2018年1月29日【犬山2018】 愛知県
有楽苑
愛知県犬山市御門先
犬山城の東にある庭園・有楽苑には、国宝茶室如庵、重要文化財旧正伝院書院、古図により復元された茶室元庵、新しく建てられた茶室弘庵などがあり、静かなたたずまいをみせています。如庵は、茶の湯の創世期に尾張の国が生んだ大茶匠・織田有楽斎が建てた茶室で、昭和11年に国宝の指定をうけた茶道文化史上貴重な遺構です。
▼岩栖門
▼旧正伝院書院 重要文化財
旧正伝院書院は、織田有楽が建仁寺の塔頭正伝院を再興し、隠居所として建築したもので、昭和47年(1972)に如庵とともに現在地に移された。 建物は、三方に縁をめぐらし、南面に細長い沓脱石を据え、主室の前に簡素な手摺をつけ、室と縁の境には腰高障子と舞良戸を立てる。屋根は入母屋造で、銅板葺としている。
▼唐門
▼含翠門
▼弘庵で抹茶タイム 内部撮影禁止
▼国宝茶室如庵
信長の実弟である有楽齋の遺構で「国宝三名席」のひとつ。普段から内部をご覧いただける唯一の国宝茶室で古暦を腰貼りにした暦貼り、竹を詰め打ちにした有楽窓、躙り口など随所に独創的な工夫が凝らされています。
▼元庵
有楽斎が大阪・天満に構えた茶室を古図にもとづいて復元。三畳台目の茶室内部は奥に深い間取りで、亭主床と呼ばれる床構えになっていいます。
cosmophantom