簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

点字ブロック発祥の地(JR乗り潰し・山陽本線)

2016-04-04 | Weblog
 今や町中の歩道や横断歩道、駅のホームなどいたるところで見かける点字ブ
ロック。目の不自由な人たちにとって、当たり前に社会生活を送り、町中を安全
に自由に歩き回るには無くてはならないこの点字ブロックは、1967年3月18日に
岡山市中区の原尾島付近の交差点に全国で初めて設置された。



 しかし当時は「障害者への理解が乏しく、その普及は遅々として進まず、資金集
めに奔走する日々が続いた」そうだ。
「やがて人権意識の向上と共に交通事故から障害者を守ろうと言う声が広まり、点
字ブロックの有効性が認められ、徐々に敷設されるようになりました。」(碑文より)



 今や日本国内に止まらず世界中に普及しているこの点字ブロックは、ここ岡山市
で考案されている。昭和36年ころ、市内に住む自営業の三宅精一さんがある日交
差点で、白い杖を持った目の不自由な人が危なげに車の往来する車道を横断する
姿を目にしたのがそのきっかけだそうだ。





 コンクリートブロックの表面に突起物を配列させものを作り、当地の旧国道2号線
の横断歩道上に230枚敷設した。これが日本初、世界初の出来事であったと言う。
その後徐々に普及が進み鉄道関係では昭和45年に旧国鉄が大阪の安孫子町駅
のプラットホームに敷設したのがその第一号と言われている。



 こんなことから3月18日は「点字ブロックの日」に定められている。
今年その制定6周年を迎えた発祥の地「岡山」では、啓発のチラシ配りや、「点字ブ
ロックを守ろうコンサート」など様々なイベントを催し啓発活動が行われた。(続)

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