簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

福力荒神社大祭 (JR乗り潰し・姫新線)

2018-02-09 | Weblog
 単式ホーム一面一線、駅らしい建屋も何もない、小さな、小さな
無人駅・美作大崎のホームが、この日ばかりは多くの善男善女で溢
れ返り、たった一両でやってくるジーゼルカーが満員になる。
そのため、当日は臨時電車が出るほどだ。
毎年旧正月の1日から3日にかけて開かれるのが、津山市福力にある
福力荒神社の大祭で、その最寄り駅となるのがここ美作大崎だ。



 普段は何もない静かな里のその様相が、祭りの日には一変する。
駅前から続く余り広くもない参道の両側には、祭り縁日には欠かせない
露店がぎっしりと立ち並び、訪れる人々を、マムシ除けと安産にご利益
が有ると言う御本殿に導いていく。





 たこ焼きやイカ焼き、たい焼きなどの定番から、乾物、海産加工品、
植木や草花、刃物類から草刈り機や農機具、果てはマムシ除けの砂か
ら墓石まであらゆる露店が立ち並び、その数200軒以上、西日本一とも
言われるほどの露店が参詣の人々を楽しませてくれる。
中にはお参りよりも、この露店が目当てと言う人もいるらしい。



 この三日間の大祭に訪れる人はその年の天候状態(冬は雨雪の多い
寒い土地柄)にもよるらしいが、10万人以上と言う。
ご当地津山の人口がおよそ10万と言うから、それを上回る人々がこの
三日間に県の内外から訪れることに成る。



 今年も2月16日~18日の三日間の開催が予定されている。 
当日は地元の小学生が巫女として神社に詰め、校庭も臨時の駐車場と
なることなどから、この三日間は休校になると言い、地元にとっても、
町を挙げての一大イベントであるようだ。(続)





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