実家で福寿草がたくさん咲き始めたというので見てきました。
我が家のフクジュソウもそうですが、この花が咲きだすと亡き父を思い出します。母も同じ気持ちなのでしょう。毎年暮れになると、松竹梅の盆栽の寄せ植を作ってくれたものでした。松竹梅の他に、南天と福寿草が植えてあって、苔を貼り、窪地には池に見立てた白い石が敷いてありました。亀や鶴のミニチュアが置いてあって小さかった子ども達が喜んだものでした。一家の幸せを願うささやかな寄せ植え、そのありがたみが今ごろわかってきたように思います。
その時使った福寿草を、毎年庭の片隅に植えておいたものが、季節になると咲いてきます。今年は遅いようですね。
その福寿草を見ていると、柿の木に刺したミカンを食べにメジロ夫婦が来ました。余談・・・母も鳥のためにミカンを庭木に差しておくのが趣味ですが、先日そのミカンを食べに来たヒヨドリを、庭に放していた甲斐犬がつかまえてきた、とのこと。捕まる鳥もどうかとおもいますが、甲斐犬の狩猟能力の高さも驚きですね。この犬は、捕った獲物を見てくれ見てくれと自慢そうに持って来て困らせるとのこと。それ以後、みかんは塀の外の木に刺しているそうです。
3月3日散歩の人がさっきウグイスを聞いたと話してくれました。そして今朝、5日、あたりに響くウグイスの声を私も聞くことができました。姿をとらえることが、いつの日かできるかもしれません。