SUNROOM

アフターガーデニング愛好家ミセスサニーの、花飾りブログ

「頭島」観察会

2011年02月03日 | 野歩き

1/30(日)、自然観察会に参加しました。真冬のこの時期に、誰が行くのか以前から不思議だったのですが、自然観察好きが50名ほど(!)、風に吹かれながら3時間の散策を楽しみました。

頭島は、瀬戸内海の日生諸島にある島のひとつです。日生港から船で15分ほど。隣の鹿久居島とは5年前に橋で結ばれました。

 

周囲4キロの島には、民宿がたくさんあります。水が出たことから江戸時代に人が住むようになったそうです。島の畑には、肥料としてヒトデがまいてありました!

 

海岸の岩肌には、テリハノイバラが這っていました。

 

テリハだけれど・・・托葉が~?というものも混じっていました。紅葉がきれいです。

 

道の脇にはもちろんふつうのノイバラ。

 

センニンソウがたくさんありました。

 

本日の目玉(?)、ノシラン。ジャノヒゲよりずっと大きい実がついていました。

 

日生で見た、ハマナツメ(クロウメモドキ科)。。。

もうひとつ覚えたのは、ラカンマキという名前です。イヌマキの葉の小さいタイプのことだそうです。庭木になっていて通称「マキ」、と呼ばれているものが「ラカンマキ」だそうです。勉強になりました。

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ツマグロキチョウ

2011年02月03日 | 生きもの

掃除していたわけではなく、タカサゴユリの芽の写真を撮ろうとして、あたりの落ち葉を少しよけたところ・・・・

 

落ち葉を動かした時、はたはたと、羽ばたく動きが見えました。冬越ししていたキチョウの邪魔をしたようです。こんな落ち葉の下で、しかもこんなにボロボロになって冬越しして、春まで生き残れるのでしょうか・・・・(1/21)

心配しながらも、写真を撮ったまま放置して忘れていました。

ところがこのチヨウ、キタキチョウ(この当たりで見るキチョウはキタキチョウと呼ぶのが正式だそうです)ではなく、ツマグロキチョウなんだそうです。環境省のレッドデータリスト絶滅危惧Ⅱ類、岡山県では留意種、特に県南では珍しいとのこと。偶然撮った写真を、キチョウの話題の時に自然史博物館のメーリングリストに載せて見てもらって判明。教えてもらう機会が偶然あったからわかったものの、世の中には、見過ごされている動植物は意外に多いのかもしれないと思ったのでした。(後ろ羽根の裏に見えている斜めの線、そして前羽の形が特徴だそうです)

この蝶の食草は在来のカワラケツメイか、外来種のアレチケツメイだけ。どこかでまたお目にかかる機会があるかもしれません。楽しみ楽しみ。

・・・・

「珍しいチヨウがいることがわかって、それが一体何の役に立つのか?」(ミスターS)・・・・目の前の役に立つことに価値を置く人のおかげで、落ち葉の下の蝶にロマンを感じさせていただいています。

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