2017年7月1日 長野県
海野宿2017 重要伝統的建造物群保存地区
長野県東御市本海野
海野宿は寛永2年(1625)に北国街道の宿駅として開設されました。北国街道は、中山道と北陸道を結ぶ重要な街道でした。佐渡で採れた金の輸送、北陸の諸大名の参勤交代のほか、江戸との交通も頻繁で善光寺への参詣客も多くありました。寛保2年の大洪水によって隣接する田中宿が被害を受け、本陣が海野宿へ移されてからは、伝馬屋敷59軒、旅籠23軒と、たいへんな賑わいを呈していました。明治に入り宿場機能が失われてからは、養蚕の村へと移り変わりました。海野宿は伝統的な家並みが現在まで保存されていることから、昭和61年には「日本の道百選」に、62年には「重要伝統的建造物群保存地区」に選定を受けています。 東御市観光協会
▼海野宿資料館
江戸時代の寛政年間(1790年頃)に建てられた建物がそのまま資料館に。旅籠屋造りと明治以降の養蚕農家の特徴を兼ね備えている点で海野宿特有の建物です。海野宿の風土・歴史・資料が展示されています。
▲移築された小屋根
本陣跡
▼白鳥神社
白鳥神社は、日本武尊の伝説を縁起とする神社で、信州は北国街道の宿場「海野宿」(現在の長野県東御市本海野)の産土神社でもあると共に、海野氏、また真田幸村で有名な、真田氏の氏神として祀られた歴史のある神社です。
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