簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

国立天文台(JR乗り潰し・山陽本線)

2016-05-06 | Weblog


 「かもがた町屋公園」から更に北へ8キロ。
曲がりくねった急勾配の山道を登った竹林寺山(標高372m)の山頂付近にある天
体物理観測所には、プラネタリウムを備えた岡山天文博物館が併設されている。



 ここには展示室や太陽観測室が有り、条件さえ良ければ、太陽黒点などを観測
することが出来る。また国内最大級の巨大な望遠鏡も公開されていて、ガラス越し
ながら何時でも目の当たりにすることが出来る。
年に何回かは特別公開され、この望遠鏡による特別観望も行われている。



 天体の観測には「晴れの日が多く」、町明かりの反映がない「暗い空」が、そして
「大気が安定している」事が大切だと言う。
これらの条件を満たす旧鴨方町に、東京大学東京天文台の付属施設として岡山
天体物理観測所が出来たのは昭和35年のことであった。



 当時設置された望遠鏡の鏡の大きさは188cmと言うもので、東洋一の大きさを
誇っていた。今でもこれは現役で活躍していて国内でも最大級である。

 そんな観測所では今、アジア最大級を誇る口径3.3mの光学赤外線反射望遠鏡
を収容する天文台の建設工事が始まり、2017年度の完成を目指すと言う。


 
 これは京都大学や国立天文台などの共同プロジェクトで、国立天文台に隣接し
た標高340mの高台に建設される。観測環境の良さに着目してのことだそうだ。



 これを受けて浅口市は、「天文のまち」としてのPR事業を立ち上げ、展示品の改
善や東京スカイツリーでのPR活動を始め、新たな土産物の開発も始まった。

 ここからは瀬戸内海の眺望も素晴らしく、新たな名所・観光地として期待は高まっ
ているが、ここに至る公共交通は何年か前に廃止されたままで、アクセスはどうなる
のか、こちらも注目されるところだ。(続)

  デスティネーションキャンペーン
 晴れの国 おかやま 観光情報はこちら
     表紙の写真も更新しました


   

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする