2016年12月24日 愛媛県
卯之町 重要伝統的建造物群保存地区
愛媛県西予市宇和町卯之町
江戸中期から昭和初期の商家が立ち並ぶ。白壁、うだつ、半蔀(はじとみ)、出格子など伝統的な建築様式が残る町並み。幕藩時代には宇和島藩の在郷町として栄えた。
▲開明学校
▲申義堂
▲宇和民具館
▲光教寺
▼末光家住宅
「末光家住宅」は明和7年(1770年)に建てられた造り酒屋で、明治28年(1895)に改築されてはいるものの大半は建築時の姿を残しています。さらに建築当時の様子を再現するために2005年に2年もの歳月をかけて修復を終え、一般公開されるようになりました。
▼大正時代からたたずむ古民家
▲江戸時代末期の建築 「池田屋」
▼鳥居門
天保5年(1834)、庄屋鳥居半兵衛が建てたもので、ケヤキをおしげもなくつかっている。門扉には鉄鋲を打ち、そりのある屋根には高々とした大きな鬼瓦があるいかめしい門。庄屋には身分不相応な造りとし、宇和島藩からおとがめがあったというエピソードもある。高野長英が逃亡中に二宮敬作を頼って卯之町へきたとき、この大門脇にある隠れ部屋で身を潜めたともいわれている。
▼高野長英の隠家
蛮社の獄で投獄され、牢の火災で脱獄した高野長英は、嘉永2年(1849)、卯之町に潜んだ。中町の一本裏の路地を入ったところにある隠れ家がそれ。ここはシーボルトの塾で同窓だった蘭方医・二宮敬作宅の離れ。今は平屋だが、以前は2階建てで、高野長英が隠れていた2階部分のみを地上に保存したもの。 るるぶ
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