2018年11月10日 【チャシ跡群(根室・釧路)を巡る】 北海道
チャシ跡群(100名城)①・根室半島チャシ跡群
北海道根室市花咲港
「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味し、砦、祭祀の場、見張り場など多目的な用途で使われていたとされます。 北海道内でチャシ跡は500ヶ所ほど確認されており、根室市内には32ヶ所のチャシ跡が残り、うち24ヶ所は「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に指定されています。また、平成19年には日本城郭協会が定める日本100名城のひとつ(お城番号1番)として選定されました。根室市内のチャシ跡が築かれた正確な年代は不明ですが16~18世紀頃とされています。
根室市内のチャシ跡は、海を臨む崖上に、半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」(めんがいしき)のチャシ跡が多く、濠を組み合わせた大規模なものが多いことで知られています。
現在、見学先として整備されているのはノツカマフ1号・2号チャシ跡とヲンネモトチャシ跡の2ヶ所です。
▼ノツカマフ1号・2号チャシ跡
▼雨中の中、ノツカマフ1号・2号チャシ跡へ
▼ノツカマフ1号チャシ跡
半円形の壕が見て取れる。工作物の遺構はない
ノツカマフ2号チャシ跡へ
▼ノツカマフ2号チャシ跡
ヲンネモトチャシ跡へバス移動
▲温根元野鳥監査舎
▼ヲンネモトチャシ跡
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