![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e3/8814e998170f4ab0399da64964e3c9c0.jpg)
関西方面から東海道新幹線で東京方面に向かう時、列車が東海道本線
と接し、車内では名古屋到着を告げる放送が始まらんとする頃、車窓左
手に一瞬小さなお城が見える。
しかし車窓はアッと言う間で、直ぐにキリンビールの工場に変わって
しまい、うっかりしていると見逃してしまいそうだが、これが清洲(清
須)城である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/2f/12ceb981b95b5c2664cb771d0cf77e24.jpg)
今日の淸洲城跡は、この清洲城のある本丸ゾーンと、五条川の対岸の
「清洲古城跡公園」と、東海道本線と東海道新幹線により分断された北
側の「清洲公園」の三つに分割されて広がっていてその中心を成すのが、
車窓からも見える清洲城だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b4/f0fd73f30644391c6ad646055cd87704.jpg)
江戸時代初期、清洲越しが行われ町は人口が激減し寂れ、農民だけの
寒村となってしまった。城も解体され、名古屋城築城の建築資材に流用
され、廃城となり何も無くなった。
因みに名古屋城の西南角に残る隅櫓は、「清洲櫓」と呼ばれ、嘗ての
清洲城天守閣で唯一の清洲城の遺構として知られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/b6/bb4a5643fbf81472cd5abec0f9ad0153.jpg)
今有る城は、町制100周年を記念し、平成元(1989)年に、鉄筋コン
クリートで造られた。創建当時の絵図面は残っていないらしく、桃山時
代の城郭を参考に創造・復元された物だ。
黒瓦に白い漆喰の壁、最上階の赤い欄干が印象的な城である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/29/7f260ec874df813a6720ea5227f2b229.jpg)
城の跡地は保存され、公園として町民に開放されてきた。
清洲城天守閣から五条川に架かる大手橋を渡った対岸がその「清須古城
跡公園」である。
最初に目に付く建物が、「清須ふるさとのやかた」だ。ここにはボラ
ンティアスタッフが常駐し観光案内をしてくれる。
地元産のお土産販売や、手作り甲冑の試着が出来るサービス等もある。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a7/1e6132e02ad17df841828a339401dd9b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
![にほんブログ村 旅行ブログへ](http://travel.blogmura.com/img/travel88_31.gif)