きくなったように見た。
あの頃の明るさが消えた土色の顔に、化粧気は無かった。
髪も随分と乱れていたが、あながち冷たい北風の性だけではなさそうだ。
当たり障りの無い話を10分ほどし、次に会う約束をしたわけでも無いのに、「じゃぁ、またねっ」
と店先で別れた。
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ローカル色豊かな旅

2011-01-10 | Weblog
 地方を走る鉄道路線は、基本的にはすべて「ローカル線」と言って良い。
しかしいくら地方でも、普段の何時も乗りなれた線は何となく「ローカル線」とは呼び難い。
他者からみれば当然地方だから「ローカル線」になってしまうが、生活路線の、見慣れた景色からは
「ローカル線」のイメージは出てこない。



 それから、東京・大阪などの大都会は一般的に地方とは呼ばないから、そう言うところを走る
環状線や近郊路線は「ローカル線」とは呼べないのであろう。
しかし、地方に住む者からすれば、それらは物珍しさも有り、旅をする対象として「ローカル線」
の仲間に加えたい。



 まぁ、そんな風に考えると、つまるところ普段よく使う生活路線と、さすがに各新幹線は「ローカル線」
とは呼べないから、それを除いた残りの路線すべてが自分にとっては「ローカル線」と言うことになる。



 自分にとっての「ローカル線」の旅、それは多分に「ローカル色豊かな旅」でもある。
地方を走る列車に乗り、その車内、あるいはその行った先々で、その地方独特の自然に身を委ね、
その土地の人情に触れ、方言を聞き、郷土色豊かな風習と出会い、
土地の郷土食を、そして旬を味わう。

 ここで乗る列車は、やはり単行かせいぜい二両編成のワンマン・ジーゼルカーが相応しい。
車内では、大きな行商の荷を担いだおばちゃんたちのお国訛りが、あるいは学生たちの屈託のない
会話が聞けたりすると尚楽しい。
ちまちまと節約しながら、行った先々で、一期一会と最大限楽しむのがローカルな旅の醍醐味でもある。
と、まぁ、あんまり難しく考えずに今年もまた「ローカル線」の旅を楽しもう。


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